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高校野球日本代表U18の歴代成績や試合結果は?優勝がないってホント?

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2019年高校野球も夏の甲子園が終了し、日本代表U18が8月30日から韓国で開催される第29回U18ベースボールワールドカップに参加しました。今年は奇数年で隔年で開催されるワールドカップの開催年。

オープニングラウンドは、グループAとグループBに分かれて予選リーグを行います。日本代表はグループBに振り分けられスペイン、南アフリカ、アメリカ、チャイニーズ・タイペイ、パナマと対戦、この予選上位3チームが決勝ラウンドへ進出、上位2位チームによる決勝戦が行われます。

2006年から開催されているプロ野球選手を代表選手としたワールドベースボールクラシックでは、日本代表は第1回、第2回と連覇、第3回、第4回はベスト4と日本の野球の強さを全世界に誇示しています。

しかし高校野球の日本代表は、意外にも29回も開催されているこのU18ワールドカップでの優勝経験がありません。これには特別な事情も絡んでおり、高校日本代表が同大会に参加するのは今回が9回目です。

優勝経験がなかった背景と日本代表の歴代成績や試合結果について見てきましょう!

U18日本代表に優勝経験がない意外な背景とは?

1981年にAAA世界選手権として第1回の世界大会が開催され、U18世界選手権、U18ワールドカップと名称を変えて現在に至ります。今回は29回大会ですが、日本代表は過去8回しか参加しておらず、今回が9回目となります。

これはこの世界選手権の開催時期が夏の甲子園大会と重なっていたため長らく高校野球の日本代表として参加することができなかったためです。1982年に開催された第2回は東都大学野球連盟の1、2年選抜選手が参加し準優勝を果たしました。また1999年は沖縄県の選抜選手が参加しています。

同大会に甲子園出場選手を含めた日本代表として出場したのは、2004年の第21回大会が初です。この時は東北高校のダルビッシュ投手を擁して準優勝でしたが、2006年は不参加、2008年、2010年は前年のAAAアジア野球選手権大会で3位以下のため同大会への出場権が得られませんでした。

2008年、2010年はそれぞれ前年のAAA大会に参加したのが、2007年は社会人・専門学校生、2009年は予選敗退校の高校生による代表で、実質フルメンバーの高校日本代表として出場したのは過去5回、今回で6回目となります。

2012年以降は、WBSC(世界野球ソフトボール連盟、当時IBAF)が日本が参加できるよう9月開催に調整したため毎回参加することが可能となりました。しかし2012年以降甲子園出場選手を含む日本代表として参加してからも5回ありますが、優勝できていません。

この一番の要因は、同大会のルールにより「木製バット」使用となっていることが挙げられます。ご存じのように高校野球は金属バットを使用するのが主流ですから、不慣れで飛ばない木製バットによる打力の低下は少なからず影響を与えるでしょう。もっとも現在は普段の練習から木製バットで練習する選手も増えてきているのである程度は対応できつつあるようです。

もう一つは、やはり甲子園の大会が終了して休む間もなく代表選手が召集され、約1週間後には大会が開催されるため調整に困難することもあるでしょう。選手個々も予選敗退したチームと直前まで甲子園でプレイした選手とでは仕上がりも異なるでしょう。

また代表として壮行試合も行いますが、日程的に1~2試合がやっとの状況ですのでチームとしての戦い方を見極める時間もありません。春先の合宿などである程度は把握しているとは思いますが、ぶっつけ本番に近いので予選を戦いながら見極めていくことになります。

優勝するためにはやや条件が不利な側面もありますが、歴代の大会の成績はどうだったのでしょうか?

U18高校日本代表の歴代成績、試合結果は?

U18高校日本代表としてフルメンバーで参加したのは2004年が最初ですが、その後は2012年、2013年、2015年、2017年、2019年の過去6回です。2008年、2010年は前年のAAAアジア選手権にフルメンバーで参加していないため出場権を得られませんでした。

では過去の6回の成績はどうだったのでしょうか?

【過去6回の成績】

大会名開催年日本代表の成績優勝国開催国
AAA2004年準優勝キューバ台湾
2012年6位アメリカ韓国
18U W杯2013年準優勝アメリカ台湾
U-18 W杯2015年準優勝アメリカ日本
2017年3位アメリカカナダ
2019年5位台湾韓国
  • 2004年日本代表主なメンバーと戦績

投手陣はダルビッシュ有投手(東北)、涌井秀章投手(横浜)、福井優也投手(済美)、野手陣は石川雄洋内野手(横浜)、鵜久森淳志外野手(済美)など。

予選リーグは日本はアメリカ、台湾などを抑え1位通過。決勝トーナメントでは、雨天による順延の影響で予選各組上位による決勝となり、日本は決勝戦でキューバに4-0で敗戦し準優勝となりました。

