上達編

野球チームを強くする3つの極意!実戦経験、チームの特色、技術の向上が重要!

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試合前のキャッチボール

野球をするからには試合に勝つことが最大の喜びです。

もちろん、勝つ以外にもホームランを打ったり、三振を取ったりすれば気持ち良いでしょう。しかしその結果、チームの勝ちに貢献できたからこそ、喜びが最大になるというものです。

では、試合に勝つためにはどうすればよいでしょうか?

それはやはり練習あるのみです!

関連記事:野球の練習メニュー、名称や意味は?効率的に取り組んで早く上達しよう!

と言ってしまっては、当たり前すぎです。肝心なのはどうすればチームを強くすることができるのか?この目的意識がないとどんなに厳しい練習を積んでもチームは強くなりません。

強くするために欠かせないのは実戦経験を重ねることとチームの特色を生かすこと、そして何より技術力の向上です。具体的にはどういうことが必要か?早速見ていきましょう!

実戦経験を重ねる(ひたすら試合をする)

チームを強くするためには、究極的には「実戦経験を重ねる(ひたすら試合をする)」ことが秘訣です。

が、通常は試合ばかりできません。なぜなら仮に9イニングの試合をすれば試合時間は2時間はかかります。対戦相手もそうそう見つかりません。

もちろん自分たちのチーム内で紅白戦を行うというのもよいですが、練習方法としてはあまりにも非効率的です。

このため、普通は時間を効率的に活用するために、基本的な練習を集中して行います。

  • キャッチボール
  • フリーバッティング
  • シートノック
  • ベースランニング

など投げる、打つ、捕る、走るといった行為を集中的に繰り返すことで技術を向上させることが効率的だからです。

しかし、本来練習をするというのは技術の向上は当然として、その先には試合に勝つということが目的としてあるはずです。練習の成果を試合で発揮するということがよく言われますが、正確には試合に勝つための練習を積み重ねて効果的に試合に生かすということです。

受験勉強でも同じことが言えます。

学習という観点では、学校の授業や塾の講座で学んだことを定期テストで試すのが効果的です。しかし受験勉強は入学希望の学校の入試問題の傾向を知って対策をたてます。

もちろん日々の学習をきちんとやることが大事ですが、受験においては傾向を知り、模擬試験で実力を測り、その結果に対して必要な学習をすることが効果的です。

野球においても試合に勝つために不足している点を知り、そこから効果的に練習をすることがチーム力向上の近道です。

試合をすることによる重要な4点を以下に説明します。

なぜ試合をすると強くなるのか?

ではなぜ試合をするのが強くなるのかということですが、それは試合でしか学べないからです。試合では、ピッチャーは打ちやすいところばかりには投げてくれません。というよりも打ちにくいところにしか投げません。

また打球もノックとは違い、投球を打ち返した早い打球が飛んできます。相手のランナーはアウトにならないように、またスキさえあれば次の塁を狙って走ってきますので、このランナーをアウトにしなければなりません。

そしてこれら試合に必要なプレーは試合の中で初めて生かされます。この試合において足りない点、補う点は試合でしか学べません。

試合運びは実戦でしか学べない

また試合運びというのも試合に勝つことにおいて重要です。先制点、中押し点、ダメ押し点を取れるのが理想的ですが、毎回毎回都合良くは進みません。初回に大量失点することもあれば、終盤に逆転されることもあります。

その場その場での試合の形勢に対してどういう対処方法があるのかを日ごろから知っておく必要があります。そのうえで、こういった形勢のときにはどういう練習をしておけばよいのかということが明確になります。

実戦の緊張感の中で実力を発揮する

いくら練習でよいピッチング、バッティングをしても実戦で活かせなければ意味がありません。練習とは違う緊張感の中でどんなプレーができるのかということを知り、慣れることで練習通りの実力を発揮する状態に近づけます。

特に練習試合と公式戦とでも緊張感は違います。練習試合では結果を出せないとレギュラーから外されるという緊張感もありますが、公式戦の場合はさらに負けたら終了という緊張感がついてまわります。

極度の緊張感においては、想定していないプレーをしてしまうこともあります。日ごろから実戦に慣れておくことが、この緊張感と上手く付き合うことに役立ちます。

紅白戦で実戦経験を積む

試合といってもそう簡単に毎回毎回試合相手は見つかりません。練習試合ならば毎週土日に行うことはできますが、もっと実戦形式を増やそうとするならば自チーム内の紅白戦も有効です。

