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中日根尾昴の高校時代通算成績、甲子園出場回数や経歴は?

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2018年のプロ野球ドラフト会議で中日、巨人、ヤクルト、日ハムの4球団競合で1位指名された末、くじを引き当てた中日ドラゴンズに入団した大阪桐蔭高校根尾昴(あきら)選手。高校時代は投手兼遊撃手として春夏の甲子園球場を沸かせました。

プロ入り後の2年間は2軍での試合出場が多く外野守備もこなしながら中日ドラゴンズの2軍の主力として活躍しています。1年目のシーズン終盤では1軍の試合も経験、2021年シーズンからは1軍定着を目指します。

甲子園のスターがプロの世界でベールを脱ぐのはいつになるのか?根尾昴選手の身長、体重、出身、経歴などのプロフィールから高校時代の甲子園通算成績、甲子園出場回数をまとめました。早速見ていきましょう!

中日ドラゴンズ根尾昴選手のプロフィールと経歴

中日ドラゴンズ根尾昴選手のプロフィールは以下の通りです。

名前根尾昴(ねお あきら)
投打右投げ左打ち
ポジション野手
出身地岐阜県飛騨市
生年月日2000年4月19日
身長177cm
体重80Kg
経歴古川西クラブ(飛騨市立河合小学校)
飛騨高山ボーイズ(飛騨市立古川中学校)
大阪桐蔭高校
中日ドラゴンズ(ドラフト1位)

河合小学校2年生時に古川クラブで野球をはじめ、主に投手、三塁手を務めます。6年生時には日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団が主催するNPB12球団ジュニアトーナメントにドラゴンズジュニアの選手として出場します。

このドラゴンズジュニアには2019年、2020年の中日1位指名東邦高校石川昴弥選手、中京大中京高橋宏斗選手も6年生時に所属しており、2018年の根尾選手から3年連続で中日から1位指名を受けるという名門、しかも根尾選手、石川選手はドラフトで競合の末中日が当たりを引き当てるという強運ぶりでした。

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小学生時から有望選手だった根尾選手は古川中学校時代には硬式野球の「飛騨高山ボーイズ」に所属、投手、遊撃手を務め投手としては最速146㎞を記録したことからスーパー中学生として注目を集めます。

3年生時にはNOMOジャパンにも選出されアメリカ遠征も経験します。この時のチームメイトには大阪桐蔭高校でチームメイトとなり巨人にドラフト4位指名される横川凱投手もいました。

スーパー中学生として注目された根尾昴選手は、岐阜県を離れ全国屈指の強豪大阪桐蔭高校に入学することとなります。

根尾選手の甲子園通算成績

大阪桐蔭高校に入学後は強豪校にもかかわらず1年夏にベンチ入りを果たします。1年生でベンチ入りしたのは大阪桐蔭では中田翔選手以来10年ぶり、後にドラフト1位でロッテに入団する藤原恭大選手と2人そろってのベンチ入りでした。

1年生の夏は甲子園出場はかないませんでしたが、2年生春の2017年第89回選抜高校野球大会に初出場します。この時は背番号9の外野手として出場、投手、遊撃手、中堅手もこなし、同級生の2年生藤原選手、中川選手、山田選手が主力となるチームで打順も主に5番を任されます。

第89回選抜高校野球大会の成績

回戦対戦校スコア打数安打打点三振四死球本塁打盗塁
1回戦宇部鴻城11-05120000
2回戦静岡11-84110000
準々決勝東海大福岡4-24102000
準決勝秀岳館2-14002000
決勝履正社8-32110001
通算19444001

この大会では1、2回戦は5番遊撃手、準々決勝は3番中堅手で出場しますが、この時点で13打数3安打と調子を落とします。準決勝では7番遊撃手でスタメン入りしますが無安打、決勝の履正社戦ではスタメンを外れ途中出場。代打で出場し中堅、投手をこなし2打数1安打となりました。

投げる方では2回戦に途中登板し2イニング無失点、決勝では1イニング無失点とイニング数は少ないものの2試合に登板、3イニング無失点の好投を見せましたが、打つ方では大会通算で19打数4安打と振るいませんでした。

しかしチームは史上初となる大阪勢による決勝戦を制し2回目のセンバツ優勝を果たします。根尾、藤原選手ら2年生を中心としたチームの優勝は以降の甲子園でも全て優勝するのではないかと期待させるチームでした。

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2年生の夏は大阪府予選を順調に勝ち上がり、選抜大会で決勝を戦った履正社高校にも準決勝で8-4と勝利すると決勝は大冠高校に10-8と終盤に追い上げられながらも大阪代表を勝ち取ります。

2年生夏の根尾選手は背番号10で主に右翼手兼投手として試合に出場します。

第99回全校高校野球選手権大会の成績

回戦対戦校スコア打数安打打点三振四死球本塁打盗塁
1回戦米子松蔭8-14220000
2回戦智辯和歌山2-14111000
3回戦仙台育英1-24100000
通算12431000

1回戦は6番ライト、2回戦、3回戦は4番ライトで出場しました。初戦は米子松蔭に圧勝するも2回戦の智辯和歌山戦では薄氷の勝利、3回戦では9回裏に2失点の逆転サヨナラで敗退します。

結局この大会では根尾選手の登板はないまま史上初となる2回目の春夏連覇の夢も叶いませんでした。打撃成績は12打数4安打と3割を超えましたが、本塁打数は0本に終わります。

