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2020沢村賞発表はいつ?複数回受賞菅野か初の大野か、歴代の複数回受賞者は何人いる?

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2020年プロ野球シーズンもセリーグは巨人、パリーグはソフトバンクがリーグ優勝を果たしました。シーズン終了後には個人タイトルが確定し、特別賞の発表があります。

特別賞の中でも投手にとって最高峰の栄誉であるのが沢村賞(沢村栄治賞)です。今季は巨人の菅野智之投手と中日の大野雄大投手が個人投手成績の各部門のトップを競いました。

沢村賞は過去に2度受賞した菅野投手と初受賞を目指す大野投手、ともにエースとして好調なチームを支えてきました。巨人の優勝に菅野投手は貢献しましたが、沢村賞はどちらが受賞するのか?沢村賞の発表はいつなのか?またかつて沢村賞を複数回受賞した投手にはどんな投手がいるのか?見てみましょう!

2020年沢村栄治賞の発表はいつ?

今季は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、プロ野球の開幕は6月まで延びました。その影響でセリーグはクライマックスシリーズはなく、パリーグは1位と2位のチームが3戦先勝方式でクライマックスシリーズを行います。

日本シリーズは11月21日から最長29日まで開催予定ですが、例年は10月中旬から下旬に行われていますので約1か月ほどシーズンが後ろにずれることとなりました。

例年では10月下旬に発表されていた沢村賞ですが、発表時期に特に規定がある訳ではなく、昨年は日本シリーズ期間中に「該当者なし」と発表されました。今シーズンはシーズン終了が11月上旬ですので11月中旬から日本シリーズの終了する下旬までの間の11月23日に発表されることになりました。

2020年の選考委員は堀内恒夫委員長、山田久志、平松政次、村田兆治、北別府学の5委員で構成されます。もちろん選考日の11月23日までは他言無用です。最後は多数決で決まるようです。

今季はジャイアンツ菅野智之投手とドラゴンズ大野雄大投手が好成績で投手成績の各部門のトップを競っています。どちらが沢村賞を受賞するのか?そもそも沢村賞とは?続いて見てみましょう!

関連記事:2020菅野智之投手契約更改で来季年俸も球界最高6.5億円!生涯年俸や通算成績は?

沢村賞とは?2020年受賞するのは?

沢村賞とは?

そもそも沢村賞とは、プロ野球の草創期に活躍した巨人軍の大投手沢村栄治投手の栄誉と功績を称えて、シーズンで最も優れた先発完投型の投手に贈られる賞です。元々は1947年に制定されて以降はセリーグの投手のみが受賞対象でしたが、1989年の平成からパリーグの投手も対象となりました。

プロ野球OB5名を中心とした沢村賞選考委員会が審議し、原則12球団から1名が選ばれます。かつては1966年は堀内恒夫投手(巨人)、村山実投手(阪神)、2003年は斉藤和巳投手(ダイエー)、井川慶投手(阪神)と2名同時受賞は2回ありましたが、今季はどうなるのでしょうか?

まず沢村賞には選考基準は

  1. 15勝以上
  2. 150奪三振以上
  3. 10完投以上
  4. 防御率2.50以下
  5. 投球回200以上
  6. 登板25試合以上
  7. 勝率6割以上

の7項目ですが、全項目をクリアする必要はありません。また近年は投手分業化が進み先発完投の数が減ってきているため、2019年よりクオリティスタート(QS)という先発7回以上、自責点3以下だった試合が考慮されるようになりました。

今シーズンは通常の年間143試合が120試合に短縮されたため、上記項目がどれくらい緩和されるのか定かではありませんが、これらの項目を多数クリアできそうな投手が巨人菅野投手、中日大野投手に阪神西勇輝投手の3投手が当てはまりそうです。

パリーグもオリックス山本由伸投手がここに食い込みそうですが、これら3投手を上回ることは難しそうですので、この3投手の成績を比較してみたいと思います。

2020年沢村賞候補投手の成績比較

菅野投手、大野投手、西投手が上記の沢村賞選考基準の7項目をどれくらいクリアできそうなのか11月11日時点の成績で比較してみました。

項目菅野投手大野投手西投手
15勝14勝11勝11勝
150奪三振131148115
10完投3104
防御率2.501.971.822.26
200投球回137.1/3148.2/3147.2/3
25試合登板202021
勝率6割.875.647.688

各項目でトップの成績は赤字としましたが、大野投手が4部門、菅野投手、西投手が1部門でトップの成績です。広島の森下投手も新人ながら防御率1.91、10勝と活躍していますが、上記7項目でトップの項目がないので候補からは外しました。

まず勝利数ですが、開幕13連勝の菅野投手がリードしており、試合数が減った中でも15勝という項目を唯一クリアできそうです。一方で奪三振数は大野投手が148とこちらも150奪三振をクリアできずに終わりました。さらに圧巻なのは大野投手は投手分業化の中で10完投と断トツの完投数を誇りすでに項目をクリアしました。

防御率2.50は3投手ともクリアしており残り試合で大野、西投手はクリア、菅野投手も残り1試合に登板してもクリアできそうです。その中でも大野投手の防御率1点台は45イニング連続無失点、6完封をしているだけあって驚異的な数字をたたき出しています。

200投球回ですが、こちらも試合数減の影響もありますが、大野投手148.2/3、西投手は147.2/3と150回にわずかに届かないものの、菅野投手は132回1/3と少し下回るため大野投手がトップとなりそうです。

