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東海大相模鵜沼、加藤、山村、西川野手カルテットは驚異の打線!2020選抜甲子園注目選手!

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相模湾

高校野球の2020年第92回選抜大会の出場が決定した東海大相模高には、今大会注目間違いなしの野手カルテット、4人の注目選手がいます。鵜沼魁斗、加藤響、山村崇嘉、西川僚佑の4選手です。

この4選手の2年秋時点までの通算本塁打の合計がなんと156本、超攻撃的な布陣で春3回目の優勝を目指す東海大相模高は今大会でも間違いなく優勝候補に挙げられます。

野手カルテットの4選手のプロフィールを始め東海大相模の戦力について紹介します!

東海大相模高校、驚異の野手カルテットとは?

東海大相模が誇る野手カルテットは、昨年9月のU18W杯で2年生ながら代表に選ばれた1番鵜沼魁斗外野手、超攻撃的2番で内野手の加藤響選手、2年時には4番も務めた投手兼任の3番山村崇嘉選手、右の大砲4番西川僚佑外野手、の4人です。それでは各選手のプロフィールを見ていきましょう。

不動の1番鵜沼魁斗外野手のプロフィール

名前鵜沼 魁斗(うぬま かいと)
投打右投げ左打ち
ポジション外野手
出身地千葉県千葉市
生年月日2002年5月3日
身長175cm
体重74Kg
通算本塁打27本(2年秋時点)
経歴仁戸名ファミリーズ(千葉市立生浜東小学校)
千葉西シニア(千葉市立生浜中学校)
東海大相模高校

鵜沼選手は生浜東小時代に仁戸名ファミリーズで野球を始めます。生浜中時には千葉西シニアに所属、2年秋に関東大会3位、3年春に全国出場しています。東海大相模高に入学後は1年秋からベンチ入り、2年夏の2019年に甲子園に出場しています。

夏の甲子園では2試合で打率.125と振るいませんでしたが、9月のU15W杯に2年生ながら日本代表メンバーに選出。3試合で2打数無安打でしたが、日本代表クラスの選手にもまれてさらなるレベルアップが期待されます。

関連記事:高校野球日本代表U18スーパーラウンドで敗退、敗因の3つのポイント

超攻撃的2番加藤響内野手のプロフィール

名前加藤 響(かとう ひびき)
投打右投げ左打ち
ポジション二塁手
出身地神奈川県
生年月日2002年6月15日
身長178cm
体重73Kg
通算本塁打32本(2年秋時点)
経歴茅ヶ崎リトル(厚木市立厚木小学校)
海老名シニア(厚木市立厚木中学校)
東海大相模高校

加藤選手は、厚木小1年時から厚木ニューウェーブで野球を始め、後に茅ヶ崎リトルでプレー、中学時には海老名シニアで2年時に全国3位、3年時には4番ショートで全国ベスト8の実績を残します。

東海大相模へ入学後は1年春からベンチ入り、同年秋にはショートのレギュラーとなります。翌年の2年時の2019年夏の甲子園では二塁手として出場しますが、1試合のみで2打数無安打に終わりました。

2年秋からは2番二塁で出場、2番ながら通算本塁打32本は近年の2番強打者論を実践してる証です。加藤選手が2番に入ることでクリーンナップまで切れ目のない強打線となり、相手投手からは初回から気の抜けない打者が続くことになりそうです。

関連記事:野球の打順の考え方、4番の役割と2番最強打者説とは?

投手兼任で主将3番山村崇嘉内野手

名前山村 崇嘉(やまむら たかよし)
投打右投げ左打ち
ポジション一塁手兼投手
出身地神奈川県
生年月日2002年9月28日
身長180cm
体重85Kg
通算本塁打44本(2年秋時点)
経歴武蔵府中リトル(祖師谷小学校)
武蔵府中シニア(東海大相模中学校)
東海大相模高校

山村選手も祖師谷小1年時から山野レッドイーグルスで野球を始め、その後武蔵府中リトルでプレー、中学時には武蔵府中シニアに所属、U15代表入りしアジアチャレンジマッチに出場しています。

東海大相模に入学後は、1年夏からベンチ入りします。翌2年の2019年夏の甲子園では2試合に出場、打率.125とふるいませんでしたが、新チームとなる2年秋から主将に任命され、投手も兼任することから投打でチームの柱としてけん引します。

秋の関東大会以降は投手一本に絞っているようです。140㎞を超える直球にカーブ、スライダー、チェンジアップ、フォークなど変化球も豊富な投手です。

右の大砲4番西川僚佑外野手

名前西川 僚佑(にしかわ りょうすけ)
投打右投げ左打ち
ポジション外野手
出身地千葉県船橋市
生年月日2002年4月19日
身長186cm
体重92Kg
通算本塁打53本(2年秋時点)
経歴薬円台リトルスター(船橋市立古和釜小学校)
佐倉シニア(船橋市立古和釜中学校)
東海大相模高校

