2019年夏の全国高校野球甲子園大会も8月18日の日曜日、大会12日の準々決勝が行われベスト4が決定しました。
準々決勝の結果は、
- 第1試合 明石商業7対6八戸学院光星
- 第2試合 中京学院大中京6対3作新学院
- 第3試合 星稜17対1仙台育英
- 第4試合 履正社7対3関東一
となりました。準々決勝目前の予想では、第2試合で作新学院がやや有利としておりここを外しましたが、第2試合以外は予想通りの結果となりました。まあ多くの方はこの第2試合以外は予想通りだったのではないのでしょうか?
さていよいよ準決勝ですが、準決勝のカードは明日19日の休養日をはさんで20日の火曜日に2試合が行われる予定です。
準決勝のカード(大会第13日)は
- 第1試合9:00 履正社対明石商業
- 第2試合11:30 中京学院大中京対星稜
に決まっています。本日の4試合の経過を含めこの2試合を引き続き勝手に予想します!
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準決勝のポイントは?
2019年夏の全国高校野球甲子園大会もいよいよ準決勝です。もうここまでくるとずばり本命といっても4校しかありません。
カード別に勝敗のポイントについてこれまた勝手に解説したいと思います。
明石商業対履正社
まず明石商業は準々決勝で中森投手を先発させず、終盤7回途中からの約2イニングのみの登板となりました。履正社は準々決勝でエース左腕清水投手が9イニングを完投しています。
まず投手起用ですが、休養日1日を挟んで準決勝には誰が先発するのかがカギを握ります。
今日の中森投手は150㎞を超える直球を何球か交えており、3回戦も登板を回避しているからか体調は万全のように見えました。一方清水投手は3回戦の高岡商業戦でも6イニングを投げており中1日で疲労がどれだけ抜けるかがポイントです。
清水投手は2回戦の津田学園戦でも9回を完投しています。ここまでの疲労度は相当なはずです。準決勝の先発がそもそもできるのかという不安もあります。
明石商業は中森投手を先発させる可能性が濃厚です。履正社打線は相変わらず強力で破壊力十分ですが、中森投手の余力からすると履正社打線も相当手こずると思います。
かたや明石商業も打線は1番から9番までむらなく安打が打てます。清水投手の疲労度次第では、序盤にビッグイニングを作る打力もあります。
しかし明石商業が決勝戦を見据え中森投手を温存、今日先発した杉戸投手を引き続き先発するような起用があれば履正社がビッグイニングを作る可能性があります。
履正社が勝つならば、中森投手が先発を回避したときの先発投手から早めに得点を重ねることが重要となりそうです。
逆に明石商業は中森投手で序盤を無失点におさえ、先取点、中押し、ダメ押しという理想的な攻撃ができれば勝機は一気に上がりそうです。
しかし予想通りに行かないのが高校野球です。中森投手が先発しても立ち上がりに履正社が3点くらい先制するようなことも考えられます。この場合は、履正社が一気に勝ち抜くこともあるでしょう。
やはり明石商業は中森投手あっての明石商業だと思います。オーソドックスに正攻法で行くのが明石商業が勝利するためのポイントではないでしょうか?
相変わらず予想は困難ですが、明石商業が有利ではないかと予想します。
星稜対中京学院大中京
このカードは奥川投手が登板するのかしないのかで結果も変わってくると思います。まず本日の試合を振り返ってみたいと思います。
まず第2試合の中京学院大中京対作新学院戦は、初回に作新学院が3ランホームランで先制、よもやのワンサイドになるのかと不安がよぎりましたが、不後投手、元投手、赤塚投手が後続をおさえこの3失点のみとしました。
一方、中京学院大中京打線は6回まで作新学院の先発林投手の前に打線が沈黙、積極的に打ちに行くも外野フライが多くこのままずるずる行くのではと思いました。
しかし7回裏、県予選から2回戦、3回戦まで続けてビッグイニングとなっていたこの回、この日はビッグイニングとまではなりませんでしたが2点を返し、8回裏に満塁ホームランで一気に逆転して勝利をおさめました。
中京学院大中京の勝利もありえるとは思いましたが、終盤でひっくり返すタフさがあるとは思いませんでした(中京学院大中京の関係者の方すみません)。
一方星稜は予想通り奥川投手は登板を回避、打線も序盤に満塁ホームランなどで8点リード、余裕しゃくしゃくの試合運びとなり、終わってみれば仙台育英相手に17対1というまさかの大差での勝利となりました。
攻撃面では4本塁打を含む22安打と課題と言われていた打線が爆発、奥川投手の登板回避もでき控え選手も経験を積ませることができるなどゲーム展開としては最高の結果となりました。
そして準決勝の相手は、決勝を見据えるならば奥川投手の先発完投を避けることができる相手が理想だったと思います。そういう点で打線が強力な履正社と得点しづらい中森投手擁する明石商業は避けて中京学院大中京との対戦となったのは籤運にも恵まれたと思います。
が、中京学院大中京ならば勝てるという保証はどこにもありません。というよりも奥川投手をなるべく温存しようという考えがあるならば、序盤に中京学院大中京に先制されそのままずるずる敗戦ということも十分あり得ます。
荻原、寺沢などの投手陣も豊富な星稜ですので、これらの投手が先発しゲームを作った後、終盤に強い中京学院大中京打線を抑えるために奥川投手がリリーフという展開も考えられます。
しかし優位に試合運びするならやはりオーソドックスに奥川投手を先発、打線も何とか不後、元投手から先制、中押しを決めて、中京学院大中京に反撃の糸口を与えないくらいの展開が理想ではないでしょうか。
星稜が序盤から追いかける展開となれば、中京学院大中京打線が後半一気に突き放すことも考えられます。
また星稜打線も一見活発のようにみえますが、打線爆発の後の試合で不後投手の投球に強振して空回りということがあれば思わぬ接戦で中京学院大中京に敗北となりかねません。
奥川投手が先発して序盤に試合を決めることができれば星稜が有利と見ます。
まとめ
2019夏の高校野球甲子園大会も準決勝まで来ました。ここまでの戦いぶりをみてずばり本命は明石商業、星稜と見ます。そして奥川投手が万全ならば星稜が優勝するのではないでしょうか?
すでに当初の予想から大きくそれてしまいましたが、奥川投手、中森投手の起用次第というのが結論です。
しかし履正社が決勝に進んだ場合は、センバツで星稜に負けた雪辱という要素も絡み、星稜も一筋縄に行かないのではないのでしょうか?
毎回のことですが、予想は全く分かりません。少なくともこの4校から優勝校がでることだけは確実ですし、どこが優勝してもおかしくはありません。
その中で勝手に予想していますが、最後はどういう展開になるのか楽しみたいと思います。球児の皆さんにも最後までケガ無く悔いなく全てを出し切っていただきたいです。