僕自身が中学の時は、夏休みの早朝練習では毎日紅白戦を実施していました。グラウンドが早朝でしかフルに使用できなかったという点もありましたが、この練習は実戦のチーム力の向上に大きく役立ちました。

この紅白戦の時には、負けたチームはベースランニングが勝ったチームの倍になるというペナルティが設定されました。それも1週間単位で毎日ベースランニングの回数が増えていき、1週間後には勝ったチームは7周、負けたチームは14週というなかなか過酷なものでした。

このため緊張感も日増しに強くなり、どうしたら勝てるか必死になりました。本来の緊張感とは全く違うものですが、普通の練習では味わえないものです。

しかし夏休みの終わりころにある大会では、練習試合でいつも負けていた相手に勝つことができました。チームの得点パターンや適正な打順、ポジションというのが明確になったこと、実戦慣れしたことが勝因だったと感じます。

以上、試合をひたすらやることでチームが強くなるということをお伝えしました。

高校野球でも無名校が年間100試合をこなして甲子園に出場したことが話題になりました。またグラウンド事情が悪く、試合の時にしかまともな野球ができないという強豪校もあります。

とにかく実践を経験することでチーム力向上のスピードが早くなることは間違いありません。続いてひたすら試合をするだけではなく個々の実力を向上するために必要なことを見ていきましょう!

チームの特色(チームカラー)を知る

チームカラーとはチームの特色をどう前面に出すかですが、例えば

  • 投手力中心のチーム
  • 守りの堅いチーム
  • 破壊力のある打撃のチーム
  • 足や小技を絡めた機動力が得意なチーム

などいろいろあります。

このチームカラーを知ることで、どういう勝ち方を目指すのかチームのあり方が決まります。そのチームカラーに合わせて練習内容も変わってきますが、チームカラーを前面に押し出した戦術、戦略を持つことは試合で勝つために非常に大きな強みとなります。

例えば

  • 投手力中心のチーム

投手力を意識した練習が中心となります。投手に球速があれば、球速に押されてボテボテのゴロが増えるのでそれを意識した守備練習や、コントロールが良ければ投手の投げるコースによって守備位置を変えるなどより精度の高い守備力を鍛えられます。

また好投手をバッティングピッチャーにすることで打撃力も鍛えられます。とにかく投手、捕手のバッテリーを中心に失点を抑えるチームカラーとなります。

  • 守りの堅いチーム

通常の捕球、送球のみならず、野手が守備位置を離れた瞬間に走者を離塁させておいて別に野手がカバーして走者をアウトにするピックオフ、スクイズやバントを外すウエストなど打者を打ち取ること以外の守備力によりアウトを取ることが得意なチームカラーとなります。

  • 破壊力のある打撃のチーム

ひたすらバッティング重視の練習が中心となります。あまり投手力がなく、また守備のミスには目をつぶってでも「取られたら取り返す」というチームカラーになります。

  • 足や小技を絡めた機動力が得意なチーム

打撃力が低いが、とにかく四死球で出たランナーを送りバントや盗塁で進塁し、相手のちょっとしたミスを見逃さず積極的に次の塁を狙います。投手は投げにくくなるのでプレッシャーをかけられます。少ないヒットで得点を奪うチームカラーとなります。

このようにチームカラーはそのチームの強みにもなり、「自分たちの野球」というスタイルを持つことはチームを落ち着かせ土壇場で慌てずにいられることにもつながります。何より終盤で勝ち越していても相手が堂々と落ち着いているのは不気味でもあります。

強いチームは必ずと言っていいほどチームカラーを持っています。他には負けないチームとしての特色を持つことは強みとなります。

勝つために必要な技術とは?

シートノックの風景

野球で強くなるためにもう一つ重要なのは、当然ですが選手個々の実力の向上です。結局、チームとしての実力は個々の実力の結集です。勝つために必要な技術とは?その重要性について説明します。

投手ならコントロールを磨け!