しかし2年生を中心とした大阪桐蔭高校の最強世代が3年生になる新チームでは自ずと選抜大会の連覇、そして春夏連覇への期待はより高まっていきます。

第90回選抜高校野球大会の成績

回戦対戦校スコア打数安打打点三振四死球本塁打盗塁
2回戦伊万里14-25230000
3回戦明秀日立5-12110200
準々決勝花巻東19-03230200
準決勝三重3-24200100
決勝智辯和歌山5-24210000
通算18980500

90回大会は記念大会のため36校が参加、1回戦は4試合が行われ大阪桐蔭高校は2回戦からの登場となります。この大会では2回戦、準々決勝は5番遊撃手として出場しますが、3回戦は5番投手でこの大会初登板で9回を完投するも被本塁打1となりました。

準決勝は5番遊撃手で先発し、5回からロングリリーフで延長12回まで8イニングを投げ切り無失点におさえます。決勝の智辯和歌山戦では先発して9回完投2失点、胴上げ投手となりました。

根尾選手は大会通算で18打数9安打8打点と全試合でヒットを放ち打率5割、投げても3試合に登板、26イニングを3失点という防御率1点未満の投打にわたる活躍でチームのセンバツ連覇に大貢献しました。

エースナンバーの柿木投手との2枚看板は1試合の平均失点2点未満、3番キャプテン中川選手、4番藤原選手とのクリーンナップは脅威の打線をけん引、ほかの高校に付け入るスキを与えない横綱相撲で同校3回目のセンバツ制覇を決めました。

3年生の夏は史上初の同一校による2回目の春夏連覇をかけて大阪府予選に臨みます。第100回の記念大会となるため大阪は北大阪、南大阪で予選を行い、大阪桐蔭は北大阪大会に参加します。

北大阪大会の最大の難関はライバル履正社高校との対戦です。避けては通れない履正社との対戦は北大阪大会準決勝で実現します。この試合は根尾選手が登板し6回まで無失点と好投しますが、7回に1失点、8回裏に3失点と逆転され最終回の9回表は1点を追う苦しい展開となりました。

追いかける大阪桐蔭は9回2アウトから同点に追いつくとそのまま3得点を奪って9回裏の守りにつきます。9回裏はエースナンバーの柿木投手が無失点で切り抜け2年連続の夏の甲子園出場を決めました。

第100回全校高校野球選手権大会の成績

回戦対戦校スコア打数安打打点三振四死球本塁打盗塁
1回戦作新学院3-14200000
2回戦沖学園10-43211210
3回戦高岡商3-13101100
準々決勝浦和学院11-24112110
準決勝済美5-23200100
決勝金足農13-24130110
通算21954630

この大会では1回戦、3回戦、準決勝、決勝は5番遊撃手で先発出場し登板はありませんでしたが、2回戦は5番投手で先発、8回を投げ4失点、準々決勝も5番投手で先発、5回2失点と2試合のみの登板で13イニング6失点の成績でした。

圧巻なのは打撃成績で、選抜大会に続き全試合で安打を記録、21打数9安打と4割超え、2回戦に甲子園初本塁打をマークすると準々決勝、決勝でも本塁打を放ち1大会3本塁打を放ちました。

根尾選手が本塁打を放った試合はいずれもチームは2桁得点、柿木投手との2枚看板と強力打線で史上初となる同一校による2回目の春夏連覇を達成しました。大阪桐蔭史上最強世代といわれた根尾、藤原、中川、柿木、横川選手を中心としたチームは春夏連覇という集大成で締めくくりました。

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同年のプロ野球ドラフト会議では根尾選手、藤原選手が1位指名、横川選手は4位、柿木選手は5位と同一高校から4人がプロ野球の道へ進み、中川選手は早稲田大学、山田選手、宮崎選手は立教大学と3選手が六大学に進む黄金世代は結局甲子園に春夏計4回出場、うち3回優勝という輝かしい成績をおさめました。

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この黄金世代をけん引したのは紛れもなく根尾選手であり、春夏4回出場した甲子園の通算成績は19試合に出場70打数26安打20打点3本塁打、投手としては7試合に登板し42イニング9失点と投打にわたっての活躍、二刀流ぶりも注目を集めました。

根尾昴選手は契約金1億円、出来高5,000万円、年俸1,500万円で中日ドラゴンズに入団しますが、才能あふれるプレースタイルはプロでの活躍も期待されます。入団後2年間は1軍の出場試合数は少なくまだ実績はありませんが、将来有望なスーパースター選手とであることは間違いないでしょう。

まとめ

2018年に中日ドラゴンズにドラフト1位指名で入団した根尾昴選手の出身や経歴、高校時代の甲子園通算成績や出場回数など紹介してきました。

  • 岐阜県飛騨市出身で小学校6年生時にはドラゴンズジュニアの選手としてNPBジュニアトーナメントに出場
  • 大阪桐蔭時代には春夏4回の甲子園に出場、選抜連覇、春夏連覇の計3回優勝
  • 甲子園通算成績は打者として70打数26安打20打点3本塁打、投手として7試合に登板42イニング9失点
  • 2018年ドラフトでは中日、巨人、ヤクルト、日ハムの4球団から1位指名
  • 契約金1億円、出来高5,000万円、年俸1,500万円で中日に入団

プロ入り後は1軍の試合出場は少なく1年目は2試合に出場、無安打に終わりました。2年目も8月に1軍昇格も9打数1安打、シーズン終盤に再昇格を果たしますがなかなか安打数を増やせません。

しかし身体能力の高さと才能あふれるプレーは来年以降必ず花を咲かせるでしょう。根尾選手の活躍に期待したいですね。


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