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プロ野球のマジック点灯条件とは?減り方や再点灯など不思議なマジック!

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プロ野球観戦、恒例のジェット風船

プロ野球も夏から秋にかけていよいよ終盤に差し掛かってくると話題になるのがマジックです。正式にはマジックナンバーとも言われますが、このマジックナンバーってわかっているようでわかっていないこともいろいろあります。

マジックが点いた、消えたと一喜一憂するプロ野球ファンも多いはず。何となく優勝に一番近いチームに点灯するイメージはあるので、マジックが点灯するといよいよ優勝へのカウントダウンの始まりです。

特にマジックが1桁台になると、マスコミをはじめファンや球団周りもそわそわし始めます。スポーツ新聞の見出しも連日マジックナンバーでにぎわいます。まして応援している球団のマジックであれば、ゲームがある日もない日も毎日が楽しみです。

そしてマジックナンバーが「1」になれば、球場観戦しようとチケットは即売、球団によってはビジターのゲームならばホーム球場でのパブリックビューイングも開催するほどの盛り上がりを見せます。

ではそもそもマジックナンバーってどんなものなのでしょうか?点いたり消えたりするのがこのマジックですが、点灯条件は?どんな減り方をするのか?再点灯するの?といった疑問を解消するとともに今までにあったいろんなマジックのエピソードを紹介します!早速見ていきましょう!

マジックナンバーってなに?点灯条件は?

マジックナンバーとは、主にプロ野球で使用される用語で通称「マジック」と言われますが、他チームの勝敗に関係なく自チームがあと何勝すれば優勝できるか(他チームの勝率を上回る)という「あと何勝すればよいか」を表す数字です。

他チームが残り試合に全勝しても自チームが最低何勝すればよいのか?という数字ですので、他の全チームに自力優勝の可能性がなくなった時に初めて点灯します。ですので例えば開幕時点では残り全試合143試合に全勝すれば優勝できるのでマジック143となるかといえばそうなりません。

開幕時点ではすべてのチームが143勝する可能性が(ありえないですが)ありますので、この条件にはあてはまりません。そもそも1チームが143勝すれば残りの5チームはそのチームに必ず25敗(交流戦18試合を除く)するので優勝できますが、開幕時点ではすべてのチームに可能性があるためマジックとはなりません。

マジックの肝となるのは「直接対決」と「残り試合数」であり、自チームが首位であるチームとの直接対決を含む残り全試合に勝っても優勝できない場合に自力優勝が消滅します。残り5チームの自力優勝がなくなった時点で優勝マジックが点灯しますが、一方でマジック点灯チームが他のチームに敗戦し、自チームが勝つことで自力優勝が復活することもあります。

通常マジック点灯時は、自力での優勝可能性がある「マジック点灯」チームと、マジック点灯チーム以外の2位もしくは残り試合数が多いチームを「マジック対象」チームとしてマジックが点灯します。

ただしゲーム差が少なく残り試合数が2位チームの方が多い場合には2位チームに点灯することもあります。例えば首位のチームが全試合終了している時点で、0.5ゲーム差で追う2位チームが首位チームより2試合多く試合数を残している場合、残り2勝すれば勝率を上回ります。

また2位チームより3位チームの残り試合数が多く、3位のチームが残り試合を全勝した場合に勝率が2位チームを上回るようなケースは、この3位チームを対象にマジックが点灯します。このようにマジックの点灯条件は「直接対決」「残り試合数」でマジック点灯チーム、マジック対象チームの条件が変わることがあります。

減り方については点灯チームが1つ勝てばマジックは1つ減り、マジック対象チームが負けても1つ減ります。直接対決でマジック点灯チームがマジック対象チームに勝てば一気にマジックは2つ減りますが、負けた場合でもマジックは変わりません。

直接対決に負けても残りの他チームとの試合に全勝すれば点灯するのが(マジック対象チームがマジック点灯チームに直接対決で勝利してもそもそも自力優勝できないのが)マジックですので直接対決の敗戦は影響しないのです。

ただしマジック点灯チームがその後の他チームとの試合に連敗などをして、逆にマジック対象チームが連勝するなどした場合(他力による復活)、この対象チームの自力優勝が復活してマジックは消滅します。その後マジック点灯チームが勝ち、マジック対象チームが負けることでマジックが復活することもあります。

マジックが復活点灯する場合は、マジック数も減った状態で再点灯します。マジック数は残り試合数が減っていく過程では一度点灯した時よりも数を減らして再点灯されます。

また勝率により優勝チームが決定しますが、引き分けの場合は勝率の分母に加えないため(分母は勝ち数+負け数)チームごとに勝率の計算は変わります。点灯チームと対象チームで引き分け数が偏る場合は、引き分けた場合マジックが減ることも減らないことも起こりえます。

過去の例でもマジックがいろんな点灯、減らし方をした例があります。どんな例があったか引き続き見ていきましょう!