好投手というとどんな投手を思い浮かべるでしょうか?おそらく「球が速い」ということが真っ先に浮かぶと思います。もちろん球が速いのは好投手の条件です。しかし剛速球を投げられる投手はそうそういませんし、鍛えて球速を上げるのにも限界があります。

そもそも球速があっても必ずしも勝てるわけではありません。四死球が多ければ自滅しますし、闇雲にストライクゾーンに投げても打たれる確率は高いです。

投手に一番必要な要素、それはコントロールです。そしてこれはトレーニングで鍛えられる要素でもあります。

コントロールの重要性4つを以下に説明します。

四死球を減らす

まず四死球が多くては話になりません。四死球は相手に塁を与えるどころかランナーがいれば進塁も許すことになります。通常打者は打率3割あれば好打者と言われます(アマチュアでは4割くらいの打者もいますが)。10回のうち7回は凡打になるのに、四死球では無条件で出塁、進塁を許すことになります。

実際に失点に四死球が絡むケースは多いです。四死球で出したランナーを送りバントまで2塁まで送られて、1ヒットで1失点というのはよくある失点パターンです。四死球は少ないに越したことはありません。

暴投を減らす

上のケースでは四死球で出したランナーを2塁まで送られて、さらに暴投で3塁まで進塁されると、今度はスクイズ、犠牲フライでノーヒットで1失点となります。またせっかく空振りをとったのに振り逃げを許すケースもあります。

上記の四死球、暴投は進塁を許すケースですので、ないに越したことはないですが、なかなか0にすることは難しいです。むしろ重要なのは打者との駆け引きです。

打者の打ちづらいコースへ投げる

基本的に打者はストライクゾーンのボールを打ちに行きます。しかし2ストライクに追い込まれるまでは、甘い球を待ちます。つまり2ストライクまではきわどいコースでカウントを稼いで、追い込んでからはボール球を振らせることや打ちにくいコースに投げ切ることで打者を打ち取ることができます。

しかし真ん中あたりや高めの甘いコースに投げてしまうと、ヒットにされる確率がかなり上がります。逆に低めのコースであれば、打たれてもヒットになる確率はかなり下がりますし、コントロールが良ければ打者の苦手なコースに投げることも可能です。

変化球でボール球を振らせる

さらに上級を目指すならば変化球のコントロールを磨くことです。変化球には、球速の緩急で打者の目を惑わす方法もありますが、一番効果的なのはボール球を振らせることです。

打者がストライクと思って打ちに行ったら、ボールゾーンへ球が逃げていく場合、打者は空振りするかせいぜいファウルにしかできません。

これは直球と変化球を全く同じフォームで投げたり、同じくらいの球速で投げないと打者も見逃してしまうので、身に着けるのは簡単ではありませんが、打者を押さえるには有効です。

コントロールをよくするのがいかに有効かというのはご理解いただけたと思います。そしてこれは球速を上げるのとは違い練習である程度鍛えることが可能なのです。

コントロールをよくするための秘訣は、安定した足腰と球を離すリリースが安定することです。これは体に染み込ませて覚えるしかありませんが、コースを意識した練習を心がけましょう。

打者なら選球眼と逆方向への打球を心がけよ!

さて好打者に必要な要素はいくつかあります。ミートがうまい、パワーがある、スイングが速い、リストが強いなどいくつかの要素がないとなかなかヒットは打てません。もちろんこれらの要素も練習によってある程度身に着けることはできますが、生まれ持った素質によるところもあります。

しかし、選球眼を磨くことと逆方向へ打つことは練習によって身に付きます。むしろこれができることで格段にヒットを打つ確率が上がります。

選球眼と逆方向への打撃の重要性を以下に説明します。

なぜ選球眼が重要か?

投手に必要なのはコントロールと述べましたが、これと相反するのが打者の選球眼です。ストライクかボールかを見極めること、直球か変化球かを瞬時に見極めることは好打者には絶対必要な条件です。

ボール球に手を出していてはヒットは打てません。さらに投手からすればボール球に手を出してもらうことでカウントを悪くせずに済みます。これは投手にとっては非常に助かります。

また投手はストライクゾーンからボール球になるボールを投げて打ち取ろうとしますが、これを見極められると投げるコースがなくなってきます。投手は四球につながるためボールを増やしたくありませんから、おのずとストライクゾーンで勝負せざるを得なくなります。

選球眼が良いということは、四死球が増えると同時にストライクゾーンで勝負しやすくなるので打者にとっては有利となります。

プロ野球を見ていてもかつて松井秀喜選手や福留孝介選手は、新人のころはアウトコースのスライダーに泳がされるケースがよくありましたが、タイトルを取るようになってからは泳がされるどころか悠然と見送っていました。そして甘い球を逃さずに仕留めるようになっていきました。

なぜ逆方向への打球が有効か?

