高校野球

2019年甲子園大会の閉会式の講評を予想!生観戦して感じたこと!

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晴天の甲子園

さていよいよ楽しかった2019夏の甲子園も準決勝、決勝を残すのみとなりました。夏の甲子園がこのまま毎日永遠に続いてくれればいいのにと思うのは僕だけでしょうか?

もちろん永遠に続くことはありえないですし、終わりがあるから毎年の夏の甲子園のはかなさがあるのかもしれません。

このはかなさを際立たせるのが「閉会式」です。決勝戦が終了した後に決勝で戦った両校が行進、1塁から3塁のライン上に整列して行われる閉会式は、両校への賞賛とともに大会の終わりを告げるセレモニーです。

速い地区では6月下旬から開催される地方大会から2か月近くに及ぶ夏の選手権大会が、優勝校を決していよいよ最後を迎えることになります。

高校野球ファンからすればもう寂しいことこの上ない閉会式ですが、大会期間の約2週間を振り返って行われる講評、高野連会長が閉会式で述べるこの講評を聞いて大会の終わりを感じる方も多いと思います。

この講評は、甲子園大会を通じて賞賛する試合やチームを述べて最後に優勝、準優勝校を称えるのが恒例となっています。2019年夏の大会ではどんな講評がされるのか一足早く予想してみます!

甲子園の閉会式とは?

まずそもそも閉会式とはいつ行われるのか?ということですが、これは当たり前ですが決勝戦終了直後に行われます。地方大会でも同じですが、決勝戦の後に優勝校、準優勝校へメダルの授与と優勝旗の授与が行われます。

開会式は参加校全てが参加して入場行進、選手宣誓などを行いますが、閉会式では残っているのは決勝戦の2チームだけです。この2校への表彰と大会を締めくくるのが閉会式です。

この閉会式では、表彰とともに大会主催者である朝日新聞社社長と高野連会長の挨拶があります。特に高野連会長の挨拶は大会講評という恒例のセレモニーがあり、多くの高校野球ファンが耳を傾けて聞いています。

この講評は大会を通じて特徴的な試合やシーンを述べるというものですが、様々な要素が凝縮されています。

2019年夏の甲子園大会でどんな講評がされるのか?まだ閉会式は先ですが、今大会を生観戦してみて閉会式を前に今回の講評を予想してみました。

初出場は3校

まず今大会の特徴として初出場校は3校とかなり少ない校数となりました。これは大会の歴史が101回目となることを考えれば、年々初出場校が自然と少なくなるのは仕方ないとは思います。

それでも未だに初出場校が存在するのは各地方大会の激戦化によるところが大きいと思います。まして今回は激戦区愛知県から初出場校が出たことがかなり印象的でした。

閉会式での講評では間違いなく初出場校に触れます。初出場校は今回3校でしたが、愛知代表誉、長野代表飯山と初戦は大量失点で敗退、宮崎代表の冨島高校も含め3校とも初戦敗退でしたので、今回は間違いなく講評で触れると思います。

接戦の多さと試合時間の長さ

今回の大会で印象深かったのは、接戦の多さです。それも終盤で追いつくようなケースが目立ちました。初回など序盤で先制するも中盤でビッグイニングを作られ逆転されるケースも多かったように思います。

それに加え、延長戦も多く1日4試合日では第4試合がナイターに突入するなるケースも多くありました。

これは各チームとも打撃が強くなってきたこととともに1試合を完投する投手が減ってきたため継投が多いのが要因だと思います。

投手戦となれば接戦となっても試合進行時間は早くなるものですが、そこそこの点の取り合いとなると攻撃にかかる時間も増えるので試合時間が長引く傾向にあります。

今大会での完封ゲームは3試合でした。そのうち1対0の試合が2試合、投手戦といわれるようなロースコアでの1,2点差のゲームもあまりありませんでした。

一方で1点差ゲームは結構ありましたが、投手戦ではなく打撃戦の結果の1点差ゲームだったので試合時間も長引くことが多かったように思います。

悪送球の多さと1塁手の守備

今大会を通じて最も目立ったのが内野手の悪送球の多さです。打球を捕るのは上手いのですが、そこから1塁へ送球する際に悪送球となるケースが目立ちました。

さらに悪送球と言っても1塁からややそれるケースやワンバウンドするケースが目立ちましたが、ことごとく1塁手が後ろにそらすプレイが多く感じました。

記録上内野手の悪送球によるエラーとなったものはかなり多かったように思いますが、半分くらいは1塁手がさばけばエラーにならなかったものも多かったと思います。

加えて1、2塁間の打球を1塁手が正面に入ったもののはじいてしまい、結果ヒットとなるケースも多くありました。打撃が優先されることが多い1塁手ですが、このあたりの守備力は勝ち進むためには必要ではないでしょうか?

おそらく閉会式の講評でもここには苦言を呈すると思います。

サイクルヒットや本塁打数記録など打力の向上

今大会では、敦賀気比高校の杉田選手が2回戦の国学院久我山戦で史上6人目のサイクルヒットを達成しました。この記録に象徴されるように今大会は各校の打撃力が注目される大会ではなかったでしょうか?

その象徴として終盤の同点、逆転劇が多かったように思います。これは暑さによる投手陣の消耗度の裏返しでもありますが、本塁打数もこの準々決勝まで46本飛び出しました。

2年前の第99回大会は中村奨成選手の1大会6本塁打など大会通算最多の68本、また昨年の第100回記念大会は55試合あったものの通算51本と量産傾向にある中、今大会の46本塁打もここまで45試合で1試合1本を上回るペースです。

履正社の1回戦霞ケ浦戦の1試合5本塁打や智辯和歌山の2回戦明徳義塾戦の1イニング3本塁打など大会タイ記録も生まれました。

年々高校野球の打力が向上している象徴としてこういった試合も取り上げられるのではないかと思います。

まとめ

2019年夏の高校野球甲子園大会は準決勝以降残り3試合となりました。ここまでの大会を通じて閉会式の講評でどんなことに触れられるのか勝手に予想してみました。

今大会の特徴として

  • 初出場校が3校
  • 試合時間の長時間化、ナイターの多さ
  • 1塁への悪送球
  • サイクルヒット、本塁打数など打力の向上

が挙げられると思います。これらについて閉会式の講評で触れられるのではないかと予想します。残り3試合でどんなドラマが生まれるかわかりませんが、この3試合についても触れられることでしょう。

残り3試合にも熱い戦いを期待したいですね。

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