プロ野球

プロ野球12球団監督の年俸ランキング!最高年俸歴代1位の監督は?

更新日:

2020年の日本プロ野球では巨人の原辰徳監督が通算勝利数で歴代11位に躍進、2連覇で優勝回数も3位タイの9回に到達。近年では選手年俸が5億円を超えるのも珍しくありませんが、果たしてプロ野球の監督は給料をいくらもらっているのでしょうか?

名将と呼ばれた日本プロ野球の監督は多くいますが、物価が大きく異なる昭和時代の監督と令和時代の監督では年俸の単位も大きく変わります。特に平成以降では多くの選手が年俸1億円を超えるなか、監督の年俸の歴代ランキングはどうなっているのでしょうか?見てみましょう!

2021年の12球団監督年俸ランキングは?

あまり大きく報道されないプロ野球監督の年俸事情、億を超える選手があたりまえになった時代、果たして監督年俸の相場とはいくらくらいなのでしょうか?2021年の監督年俸のランキングを見てみましょう。

順位球団監督名推定年俸
1位巨人原辰徳2億円
2位日本ハム栗山英樹1億1000万円
3位ソフトバンク工藤公康1億円
阪神矢野燿大1億円
中日与田剛1億円
楽天石井一久1億円
7位ロッテ井口資仁8000万円
ヤクルト高津臣吾8000万円
9位西武辻発彦7000万円
広島佐々岡真司7000万円
オリックス中島聡7000万円
DeNA三浦大輔7000万円

1位はさすがの名将、読売巨人軍原辰徳監督の2億円です。第1次政権の2002年は8000万円でスタートしますが、いきなり優勝して2003年に1億円、第2次政権の2006年には1億5000万円で再契約してから第3次政権には2億円まで増えました。

2019年までリーグ優勝回数8回、2020年には通算勝利数単独歴代11位、さらに9回目のリーグ優勝を達成しただけに原監督が12球団でも断トツの年俸総額というのは納得ですね。

関連記事:原辰徳のすごさ!監督勝利数や選手成績、タイトル、高校時代まで通算成績まとめました!

関連記事:プロ野球監督の優勝回数、勝利数のランキング!名将と言われた監督とは?

原監督に次ぐ2位は2012年から日本ハムで長期政権を担っている栗山英樹監督の1億1000万円です。2012年は就任1年目で優勝しますが、年俸は7000万円の横ばいで続きます。2016年に2回目のリーグ優勝を果たして以降、1億1000万円まで増え現在に至ります。

3位には1億円で4人の監督が並んでいます。工藤公康監督は2015年に就任して6年目、矢野、与田両監督はともに3年目ですが、楽天の新監督石井一久氏も1年目から1億円、4人の監督ともに就任当初から1億円の年俸で推移しています。

関連記事:ソフトバンク下剋上で2019日本一!工藤公康監督の成績がすごすぎる!

工藤監督は日本一の回数の割には年俸は就任1年目から1億円の横ばいで推移していますが、ソフトバンクの選手の年俸額に比べると監督の年俸は物足りなく映ります。どんな契約になっているのか興味深いですね。

7位以下の監督は7000万円か8000万円が相場となっています。監督年俸は大抵が2~3年の複数年契約で、年俸額も一定のままであることが慣例です。就任期間でのチーム成績によって再度複数年契約を結ぶ際に年俸がアップする傾向にあります。

このため年俸ダウンでの再契約ではなく解任や辞任というかたちで評価されます。その点で言えば、原監督はもちろんのこと栗山監督はその手腕が高く評価されているということになります。

プロ野球監督歴代の最高年俸ランキングは?

プロ野球の監督で最も高い年俸をもらった監督は誰なのでしょうか?まず監督の年俸というのは下がらない反面、上がりにくい側面もあります。上がるためには長期政権で複数回のリーグ優勝を果たすか、優勝請負人として複数球団の監督を務めることが必須です。

同一球団での再契約や他球団で新契約する際に評価が見直されるため、監督としての経験が豊富であることや優勝争いに多く絡んでいることが年俸に反映されます。

それでは歴代の監督で年俸が高かった監督の最高年俸のランキングを見てみましょう!