打者というのは強い打球を打ちたがります。特に強打者であればあるほどプル(引っ張る)バッターが多いように感じます。しかし引っ張る打ち方は、引っ掛けることも多々あります。この引っ掛けるというのは、右打者ならボールの外側や上側にバットが当たってしまいサードやショートへの凡打となるケースです。

これは引っ張る意識が強いためにおこる打ち損じです。また引っ張る意識が強いとボールを待ちきれず自分の体より前のポイントで打ってしまいます。

バッティングの基本は、ボールを呼び込んで打つことです。どういうことかといいますと、できるだけ体に近いポイントまでボールを引き付けて打つことでより反発力を生かした強い打球を打つということです。

ここで意識をセンターから逆方向(右打者ならライト方向)に持つことで、ぎりぎりまでボールを引き付けてボールの内側をたたくことになります。ぎりぎりまでボールを引き付けることができれば、ストライクかボールの判断、直球か変化球化の判断が少しでも長く(といっても0コンマ何秒の世界ですが)できることになります。

打者が投球を判断するのは、ボールが投手の手を離れた瞬時に行いますが、これがたとえ0コンマ何秒でも余裕ができることは非常に有利です。こうすることで打てないボールに手を出さなくなるばかりか、強い打球を打てるようになります。逆方向に引っ張るという感覚です。

実際にこれを実践できるのようになるには、普段の練習からかなり意識して取り組むことと、スイングスピードを速くすることが重要です。スイングスピードを速くするには、素振りはもちろんのこと下半身や背筋、リストを鍛えることも必要です。

またインコースの球はなかなか逆方向に引っ張るのは難しいです。インコースの球は腕をたたんでポイントを前にして打つなど臨機応変の対応も必要です。

野手なら守備の時は足を使え!

野手、特に内野手は守備の時に必要なのは、ボールをきちんと捕ることと安定した送球をすることです。これは練習で身に着けていくしかありませんが、この時に一番心がけるのは足の使い方です。

捕ることと送球することなのに「足を使う?」と思うかもしれませんが、これは足の運び方や体を動かして打球に合わせることを意味しています。

重要なのは以下の2点です。

  • 打球に対していかに捕球しやすい体勢を取るかということ

打球に合わのせたグラブさばきは重要ですし、正面に入って打球を体で止めるという教えもあります。しかしそれ以前にできるだけ足を動かして捕りやすいかたちで捕ることが重要です。

  • 捕ってからいかに送球しやすい足の運び方ができるかということ

野手は打球を捕れば終わりではなく各塁へ正確に送球しなければなりません。足を止めて捕球するよりも送球する先を意識したステップをふむことで素早く正確な送球をすることが重要です。

内野に飛んでくるゴロはバウンドが大きいイージーなものもあればショートバウンド(手前で地面にバウンドする打球)、ハーフバウンド(地面にバウンドしてから球が上がりきる前の打球)など様々です。

バウンドの種類によっては足を動かしてなるべく取りやすいバウンドに合わせることや、当然ボテボテの緩い打球は猛ダッシュするなど足の使い方でエラーや内野安打を少しでも防ぐことができます。

もちろん瞬発力の差や打球に対する一歩目によって守備範囲は変わってきますので、こちらも足を使って守備範囲を広くできるのが理想ですが、まずは守備範囲の打球を確実に処理するためにも足を使って捕球、送球の精度を上げることを心がけましょう。

まとめ

野球でチームを強くするための目的意識として重要なのは

  • とにかく試合をして実戦経験から学ぶ

結局、野球で勝てるように強くなるためには、実戦で学ぶことが近道です。試合に勝つことが目的ならば、試合の中で試合に役立つためのプレーを意識して練習に取り組みましょう。

  • チームの特色(チームカラー)を知ること

チームとしての特色であるチームカラーというのを知り強化することは試合に勝つためには重要です。強いチームは必ずこのチームカラーを持っており、このスタイルを貫くことで土壇場で強みを発揮することも多いです。

  • 勝つために必要な技術

チームが強くなるためには個々の実力が向上することが必要条件です。勝つために必要な技術として、投手ならコントロール、打者なら選球眼と逆方向へのバッティング、野手なら足を使う、ということを意識して取り組むだけで格段に技術が向上します。

この3点を意識して取り組むことです。がむしゃらな練習だけでは試合に勝てるわけありません。試合に勝つためにどういう取り組みが必要かという視点で目的意識をもって取り組めばチーム力はきっと向上すると思います。

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