同様に登板試合数も25試合には3投手とも届きませんが、20試合登板が一つの目安になるならば西投手21、大野投手20がクリアしています。最後の勝率ですが菅野投手は開幕13連勝もあって驚異の.875と断トツ、一方で大野投手は11勝6敗、西投手は11勝5敗と6割を上回りました。

ここまでの成績を見る限りはやはり西投手が菅野、大野の両投手を抑えて受賞するのはやや難しいかもしれません。1項目でトップに位置していますが、ほかの2投手と大きな差はないものの、奪三振、防御率で見劣りします。

菅野投手は14勝しているものの完投数、投球回、登板数が少し物足りない感じがありますが、残り試合で登板、勝利して15勝、4完投、20試合登板をクリアするくらいならば勝率.875という優勝チームの大黒柱としての成績が考慮されるかもしれません。

一方の大野投手は11勝と15勝に届かず、150奪三振、150投球回もわずかにクリアできませんでしたが、20試合登板で10完投、防御率1点台が評価される可能性があります。

2019年は山口俊投手(巨人)、有原航平投手(日ハム)が4項目をクリアしましたが、完投数が山口投手0、有原投手1、投球回も200に満たなかったため19年ぶりの「該当者なし」となりました。

今シーズンは試合数が13試合減ったことで登板試合数25、投球回200、勝利数15がどれくらい考慮されるのかがカギとなります。14試合減ったことで登板数で3試合、投球回で20回程度は緩和されても良いとは思います。

この場合、大野投手は150奪三振をクリアできていれば投球回、登板試合以外の4項目クリアとみなしても良かったのですが、わずかに届かず。菅野投手は15勝をクリアできれば防御率、勝率の3項目をクリアできます。完投数に関してもクオリティスタートが考慮されれば4項目クリアとみなされるでしょう。

もしかしたら2年連続の該当者なしもありえなくはないですが、コロナ禍による調整不足等も考慮されれば上記3投手の成績はいずれも立派なものですので、該当者なしは考えにくいでしょう。

菅野投手は11月1日に登録抹消して日本シリーズに向けて調整中です。そして11月14日最終戦のDeNA戦に菅野投手が先発、5イニングを無失点の結果でした。最終戦で完封、15勝目となれば菅野投手が有力になったかもしれませんが、最終成績を防御率1点台、20試合登板には乗せました。

いずれにしても3度目受賞の菅野投手か初受賞の大野投手に絞り込まれたのではないでしょうか?両投手ともクオリティスタートの考慮を入れて選考基準の5項目をクリアしたと言えると思います。

菅野投手が15勝を挙げていれば沢村賞の称号にふさわしいエースとしての勝利数、優勝チームのエースということが評価されたかもしれません。しかし近年ない10完投、防御率1.82の大野投手が有力ではないでしょうか。23日の発表が楽しみですね。

歴代の沢村賞複数回受賞者は?

1947年に制定されて1988年まではセリーグから、1989年以降は12球団から選考された沢村賞、各シーズンの最高の先発完投型投手を選ぶだけあって複数回受賞するのは至難の業です。

そんななかで複数回受賞した投手は何人いるのでしょうか?

投手名回数球団受賞年
杉下茂3中日1951、1952、1954
金田正一3国鉄1956~1958
村山実3阪神1959、1965、1966
斎藤雅樹3巨人1989、1995、1996
別所毅彦2南海、巨人1947、1955
堀内恒夫2巨人1966,1972
高橋一三2巨人1969,1973
小林繁2巨人、阪神1977,1979
北別府学2広島1982,1986
上原浩治2巨人1999,2002
斉藤和巳2ダイエー、ソフトバンク2003,2006
前田健太2広島2010,2015
田中将大2楽天2011,2013
菅野智之2巨人2017,2018

歴代の複数回受賞者を見てもレジェンド級の投手ばかりです。3回受賞した投手は4人しかいません。杉下茂投手、金田正一投手、村山実投手はいずれもセリーグからの選考だった時代ですが、斎藤雅樹投手は12球団からの選考での3回受賞は際立ちます。

そういう点では上原浩治投手以降、斉藤和巳、前田健太、田中将大、菅野智之の5投手は12球団から選考されており、日本プロ野球を代表する投手として上原、前田、田中投手はメジャーにも挑戦して結果を残しています。

菅野投手は2021年はメジャーに挑戦するかもしれませんが、2020年3回目の受賞となればまさしくレジェンド級の投手の域に達したと言っても過言ではないでしょう。

まとめ

2020年のプロ野球沢村賞の受賞者は誰になるのか?そもそも沢村賞とは?発表はいつ頃?歴代の複数回受賞者は?について見てきました。

  • 2020年の発表は例年より1か月近く遅く11月中旬頃になるのでは?
  • 沢村賞は1947年に制定、シーズンで最も優れた先発完投型の投手に贈られる特別賞
  • 沢村賞には選考基準が7項目あり選考委員会が審議して決定する
  • 2名同時受賞は過去2回、該当者なしのシーズンもある
  • 歴代の複数受賞者は14名、3回が最多で杉下茂、金田正一、村山実、斎藤雅樹の4投手
  • 2020年は巨人菅野智之、中日大野雄大の両投手が有力候補

大野投手は3項目クリアしていますが、148奪三振、148.2/3投球回がどのように評価されるのか?菅野投手は4項目をクリアできれば勝利数15、勝率8割超が評価されての受賞の可能性もあると思います。

菅野投手が3回目の受賞となれば最多受賞回数に並ぶという点でも2020年の沢村賞の発表も目が離せないでしょう!

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