順位球団監督名推定年俸
1位ロッテボビー・バレンタイン5億円
南海野村克也5億円
3位中日落合博満3億7000万円
4位ソフトバンク王貞治2億2500万円
5位阪神星野仙一2億円
巨人原辰徳2億円

プロ野球の監督年俸は選手のように公表されることがあまりありません。時代が古くなればなるほど公になっていないことが多いのですが、年俸額が億を超えることはない時代でしたので最高年俸ランキングは平成以降のものが大半です。

その中でも1位野村克也監督の5億円は、1970年代南海時代のプレイングマネージャーとしてのもので3冠王2回の選手実績や監督として優勝した経歴から後に5億円だったということが判明したというものです。

このためこの野村監督の5億円についてはいまいち信ぴょう性が高くないという点には留意が必要です。南海時代以降はヤクルト、阪神、楽天で監督を務めましたが、1億円から1.5億円くらいの年俸だったと推定されますので、5億円というのはやや疑問符がつきます。

ボビーバレンタイン監督の5億円は、メジャーリーグのニューヨークメッツ監督経験を経て2回目のロッテ監督時代のものです。2005年にリーグ優勝も果たしますが、ロッテのCM出演やファンサービスを大事にするなど監督手腕以外にも評価されてのものでしょう。

野村監督の5億円はさておいてもバレンタイン監督の5億円は今でも破格の金額です。むしろ現実的な年俸で言えば、3位落合博満監督の3.7億円は、中日での8年間の監督生活でリーグ優勝4回、日本一1回という監督手腕が評価されたものといえます。

王貞治監督はソフトバンクの監督時代のもので、ダイエー時代からのリーグ優勝3回、日本一2回の実績や1995年から2008年までの長期政権ということから評価されての金額と言えるでしょう。巨人時代からも含めた19年間の監督経験で通算1315勝は歴代8位にランキングされています。

星野仙一監督は中日で監督に2回就任しますが、通算11年の監督経験で2回のリーグ優勝の実績から2002年から2年間阪神の監督に就任します。この時に2億円の年俸となりますが、阪神でも18年ぶりのリーグ優勝を果たし輝かしい監督実績を残します。

2011年からは4年間楽天の監督を務めますが、楽天でも球団設立初のリーグ優勝、日本一を達成します。この時の年俸は1.5億円でしたが、歴代監督通算勝利数10位の1181勝を積み上げました。

同様に原監督の2億円も手腕が評価されてのものですが、リーグ優勝9回、日本一3回という好成績から言えば落合監督を上回ってもおかしくはありませんが、落合監督の年俸にはインセンティブが含まれていたのかもしれません。

年俸2億円を超える監督は監督経験年数が長いうえに複数のリーグ優勝を経験していることが多く、一方で選手のように年々増加するということはありませんが、少なくとも名将と言われる域に達していると言えるでしょう。

まとめ

2021年の日本プロ野球の監督の年俸ランキングでは

  • 1位は巨人原辰徳監督の2億円、2位は日ハム栗山英樹監督の1.1億円
  • 監督年俸の相場は7000万円から1億円、複数年契約が多く大幅アップはしにくい

ことがわかりました。また歴代の監督最高年俸ランキングでは

  • 1位はロッテのバレンタイン監督、南海時代の監督兼任選手の野村克也監督の5億円
  • 3位は落合博満監督の3.7億円、4位は王監督の2.25億円
  • 5位は星野監督、原監督の2億円
  • 2億円を超える監督は監督就任年数が長く、優勝経験も豊富

といった結果となりました。歴代の通算勝利数で上位にランキングされる監督は昭和時代に努めた監督が多いため、物価や給料、年俸相場が今より低かったことにより最高年俸も億を超えることはない時代でした。

通算勝利数、優勝回数でもまだまだ上積みを続けそうなジャイアンツの原監督の年俸もこの先増え続けるのでしょうか?このまま勝ち続ければ長期政権を築くかもしれません、この先も非常に楽しみですね!

(Visited 15,151 times, 1 visits today)
広告

-プロ野球

Copyright© 野球が100倍楽しくなるブログ , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.