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ドラフト1位候補中京大中京高橋宏斗投手の身長、出身、経歴は?松坂超えと名将明徳馬淵監督が絶賛した理由!

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秋季大会の高橋投手

2019年11月15日より開催されている第50回明治神宮野球大会の高校の部では、17日準々決勝の2試合が行われました。

この第2試合の四国代表の明徳義塾高校対東海代表の中京大中京高校は、まさかの中京大中京のコールド勝ちという結果となりました。高知県大会3位ながら四国大会を圧勝で勝ち抜いた明徳義塾は、15日の1回戦でも北信越を同じく圧勝で勝ち抜いてきた星稜高校に打ち勝ち、この準々決勝に臨みました。

一方、東海代表の中京大中京も愛知県大会を1位で地区大会進出し、東海大会も制しました。ともに甲子園でも優勝経験のある強豪校同士の対戦、実力のあるチームの対戦とあって試合前から勝敗の予想が困難なカードでした。

しかし終わってみれば中京大中京が強打の明徳を完封、まさかのコールドゲームという結果となりました。この完封劇の立役者、中京大中京のエース高橋宏斗投手を敵将明徳義塾馬淵監督が「松坂以上」と評しました。いったいどんな投手なのか?身長、出身、経歴など見ていきましょう!

中京大中京高校高橋宏斗投手と戦績は?

中京大中京高校の高橋宏斗投手のプロフィールは以下の通りです。

名前高橋宏斗(たかはし ひろと)
投打右投げ右打ち
ポジション投手
出身地愛知県尾張旭市
生年月日2002年8月9日
身長184cm
体重79Kg
経歴三郷ファイターズ(尾張旭市立三郷小学校)
豊田シニア(尾張旭市立東中学校)
中京大中京高校

小学校のころから野球をはじめ、6年生の時には地元の小学6年生から選抜されるNPB12球団ジュニアトーナメントに中日ドラゴンズジュニアの投手として出場しています。現在の中京大中京高校のチームメイトで女房役の印出太一捕手とはドラゴンズジュニアでもチームメイトでした。

ドラゴンズジュニアは、ともに中日ドラゴンズにドラフト1位入団した根尾昴選手、石川昴弥選手も小学生時代に所属していました。将来も楽しみです。

中学時代は豊田シニアでエースとして活躍、このころから140㎞台の速球を投げていたようです。中京大中京に入学後も1年からベンチ入り、2年生からはエースナンバーを背負います。

140㎞後半の速球派投手として注目されますが、今夏の愛知県予選では甲子園出場した誉高校に敗戦しました。この試合は観戦していましたが、速球はかなりのスピードが出ているものの甘く入った球を痛打されてしまい、2年生の若さが出てしまったような印象を受けました。

新チームになると愛知県内では全く他を寄せ付けないピッチングで、四死球も少なく安定した投球、まさしく無敗で勝ち上がります。秋季愛知県大会では、愛知のライバル、今春の選抜優勝校の東邦高校に圧巻のコールド勝ち、ちょっと県内で高橋投手を打てる打線はないかなという印象でした。

いよいよ東海大会に進んでも高橋投手の快投、チームの躍進も続きます。決勝まで危なげなく勝ち進み、同じく無敗の県岐阜商との決勝に臨みます。決勝戦では、リードした場面で救援として登板しますが、県岐阜商の反撃に会い打ち込まれます。この試合も観戦しましたが、ややコントロールにばらつきがあり甘い球を痛打される場面がありました。

さすが鍛治舎監督率いる県岐阜商ですが、中京大中京は同点の9回に勝ち越し見事東海大会を制覇、神宮大会に出場することとなりました。中京大中京には左の140㎞台の好投手松島投手も控えており、2年生からレギュラーの1番西村選手、3番中山選手、4番印出捕手と上位打線も厚みがあり神宮大会でも優勝候補と目されていました。

それでは明治神宮大会での高橋投手、中京大中京の戦いぶりはどうだったのでしょうか?

明治神宮大会での明徳義塾馬淵監督の評価!

