2021年大学野球ナンバー1左腕の呼び声が高い投手が、なんと国立大学にいます。筑波大学の佐藤隼輔投手、早くも今秋のドラフト1位候補として注目を集めています。
国立大学出身のドラフト1位投手は1996年にオリックスから1位指名を受けた同じ筑波大学の杉本友投手が唯一で、もし1位指名されれば史上2人目の国立大学1位指名選手となります。
ドラフトの目玉、最速151㎞左腕の佐藤隼輔投手の身長、体重や出身校高校、高校時代の成績などプロフィール、経歴をまとめました、早速見てみましょう!
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筑波大学佐藤隼輔投手のプロフィール
国立大学といえば私立大学のような野球による推薦入学はなく他の受験生と同じように一般の入学試験を受ける必要があり、国立大学は一般受験生にも人気のある受験難関校であることが一般的です。
文武両道であることの証でもありますが、大学球界注目左腕佐藤隼輔投手とは一体どんな経歴なのでしょうか?
佐藤投手の経歴、身長、体重、出身校は?
佐藤投手のプロフィールと経歴については以下の通りです。
氏名 | 佐藤隼輔(さとうしゅんすけ) |
出身 | 山形県 |
生年月日 | 2000年1月3日 |
所属 | 筑波大学硬式野球部 |
投打 | 左投左打 |
身長 | 182㎝ |
体重 | 82㎏ |
最高球速 | 151㎞ |
球種 | スライダー、チェンジアップ |
小学生時代 | 仙台市立愛子小学校愛子スポーツ少年団、折立スパローズ |
中学生時代 | 仙台市立広瀬中学校軟式野球部 |
高校生時代 | 仙台市立仙台高校硬式野球部 |
佐藤隼輔投手は山形県出身ながら、宮城県で育ちました。仙台市立愛子小4年生時に愛子スポーツ少年団で軟式野球を始め、6年生時にリトルリーグの折立スパローズに入団、広瀬中学校1年生時にリトルリーグ全国選抜大会で優勝しています。
その後は広瀬中学の軟式野球部に所属、県選抜チーム入りも経験しています。高校は宮城県の公立高校強豪校、夏の選手権では1回の甲子園出場経験がある仙台市立仙台高校に入学します。
高校時には1年生の夏の大会から背番号18でベンチ入り、1年秋からはチーム主力投手となり2年生時の夏の大会ではチームをベスト16までけん引します。3年生時にはエースナンバーを背負い最後の夏の大会ではベスト8まで進出しました。
3年時の春季大会県大会2回戦では強豪仙台育英と対戦、0-7と敗戦しますが、この時のピッチングがプロ野球スカウトに評価され、本人もプロの世界を意識します。3年の夏は41回58奪三振、29回連続無失点の好成績をおさめましたが、プロ志望届は出さず筑波大学進学を決めました。
筑波大学では1年生秋から首都大学リーグに登板、チームの主戦として活躍しています。
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佐藤隼輔投手の大学時代の実績は?
佐藤隼輔投手が所属する筑波大学野球部は首都大学野球リーグの1部に属しています。1部には東海大、日本体育大、帝京大などの名門大学が属しプロ野球選手も多く輩出しています。
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筑波大学は国立大学では最多となるプロ野球選手8名を輩出、2020年時点では首都大学1部リーグの優勝4回、明治神宮野球大会でも優勝1回を誇る国公立大学の最高峰の野球強豪大学です。
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そんな強豪校で1年時から登板している佐藤投手ですが、3年生の秋時点で22試合に登板、8勝4敗、防御率1.07と安定した成績を残しています。2年生時には侍ジャパン大学日本代表にも選ばれ、日米大学選手権に出場。全5試合に中継ぎで登板、6回1失点(自責点0)で優勝に貢献、球速151㎞も記録しました。
2020年の3年生時は新型コロナによりリーグ戦が縮小、3試合のみの登板で0勝に終わっています。日本代表では2学年上の森下暢仁投手(広島、明治大)、1学年上の早川隆久(楽天、早稲田大)とチームメイトだったこともあり間近でプロレベルの投手を見てきました。
2021年は4年生として最後の大学生活を送りますが、ここまでの成績を見れば今秋のドラフト1位候補になってもおかしくない実績、経験があると言えるでしょう。
プロ野球スカウトの評価、ドラフトの行方は?
佐藤投手自身も大学からドラフト1位でプロ入りするという目標を掲げています。2021年春季リーグ戦では12球団18人のプロ球団のスカウトが熱視線を送りました。
12球団のスカウトともに今週のドラフト上位候補であることを認識しているようです。球速だけではなくボールの出所が見えにくい点やチェンジアップ、スライダーの制球の良さなども評価しているようです。
その中でも佐藤投手の好きな球団は自身の出身地宮城県の地元球団東北楽天ゴールデンイーグルス、尊敬する早川投手がドラフト1位入団し活躍していることもあり、楽天の1位候補にも間違いなくあがるでしょう。
史上2人目の国立大学からのドラフト1位指名なるか、にも注目が集まりそうですが、地元東北楽天に入団となれば強力投手陣にさらに厚みができそうです。他の11球団ももちろん上位指名候補としてリストアップしているのではないでしょうか?
まとめ
国立大学の筑波大学からプロ野球のドラフト1位候補として注目を集めている佐藤隼輔投手の身長、体重、出身校などのプロイール、経歴を紹介してきました。
- 山形県出身で育ちは宮城県仙台市、小学校4年で野球を始めリトルリーグでは全国優勝を経験
- 中学の軟式野球部では県選抜入りも経験、高校は宮城の強豪公立校仙台高校へ進学
- 仙台高校では甲子園出場はなく3年生時の夏に県ベスト8が最高成績
- 国立大学の名門筑波大学に入学、1年秋から出場し3年生の秋時点で22試合に登板、8勝4敗、防御率1.07
- 最高球速151㎞、スライダー、チェンジアップが持ち球
- 身長182㎝、体重82㎏左投げ左打ち
何よりも国立大学から史上2人目のドラフト1位となるかにも注目が集まりそうです。今週のドラフト会議では少なくとも上位で消えてしまう投手なのは間違いないでしょう。
佐藤投手が好きな球団として名前を挙げる地元東北楽天ゴールデンイーグルスと相思相愛になるのか?秋まで注目ですね!