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第93回選抜高校野球、甲子園観戦記!入場制限、感染防止対策の球場風景お伝えします!

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コロナ禍により2年ぶりに開催された2021年令和3年第93回選抜高校野球大会は、3月19日に開催。雨天により2週連続で日曜日の試合が中止というショックもありましたが、4月1日に東海大相模の優勝で幕を閉じました。

2年ぶりに観戦した春の甲子園大会は、入場者数の上限1万人という制限もあり観客もややまばらでしたが、非常に盛り上がりました!開会式の様子やまばらな観客の風景など観戦記を紹介したいと思います。是非ご覧ください!

開会式

開会式に参加した6校

コロナ禍による感染拡大の防止のため、密を避けるために開会式は簡素化、大会初日に試合をする神戸国際大付、北海、明徳義塾、仙台育英、健大高崎、下関国際の6校のみが参加して行われました。

例年のライトポール側から入場して3塁側まで球場内を半周する入場行進ではなく外野に整列した6校が内野まで前進するかたちがとられました。この間、この6校を除く参加26校が各校で収録した選手の行進映像がバックスクリーンの大型ビジョンに映し出されました。

開会式の冒頭には関係者、観客が一堂に起立するようアナウンスで促され、国歌斉唱が行われます。大会歌「今ありて」が流れるとこらえきれず思わず涙がにじみ出てしまうほど感動しました。長い長い冬が2年ぶりに明けたことを実感しました。

日本高野連会長八田英二氏、大会会長毎日新聞社社長丸山昌宏氏のあいさつも短めだったように思います。2年ぶりの開催への感慨、開催にこぎつけた大会関係者への感謝の言葉が並べられました。

選手宣誓は6校の主将がホームプレート前に整列し、大会前に抽選で当たりを引いた仙台育英高校の島貫丞主将が壇上から宣誓を行いました。東日本大震災の震災にあった地元宮城県の代表として震災から節目となる10年になることも触れ、2年分の甲子園に多くの思いを込めてプレーすると宣言しました。

入場制限のため観客もまばら、開会式の参加校数も6校のみとやや寂しさを感じつつも無事に開催できた喜びや簡素ながらも工夫が凝らされた大会関係者の尽力に2年ぶりの聖地での開会式は非常に感動的なものでした。

球場周辺

阪神甲子園駅からの甲子園球場

通常ならば第1試合の開催前には阪神電鉄の甲子園駅で電車を降りると球場まで人込みでごった返すのですが、今回は入場制限があった影響で阪神電車内の乗客も多くはなく、本当に今日試合あるのかな?というくらい落ち着いた感じでした。

駅から球場までも人出はそこそこあるものの通常開催時ほどの人混みもなく、当日券の販売もなかったためチケット売り場も閉鎖、販売待ちの行列も一切ないという密とは程遠い状況でした。

販売待ち用の案内看板周辺はいつもならば販売待ちの行列の方々が座り込んで待機していますが、今回は全くなし。今では町中のいろんなところで掲示されている感染対策の案内が甲子園球場でもいたるところで見られました。

閉鎖された入場券売り場

球場にたどり着くと球場周辺には球場に入場しようとする観客でごった返すこともなく、球場周りで記念撮影する人たちもいましたが、写真撮影や球場への入場もスムースにできました。

あの人混みが甲子園の一つの風物詩でもあるのですが、今回は入場制限の効果もありやや寂しさもありました。しかし1万人の入場制限とはいうものの密になることのない程度のそこそこの人混みは、あの球場独特の「お祭り」感を感じるには十分だったと思います。

グッズショップも閑散

グッズショップ前もいつもなら試合開始前からグッズを買い求めるお客さんたちの行列ができているのですが、人混みや行列もなく、閑散としていました。試合終了後でも多少出入口に人はいましたが、人混みというほどのものでもなかったように思います。

球場内

さて球場入り口には、体温を測るセンサーとアルコールが設置され、係員が体温をきちんと監視していました。僕が入場した時は体温センサーが感知しなかったらしく係員に呼び止められ、個別に体温センサーでチェックするほどの徹底ぶり、係員の皆様ご苦労様です!

球場スタンド内に入ると客席は一席開けての隔席、前後の列では重ならないよう交互にずれるように座席指定がされ、入場券は全席指定、密を避けることと感染者が発生した時に感染者が特定できるようなされた配慮でした。

アルプス席は学校関係者以外は入場できないようになっていて、飛沫のリスクを避けるためにブラスバンドも禁止。アルプス席は関係者のエリア以外は全て空席だったので、かなり閑散とした印象でした。

外野席も全席指定ですが、スタンド上段には基本的に観客をいれてなかったようで、外野席も閑散としていました。しかし一席おきの座席だったのでかなりゆったりできたという点では悪くないなとも思いましたが、やっぱり満席で観客の応援熱、野球熱が伝わる満員の甲子園が一番ですね~。

スタンド裏の売店も長い行列ができることはなくアルコール類も販売中止、トイレで並ぶこともあまりなく全体的にゆったりした感じがありました。喫煙室も入場制限でいつものようなぎゅうぎゅう詰めになることもなさそうでした。

座席ではマスク着用が義務付けられ、食事の時も会話を慎むよう促されていました。係員が巡回してマスクを外している観客にマスクの着用をお願いするほどで、着用座席には兵庫県のコロナ追跡アプリのQRコードが貼られるなど感染防止、対策には相当配慮していたように感じました。

試合開始前の記念撮影

1回戦の各試合の合間には次に試合を行うチームの記念撮影が行われていました。これはおそらく開会式に出場校全校が参加するときに行っているものではないかと思いますが、今回は開会式の簡素化により試合の合間に行っていたのではないでしょうか?

いつもは試合の合間に記念撮影はなかったように記憶しています。これもコロナ禍における特殊な大会運営だったと思います。

勝利校の校歌斉唱

試合終了後に行われる恒例の校歌斉唱も選手が間隔を空けて行っていました。試合中はベンチにいる選手、監督はマスクを着用、少しでも感染のリスクを抑えようという対策があらゆるところで施されていました。

コロナ禍における選抜大会ということで異例な景色があちこちにちりばめられていましたが、クラスターを発生させることもなく大会は無事に終了、観客の方々もマナーを守って全員で無事に大会を終えるためにできることを率先して行ったように思います。

観戦している間は寒すぎず日が出ているときは温かくて心地よい気候でした。例年なら花粉症対策でマスクをしている人も多いですが、今回は感染症対策で全ての観客がマスクをしているのももう見慣れた光景といったところでしょう。

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開催期間中は緊急事態宣言が解除されていたため、最低限のマナーを守りながら観戦できました。全国各地では春季大会が開催されていますが、大阪、兵庫などまん延防止等重点措置が適用されています。

夏の選手権大会はおそらくこのまま開催されるとは思いますが、無観客での開催という事態にもなりかねません。おそらく入場制限は続けられると思いますが、無事に開催してもらいたいと心から願うばかりです。

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まとめ

今回はコロナ禍による春夏の甲子園大会が中止となったため2年ぶりに開催された2021年第93回選抜高校野球大会の観戦記を作成しました。長い甲子園の歴史で異例な状況での大会開催、感動するとともに何らかのかたちで残しておきたいという思いもありました。

球場周辺、球場内での感染防止対策が十分に施されながら、3月19日から4月1日まで大会は無事に終了。大きな事故もなく終えたことは今後の大会運営にも大いに役立つのではないでしょうか?

まん延防止等重点措置により感染者数の抑制がはかられていますが、夏の大会は何とか無事に開催してほしいと思います。しかしやっぱり甲子園っていいですね!

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