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西武森友哉の年俸推移、成績や経歴。身長、体重、血液型や捕手としての凄さとは!

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埼玉西武ライオンズの森友哉捕手は2019年パリーグMVP、史上4人目の捕手による首位打者も獲得しました。2020年には年俸は2億円に到達、2021年は1億6,000万円に減らしますが、打てる捕手として球界でも注目の大打者です。

大阪桐蔭高校の2年生時には1学年上の阪神藤浪晋太郎投手とバッテリーを組み、甲子園春夏連覇に大貢献しました。プロ入り後も順調に成長し続け、今や球界を代表する捕手となった森友哉選手の年俸推移や成績などの経歴、身長、体重、血液型などのプロフィールをまとめました。

森友哉選手のプロフィール

森友哉捕手は、2013年にドラフト1位で埼玉西武ライオンズから指名、捕手として入団しました。プロフィールについて見ていきましょう。

名前森 友哉(もり ともや)
誕生日1995年(平成7年)8月8日
投打・ポジション右投左打捕手
出身大阪府堺市南区
出身校大阪桐蔭高校
身長・体重170㎝、85㎏
血液型A型
ドラフト年、順位2013年1位

森友哉捕手は、軟式で野球を始め小学校時代は投手、6年生時にはオリックスジュニアの捕手兼投手として12球団ジュニアトーナメントで優勝します。中学校時代は「堺ビッグボーイズ」に所属し、3年春に全国大会で準優勝。

さらにNOMOベースボールクラブの野茂英雄氏率いる「ジュニアオールジャパン」のメンバーとして「"BOYS LEAGUE JAPAN" TOUR 2010」に参加し、アメリカ遠征も経験しています。

高校では大阪桐蔭に入学後、1年秋から正捕手、2年時には春夏の甲子園に出場し、1学年上の藤浪晋太郎投手とバッテリーを組んで史上7校目の甲子園春夏連覇に貢献します。春夏連覇した年の秋の岐阜国体でも優勝し史上3校目の「三冠」も達成しています。

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3年時には主将として春の選抜大会、夏の選手権にも出場、どちらも優勝はできませんでしたが、甲子園通算記録は2年間で14試合出場、55打数26安打5本塁打、打率.473の成績を残します。甲子園通算本塁打5本は甲子園歴代5位タイにランキングされるほどの長打力でした。

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高校通算本塁打も41本と身長は小柄ながらパンチ力には定評があり、2013年10月のプロ野球ドラフト会議で埼玉西武ライオンズから1位指名を受け入団します。

なお高校時代には通学途中に駅のホームから落下した男性をチームメイトと救い出し、JR西日本から感謝状が贈られ、大阪桐蔭高校も高野連から表彰を受けたというエピソードもあります。

それでは続いてプロ入り後の通算成績について見てみましょう!

森友哉選手の通算成績

2013年に入団し1年目の2014年から高卒新人捕手として1軍公式戦41試合に出場します。以降2020年までの通算7年間の成績を見ていきましょう。

年度試合打席打数安打打点本塁打打率
201441928022156.275
20151385314741366817.287
20161073923491024610.292
20173814512442182.339
20181365524731308016.275
201913557349216210523.329
202010440535890389.251
通算6992690235068437083.291

プロ入り1年目の2014年7月に一軍昇格初打席初安打を放っています。さらにすごいのは8月のオリックス戦でプロ入り初本塁打を放つと、翌日、翌々日の北海道日ハム戦でも本塁打を放ち、46年ぶり史上3人目の高卒新人3試合連続本塁打を記録します。

2年目となる2015年は開幕戦に6番指名打者で先発出場し、開幕戦からレギュラーとして活躍します。開幕から指名打者としての出場が続きますが、指名打者制がない交流戦のセ・リーグ主催試合では右翼手として出場しています。

さらにこの年のオールスターゲームのファン投票では、指名打者部門で両リーグ最多得票となり、19歳での最多得票はオールスター史上初の快挙となりました。オールスターでは史上初の10代での代打本塁打を放つなど敢闘賞、ホームラン賞も獲得しています。

結局この年はシーズン終了まで指名打者として出場、捕手としての出場はありませんでしたが、指名打者として138試合に出場しただけあって高卒2年目で17本塁打、打率.287は立派な成績です。

2016年も指名打者としての出場が中心でしたが、捕手としても26試合に出場します。結局107試合の出場と前年より出場試合数を減らし、本塁打、打点も前年を下回りましたが、打率は.292と3割目前の数字を残しています。

