2019年11月に開催された明治神宮野球大会高校の部で愛知県の中京大中京高校が優勝を飾りました。この優勝の原動力となったのがエース高橋宏斗投手とバッテリーを組んだ印出太一捕手です。印出選手は主将で打っては4番と攻守にわたってチームをけん引しました。
2020年第92回選抜高校野球に中京大中京は選抜されました。神宮大会を制覇した同校は優勝候補の最右翼と評されますが、それと同時に高橋、印出のバッテリーも注目選手として取り上げられるでしょう。
この印出太一捕手とはどんな選手なのか?身長、出身中学、経歴などのプロフィールについて紹介したいと思います!
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中京大中京高校印出太一捕手と戦績は?
中京大中京高校の印出太一捕手のプロフィールは以下の通りです。
名前 | 印出太一(いんで たいち) |
投打 | 右投げ右打ち |
ポジション | 捕手、主将 |
出身地 | 愛知県名古屋市 |
生年月日 | 2002年5月15日 |
身長 | 183cm |
体重 | 80Kg |
経歴 | ファイヤーボーイズ(名古屋市立原小学校) |
東海中央ボーイズ(名古屋市立原中学校) | |
中京大中京高校 |
小学校のころから野球をはじめ、軟式野球のファイヤーボーイズに入団します。6年生の時には地元の小学6年生から選抜されるNPB12球団ジュニアトーナメントに中日ドラゴンズジュニアの捕手として出場しています。
現在の中京大中京高校のエース高橋宏斗投手とはドラゴンズジュニアでもチームメイトでした。
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中学時代は硬式リーグ東海中央ボーイズでプレー、全国大会に出場します。さらに3年生の時には15歳以下のボーイズリーグ日本代表にも選出され世界少年野球に出場し優勝しました。
中京大中京高校に入学後は1年春からベンチ入りします。この時は上級生に正捕手がいたため主に一塁手、主に5番で出場しました。6月の招待試合の大阪桐蔭戦では柿木、横川投手から3安打を放つなど非凡なところも見せました。
2年生時には背番号3で捕手を兼任しましたが、結局2年の夏まで甲子園の出場はなく最上級生となった2年生の秋の大会から頭角を現し始めます。
秋の県大会では県内無敗のまま優勝、決勝の愛工大名電戦では本塁打を放ち5-0と貫録勝ち。東海大会でもタイムリーを放つなど東海大会の優勝に大きく貢献しました。明治神宮野球大会でも好調を維持し、3戦すべてで打点をあげるなど4番打者の仕事をきっちり果たしました。
神宮大会では打率.250と確実性はやや欠けるものの大きいのが打てる点で相手チームにとっても脅威となるでしょう。また守備の方は、神宮大会では盗塁阻止率.000と許した盗塁は1つながら、強肩の持ち主で二塁送球時間は1.8~1.9秒とまずまずのいったところです。
地方大会では送球がそれる場面もありましたが、いかに相手チームの機動力を封じることができるかが今後の課題ではないでしょうか?印出選手本人はインサイドワークには自信を持っているようでクラスでの成績も常に上位とのことです。
打撃は水物ですが、インサイドワークで高橋投手をリードできればチームとしての上位進出の確率もぐっとあがることでしょう。
スカウトの評価も中日中原スカウトによれば、「このセンターラインはすごい」との評。高橋、印出のバッテリーに加え同じく2年生の下級生時からレギュラーのショート中山選手、センター西村選手とのセンターラインとして一目置かれているようです。
4番捕手の主将として出場が予想される2020年の選抜甲子園でも注目選手となることは間違いないでしょう。1学年上のドラゴンズジュニアに選出された東邦高校の石川選手のように1大会3本塁打を打つことができれば一気にドラフト上位候補あります。
そこで選抜までの冬期をどのように過ごすのかが見どころでしたが、選抜大会は中止となり救済措置として開催された甲子園交流試合で全国デビューしました。この試合での成績は4打数1安打1四球でチームは延長10回裏にタイブレークからサヨナラ勝ち。
チームは昨秋から公式戦無敗、夏の代替大会の愛知県独自大会でも優勝、チーム28連勝無敗でチームの目標を達成しました。
主将として臨んだ今大会も「悔いなく最高の終わり方ができた」と振り返り、「新型コロナによる自粛明けに交流試合の開催をモチベーションとしてチーム無敗を目標にした。校歌を歌っているときには涙が込み上げた」とくくりました。
気になる今後ですが、印出捕手本人は進学を表明しているようです。次のステージで打撃や守備をもうワンランクアップできれば驚異のスラッガー、注目の大型捕手として将来のドラフト候補は間違いないでしょう。
エース高橋投手も進学を基本としておりプロ志望の表明はしていませんが、ともに進学となれば4年後のドラフト話題の選手となるでしょう。
まとめ
愛知県大会、東海大会、明治神宮野球大会と無敗で優勝を勝ち取った中京大中京ですが、エース高橋宏斗投手とともにチームの躍進をけん引したのが印出太一捕手です。1年生春からベンチ入り、2年生からはレギュラーを奪い取って最終学年をむかえる2020年選抜甲子園大会でも活躍が期待されました。
小学生時にはドラゴンズジュニアで高橋投手(当時はショート)、西村選手とともに選抜され、中学は15歳以下の全日本代表に選ばれるなど幼いころからトップレベルでもまれてきた印出選手です。
ドラゴンズジュニアは、ともに中日ドラゴンズにドラフト1位入団した根尾昴選手、石川昴弥選手も小学生時代に所属していました。将来も楽しみです。
そんな印出選手の出身中学、身長、体重や経歴など紹介してきました。
選抜までの冬期でレベルアップできれば選抜でも注目の選手、ドラフト上位候補に躍り出る可能性を大きく秘めており、中京大中京高校の選抜勝利数もトップの東邦高校を追い抜けるか?優勝回数も東邦の5回に並べるか?と期待がかかりましたが、新型コロナウイルス感染拡大により選抜大会は中止。
それでも主将として夏の選手権の代替大会である愛知県の独自大会を優勝、最後の公式戦となる甲子園交流試合も勝利しチーム無敗お28連勝で有終の美を飾りました。
2020ドラフト候補になると期待されましたが、印出捕手は進学を表明しています。4年後のドラフトが楽しみな選手ですね!
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