過去の特殊なマジックの例あれこれ

通常、マジックは首位チームに点灯して2位チームを対象に減っていきますが、そうではない減り方をすることも過去にありました。その例を見ていきましょう。

マジック対象が入れ替わった例

2003年マジック39を点灯させていた阪神がヤクルト戦に勝利して62勝23敗となり、対象チームのヤクルトが44勝41敗となりましたが、マジック対象チームが同日に勝利し44勝40敗となった中日に変わったため、マジックが1つしか減らなかったこともありました。

この時点では、阪神が残り54試合に37勝すれば99勝40敗でヤクルトが残り54試合に全勝した場合の98勝41敗を上回るものの、中日が残り56試合を残しており残り56試合を全勝すると100勝40敗となり阪神の勝率を上回ることになりました。このため阪神はヤクルトとの直接対決に勝利したもののマジック対象チームが中日に入れ替わり、阪神は残り54試合で38勝すれば中日が残り56試合を上回ることからマジックが1つしか減りませんでした。

マジックが3つ減った例

マジックは点灯チームと対象チームが直接対決し点灯チームが勝利した場合にマックスの2減るのが通常ですが、特殊なケースで3つマジックが減ることもありました。

2013年楽天がマジック18を点灯させていましたが、対象チームのロッテとの直接対決に勝利、マジックは通常2つしか減らないはずでした。しかし勝率が同率の場合、直接対決の成績で決まるというルールがあったため、ロッテとの直接対決で勝ち越しを決めたことから起きた事例です。

残り1試合でもマジックが点灯しなかった例

リーグ戦ではかなりレアですが、点灯チームと対象チームが最後に直接対決を残したときに起こる事例です。

1994年は多くの野球ファンにも知られている巨人対中日の10月8日の10.8決戦で、両チームが同率で最後に直接対決を残した年でした。このケースはどちらも直接対決で優勝を決められるため、自力優勝を残してるということでマジックは点灯しませんでした。

残り試合数とマジック数が同じ全勝マジックの例

2019年は、優勝を争う首位のソフトバンクと2位の西武が直接対決し、ソフトバンクが勝利してマジック12が点灯しました。ソフトバンクの残り試合は12試合のため残り試合を全勝すれば優勝という「全勝マジック」の点灯です。

これはソフトバンクと西武の直接対決が全試合終了、このため西武は直接対決による自力優勝がなくなり、残り12試合に全勝してもソフトバンクが全勝した場合の勝率を上回れなくなりました。

しかし西武は翌日のロッテ戦に勝利し、試合のなかったソフトバンクとゲーム差0としました。このためソフトバンクが1敗し、西武が1勝すると西武に全勝マジック10が点灯する事態になりました。

全勝マジックですのでマジック対象チームが負けない限り、残り試合全勝しなければいけないという厳しさがありますが、追うマジック対象チームも負けられないというプレッシャーがあります。

このケースでは全試合終了までマジックの点灯チームがころころ入れかわる可能性があります。それぞれのチームを応援するファンからすればハラハラドキドキの日々を送ることになりますが、他球団のファンからすればうらやましい限りでしょう。

引き分けが偏った例

2009年は巨人がマジック6を点灯していた状況で、巨人が勝ち対象チームの中日が敗れたが、マジックは5と1つしか減りませんでした。これは残り14試合で4勝10敗の場合勝率は0.6222、中日が残り12試合に全勝した場合の勝率0.6223を下回るため5勝する必要があるためでした。これは引き分け数が巨人9、中日1と引き分け数が偏ったために起きた事例です。

まとめ

プロ野球のマジックナンバーの点灯条件は少し複雑です。マジックが応援チームに点灯すれば毎日のゲームで減ったり消えてしまったり、野球ファンは一喜一憂してしまうでしょう。

マジックが複雑がゆえに過去にも少し変わった点灯の仕方や減り方をしたこともあり、過去の事例を紹介してきました。今年の優勝マジックは果たしてどんな減り方をするのでしょうか?プロ野球の行方からも目を離せないですね。

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