明治神宮野球大会では中京大中京高校は初戦の準々決勝で高知県の名門明徳義塾と対戦します。明徳義塾はすでに1回戦で石川県の星稜高校と対戦、今夏の甲子園準優勝メンバーを揃え北信越でも圧倒的な力で勝ちぬいてきた星稜との試合を制します。

この試合は、27年前の松井秀喜選手5敬遠の因縁対決としてちょっとした話題となりましたが、好投手荻原投手から明徳打線が8得点、27年前に続き勝ちました。

関連記事:2019神宮大会、星稜と明徳因縁の再戦と監督コメント!試合結果はどうなった?

明徳義塾のここまでの戦いぶりを見る限り、好投手高橋投手擁する中京大中京も苦戦するだろうと見ていました。百戦錬磨の名将馬淵監督の手腕も見どころでした。が、終わってみれば明徳にらしからぬエラーが頻発したこともありまさかの8-0のコールドゲームで中京大中京が勝ちました。

ここで注目したいのが馬淵監督の試合後のコメントです。強力打線の明徳は結局7回4安打で10三振を喫しましたが、「この1年間、夏の甲子園を含めていろんなピッチャーと対戦しましたけど、間違いなくナンバー1ですね」と高橋投手を称えました。

さらに「ボールが低くて球筋がいいし、シュート回転しない。たまに高めに来たと思ったら威力がある。ストレートでカウントがとれるのはいい投手の証。左バッターへのクロスファイヤもいいね。これまで対戦した中では山岡(泰輔・瀬戸内高校、現オリックス)に匹敵する」と絶賛。

さらにかつて1998年に夏の甲子園準決勝で対戦した松坂投手との比較を聞かれると「ストレートは高橋君の方が良いんじゃないの?リリースしてからミットに入るまでを見ても一瞬遅れるというか間違いなく良いピッチャーですよ、将来が楽しみ」と評しました。

試合後にはあいさつに来た中京大中京の高橋源一郎監督に「ええピッチャーや、大事にせえよ」とエールを送りました。

今日の試合を観る限り、高橋投手のストレートは走っているように見えましたが、死球を出すなど安定しない場面もありました。しかし変化球が冴えていてカウントも空振りもとれるといった感じで大崩れはなさそうな投球でした。

あの強打明徳打線を4安打に封じ込めた高橋投手の快投は名将馬淵監督もうならせましたが、松坂投手以上というのはいささか過大評価ではないかと思います。

しかし球速以上に打ちにくいストレートであれば間違いなく好投手の証でもあります。あの馬淵監督に評価されたのであれば、あながち松坂投手以上とまではいわなくても大器の片りんを大いに見せつけたのではないでしょうか?

来春の選抜大会の一般枠の出場校はほぼ当確しています。中京大中京と明日対戦する天理は近畿大会で大阪の大阪桐蔭、履正社を撃破しています。

近畿勢は選抜に出場する高校全てが優勝候補にあがる実力です。明日の天理高校との対戦で中京大中京の高橋投手が先発するかは不明ですが、来春の選抜を占う意味では高橋投手の剛腕が強力天理打線とどう対峙するのか?非常に興味深いですね!

まとめ

2019年明治神宮野球大会が開催し、高校の部の1回戦では今夏準優勝した中心選手が多く残り北信越大会を圧勝した星稜高校を明徳義塾が下しました。

四国大会を圧勝した明徳は、星稜戦に続き東海代表の中京大中京と対戦します。好投手高橋投手を擁し東海地区を無敗で制した中京大中京との対戦は予想外の明徳のコールド負けとなりました。

その要因が高橋投手の7回4安打10奪三振の力投です。試合後の名将馬淵監督のコメントでは「真っすぐは松坂投手よりいいんじゃないか?将来が楽しみ」とまで言わせた高橋投手の身長、体重、出身、経歴などプロフィールについて紹介しました。

来春2020年選抜甲子園大会は、夏の大阪勢の連覇(2018大阪桐蔭、2019履正社)に続いて2019年東邦、2020年中京大中京と愛知県勢の連覇となるか?

来春が待ち遠しいですね!っとまずは明治神宮大会がどんな結果になるか楽しみです!

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