2017年は、3月のWBC強化試合のキューバ代表戦で左肘に死球を受け骨折してしまいます。シーズン前半はリハビリに時間を費やし、8月に出場選手登録、一軍復帰を果たしましたが、入団以来最少の38試合の出場にとどまります。打率は.339と3割を超えますが、本塁打は2本と入団以来最少の本塁打数となりました。

2018年は136試合に出場、オールスターゲームにも選出されています。オールスターでは第1戦で中日松坂大輔からホームランを放ち初のMVPを受賞しています。このシーズンは捕手として81試合に出場し、盗塁阻止率.373を記録、自身初のベストナインも受賞しました。

打者としても打率は.275ながら自身通算最多の80打点、本塁打も2年目の17本に次ぐ16本塁打と結果を残し、打てる捕手として存在感を示しました。

2019年には135試合に出場、128試合でマスクをかぶります。オールスターゲームでは捕手として初めてファン投票で選出され、オールスター令和第1号となるホームランも放ち、2年連続のMVPを受賞しています。2年連続でのMVPは平成と令和をまたにかけた受賞となりました。

さらにこのシーズンは打率.329で首位打者を獲得、162安打、23本塁打、105打点はキャリアハイの成績を残します。捕手としての首位打者はパ・リーグでは1965年の野村克也氏以来54年ぶり2人目の快挙、またパ・リーグMVPにも選ばれました。

セ・リーグでも1991年古田敦也氏、2012年阿部慎之助氏以来となるプロ野球史上4人目、長いプロ野球の歴史でも3人しかいない、しかもいずれも名捕手、名打者である選手たちの仲間入りを20代で果たすというまだまだこれからが楽しみな選手です。

コロナ禍で開幕が遅れた2020年シーズンは本人にとって不本意のシーズンとなりました。打撃成績は軒並み大幅ダウン、MVPとなった2019年から一転して最悪の成績に終わりました。

しかし1年の延期が決定された東京五輪でも日本代表として選出される可能性もあります。打てる捕手としてラインナップに加われば日本代表の打線が厚みを増すことになり対戦相手にとっても脅威となるでしょう。

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森友哉選手の生涯年俸、年俸推移

森友哉選手は2013年に契約金1億円プラス出来高5,000万円、年俸1,300万円と高卒選手として破格の条件で入団契約しました。2021年までの8年間の生涯年俸、年俸推移を見てみましょう。

年度年俸(推定)
20141,300万円
20151,900万円
20164,000万円
20174,500万円
20184,000万円
20198,000万円
20202億円
20211億6,000万円
通算5億9,700万円

高卒1年目から1,300万円の年俸で契約し、2年目の2015年には1,900万円にアップします。指名打者としてレギュラーに定着した3年目の2016年には4,000万円へと倍増します。

やや成績を落とした2016年の翌2017年は微増、さらにケガにより38試合の出場にとどまった2017年の翌2018年は微減とやや停滞しました。しかし捕手として出場機会が増え、ベストナインを受賞した2018年の翌年は8,000万円へと倍増します。

チーム優勝に貢献しパリーグMVPと首位打者に輝いた2019年の翌2020年の年俸は1億2,000万円アップの2億円と、1億円を超え一気に2億円プレーヤーとなりました。しかし2020年は2019年から一転、打撃成績を大幅に落としたため4,000万円の大幅ダウンとなっています。来季にかける意気込みは相当なものでしょう。

まとめ

2019年のパリーグMVP、首位打者を獲得した埼玉西武ライオンズ森友哉捕手の身長、体重、血液型などのプロフィールから成績、年俸推移などの経歴について見てきました。

  • 大阪桐蔭高校時代は2年生ながら3年生藤浪晋太郎投手とバッテリーを組み甲子園春夏連覇に貢献
  • 甲子園での通算本塁打5本は歴代5位タイにランキング
  • プロ入り後1年目から1軍登録、46年ぶり史上3人目の高卒新人3試合連続本塁打を記録
  • 2年目には指名打者としてオールスターに最多得票で選出、10代の最多得票は史上初
  • 2018年、2019年には平成と令和をまたにかけたオールスターMVPと捕手部門のベストナインを2年連続で獲得
  • 2019年はチーム優勝に貢献、首位打者とパリーグMVPを獲得
  • 捕手の首位打者は野村克也、古田敦也、阿部慎之助に次ぐ4人目の快挙

高校時代の春夏連覇からリーグMVP、捕手としての首位打者などありとあらゆる称号を手にしてきた森友哉捕手。2020年は打撃成績を大幅に落とす不本意なシーズンとなりましたが、まだまだこれからどんな捕手へと成長を遂げていくのか楽しみな選手です。

東京五輪でも日本代表に選出されれば間違いなく日本代表の主軸としてメダル獲得へ貢献するのではないでしょうか。

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