西川選手は、古和釜小1年時に薬円台リトルスターで野球を始めます。中学時代は佐倉シニアに所属、3年時に全国選抜大会で優勝、通算25本塁打で中学時から注目されていたスラッガーです。

東海大相模入学後も1年夏からベンチ入りを果たします。1年夏の大会でも北神奈川大会でレフトに場外弾を放ちスーパー1年生としても話題となりました。選抜出場が決まれば間違いなく大会注目選手となるでしょう。

東海大相模の秋季大会の戦績と戦力

強力な2年生の野手カルテットをそろえた東海大相模は、2019年秋の新チームでも前評判通りに秋季大会を勝ち上がります。秋季大会の戦績は、以下の通りです。

日付大会回戦対戦校スコア
9月7日秋季神奈川大会2回戦藤嶺藤沢〇5-0
9月14日3回戦湘南学院〇9-4
9月15日4回戦桐蔭学園〇11-0
9月21日準々決勝湘南工大付〇23-0
10月5日準決勝相洋〇12-1
10月6日決勝桐光学園〇6-2
10月19日秋季関東大会1回戦駿台甲府〇14-2
10月21日準々決勝習志野〇12-6
10月26日準決勝健大高崎●2-8

神奈川大会では決勝戦まで危なげない戦いぶりで一気に県の頂点まで駆け上がりました。特に4回戦の対戦相手桐蔭学園は、昨秋の関東大会を制し昨春の選抜に出場した実力校ですがワンサイドゲームで一蹴、準々決勝では23-0、準決勝では12-1と驚異の打線が爆発しました。

決勝戦は6回まで2-2の同点のまま進行しますが、7回表に一挙4点を取って強豪桐光学園を退けました。この試合では野手カルテットで6安打6打点とまさに試合を決める場面での勝負強さが光った試合でした。

関連記事:高校野球神奈川代表の甲子園歴代優勝校や戦績!横浜、東海大相模以外の優勝校も!

関東大会の1回戦では山梨県2位の駿台甲府と対戦しますが、初回に9得点といきなり打線が火を噴きました。この試合では野手カルテットの加藤選手が満塁本塁打を放つなど19安打、野手カルテットでは計10安打10打点と手の付けられないほどの活発さでした。

関東の選抜4枠(もしくは5枠)を勝ち取るためにも絶対に負けられない準々決勝では、昨春の甲子園で準優勝、夏も3回戦まで進出した習志野との対戦でした。選抜出場を争ううえで最大のヤマ場となりましたが、初回2点先制するも2回に4点を取られ逆転されます。

追う展開でしたが、5回に6点を奪い逆転に成功すると終盤にも突き放し12-6で難敵習志野を下しました。この試合でも野手カルテットで11安打8打点ときっちり仕事を果たします。野手カルテットに隠れていますが、5番サードの吉沢選手も3安打4打点と活躍しました。

準決勝では関東大会を制する健大高崎に逆転負けを喫します。初回1点先制するも5回裏に5失点、打線も健大高崎12安打に対して6安打と振るわず野手カルテットも計2安打に封じ込められました。

秋季大会の戦いぶりを見てもこの野手カルテットが勢いづくとワンサイドゲームに持っていかれる爆発力がある驚異打線です。一方で準々決勝6失点、準決勝8失点と投手陣が大量失点して追いかける展開の時にどのような試合運びをして打線がカバーできるかが勝敗のカギとなりそうです。

西川選手が対戦したい相手投手として明石商中森投手、中京大中京高橋投手を挙げていましたが、こういった好投手を相手に野手カルテットが本領を発揮できるような展開になれば一気に選抜の頂点に立つこともあるでしょう。

投高打低といわれる選抜大会で異次元の打力を発揮できるのか?選抜での好投手との対決が見たいものです。

まとめ

高校野球の2020年春の選抜甲子園大会に出場が決まり間違いなく話題となるのが東海大相模の野手カルテットの4選手です。4人の2年秋時点の通算本塁打数は合計は156本、驚異の打線を引っ提げて選抜の優勝候補の一角に挙げられるのではないでしょうか?

野手カルテットを中心に打線は文句なしですが、秋季大会の戦績を見る限りでは投手陣が大量失点しないこと、大量失点してもこの強力打線が機能すれば選抜優勝もぐっと近づくでしょう。

全国の好投手を相手にこの強力打線がどんな牙をむくのか?選抜が本当に待ち遠しいですね!

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