  • 2012年日本代表主なメンバーと戦績

投手陣は藤浪晋太郎投手(大阪桐蔭)、大谷翔平投手(花巻東)、濱田達郎投手(愛工大名電)、野手陣は田村龍弘捕手、北条史也内野手(いずれも光星学院)、森友哉捕手(大阪桐蔭)など。

予選リーグは日本はカナダに敗戦し2位通過。第2ラウンドでもアメリカ、カナダに敗戦の5位、順位決定戦では韓国に敗戦し最終順位は6位でした。

  • 2013年日本代表主なメンバーと戦績

投手陣は高橋光成投手(前橋育英)、安楽智大投手(済美)、松井裕樹投手(桐光学園)、野手陣は森友哉捕手(大阪桐蔭)、上林誠知外野手(仙台育英)、園部聡内野手(聖光学院)など。

第1ラウンドでは日本は台湾、ベネズエラを抑え全勝の1位通過。第2ラウンドではアメリカに敗戦し2位で通過、決勝戦でもアメリカに2-3で敗退し準優勝となりました。

  • 2015年日本代表主なメンバーと戦績

投手陣は小笠原慎之介投手(東海大相模)、佐藤世那投手(仙台育英)、高橋純平投手(県岐阜商)、野手陣はオコエ瑠偉外野手(関東一)、平沢大河内野手(仙台育英)、清宮幸太郎内野手(早稲田実)など。

ファーストラウンドでは日本はアメリカ、オーストラリアなどを抑え全勝の1位通過。スーパーラウンドでもアメリカ、韓国、キューバなど5チームを相手に全勝、しかしファイナルラウンドの決勝戦ではアメリカに1-2と惜敗し準優勝に終わりました。

  • 2017年日本代表主なメンバーと戦績

投手陣は清水達也投手(花咲徳栄)、徳山壮磨投手(大阪桐蔭)、櫻井周斗投手(日大三)、野手陣は中村奨成捕手(広陵)、清宮幸太郎内野手(早稲田実)、安田尚憲内野手(履正社)、藤原恭大外野手(大阪桐蔭)、小園海斗内野手(報徳学園)など。

オープニングラウンドでは日本はアメリカに敗戦し、キューバには勝つものの2位通過。スーパーラウンドではアメリカ、韓国、カナダに敗戦し4位通過、3位決定戦でカナダに8-1で勝利し3位となりました。

  • 2019年日本代表主なメンバーと戦績

投手陣は佐々木朗希投手(大船渡)、奥川恭伸投手(星稜)の2大エースを擁し、野手陣は石川昴弥内野手(東邦)、遠藤成内野手(東海大相模)、武岡龍世(八戸学院光星)など。

オープニングラウンドでアメリカに大勝するも台湾戦は5回雨天コールドで敗退しました。スーパーラウンドでも韓国にタイブレークでサヨナラ負け、結局5位に終わりました。

関連記事:高校野球日本代表U18スーパーラウンドで敗退、敗因の3つのポイント

関連記事:高校野球日本代表U18のWエースはいつ投げるのか?優勝するための今後の試合展開を予想してみました!

ここまで過去の6大会を見てきましたが、2012年は大谷翔平投手をはじめ豪華なメンバーだったにもかかわらず6位だったというのが意外です。2012年以外の代表メンバーもそうそうたる顔ぶれです。

やはり最後はアメリカが立ちふさがり、予選で勝っても決勝戦では敗退することもありました。アメリカは2012年から2017年まで4連覇を果たしています。2019年はオープニングラウンドでアメリカ相手に16-7と大勝しましたが、台湾、韓国のアジア勢に接戦負けしました。

なお歴代の優勝回数はキューバが最多の11回、アメリカが9回、韓国が5回と続きます。フルメンバーの日本代表としての出場が実質6回とはいえ、優勝が1回もないのは悔しいですね。

まとめ

高校野球日本代表U18が出場する第29回ワールドカップも終わりました。今大会を含め日本代表の優勝が1回もないのは意外ですが、その理由はこの世界大会が長らく夏の甲子園大会と重複していたため、フルメンバーでの高校日本代表が参加できなかったことが大きな理由です。

フルメンバーでの参加は過去6回ですが、それでも優勝がないのは木製バットへの対応や甲子園大会が終了してすぐの大会開催による調整の難しさが挙げられるでしょう。歴代成績や試合結果を見ても過去6回のうち準優勝が3回と決して優勝できない状況ではありません。

2021年こそ悲願の優勝を勝ち取ってほしいですね、まずは来年出場権を獲得することが先決ですが、全力で応援したいと思います!

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