閑話休題

ノーベル平和賞とは?環境活動家グレタさんは再び2020年も候補に!

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ノルウェーのオスロー大学

100回目となる2019年のノーベル平和賞が10月11日ノルウェーのオスロで発表されました。気候変動の危機を訴え一躍有名となったスウェーデンの環境活動家である16歳の少女グレタ・トゥンベリさんはノーベル平和賞の候補に推薦されましたが受賞となりませんでした。

受賞となれば史上最年少の17歳での受賞となりましたが、更新とはなりませんでした。しかし2020年2月欧州メディアが、ノルウェーのノーベル賞委員会は20年の候補に210人と107団体の計317件の推薦があり、グレタさんも再び候補者に推薦されたと報じました。

そもそもノーベル平和賞とはどんな賞なのか?歴代の平和賞受賞者はどんな功績が称えられ、どんな選考がされたのでしょうか?見ていきたいと思います。

ノーベル平和賞とは?

ノーベル平和賞はスウェーデンの科学者である創設者アルフレッド・ノーベルの遺言によって創設されました。ノーベル賞の授与はスウェーデンで行われますが、スウェーデンとノルウェー両国の和解と平和を祈念して平和賞のみノルウェー政府が主体となって選考します。

創設者ノーベルの遺言で平和賞は「国家間の連帯、軍備の削減・廃止、及び平和会議の開催や推進のため最善の働きをした人物」に授与すべきとしています。他のノーベル賞と異なり団体にも授与されるのが特徴です。

1901年以降、第一次、第二次世界大戦中には該当者なしが19回あり、2019年がちょうど100回目となりました。過去の受賞者は、平和運動の先駆者、国際紛争の調停、武装解除、和平交渉、人権など世界平和の実現に貢献した個人と団体に授与されてきました。

過去の受賞者には、日露戦争の講話をあっせんした米国大統領セオドア・ルーズベルト、東西冷戦下の難民のための政治的、法的保護の活動をしたUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)、非核三原則を提唱した佐藤栄作元首相、マザーテレサ、アウンサンスー・チー、オバマ元米国大統領などが名を連ねます。

21世紀には、人為的な気候変動や環境破壊がもたらす害悪を抑制する努力も平和賞の一環とされてきました。こういった点から、もう一つのノーベル平和賞と言われる「ライト・ライブリッド賞」を受賞したグレタさんが平和賞候補として浮上しました。

イギリスの公認賭け屋ブックメーカーではグレタさんが1番人気となるほどでした。それではグレタさんは受賞されたのでしょうか?

環境活動家グレタさんはノーベル平和賞に選考されるのか?

環境活動家グレタさんがノーベル平和賞を受賞すれば、2014年に17歳で平和賞を受賞したパキスタンの教育活動家マララ・ユスフザイさんを抜いて史上最年少となるところでした。

グレタさんは2018年8月からスウェーデンの国会前に1人で座り込んで地球温暖化への対策を訴え続けていました。そして9月23日にニューヨークで開かれた国連の温暖化サミットで演説し、トランプ大統領とのツイッターとの欧州も話題となりました。

トランプ氏は、グレタさんの国連での演説についてツイッターに皮肉を込めて「明るく素晴らしい未来を楽しみにしているとても幸せな少女のようだ」とつぶやきました。これを受けてグレタさんがツイッターの自らのプロフィール欄に「明るく素晴らしい未来を楽しみにしているとても幸せな少女」と応酬。

欧米のメディアではこのグレタさんのユーモアを交えた鋭い反撃を大きく報じました。

さて肝心のグレタさんがノーベル平和賞を受賞できるかについては、毎年平和賞受賞者を予想しているオスロ国際平和研究所(PRIO)のウーダル所長は、「気候変動と(平和賞の伝統的なテーマである)個々の武力紛争の要因を結びつける直接的な関連性が明確でない」とし、グレタさんの影響力は評価するものの有力候補から除外しました。

一方で、環境保護活動で最後にノーベル平和賞を受賞したのは2007年のアル・ゴア米国元副大統領で、以降かなりの時間が経っています。その事実がグレタさんの受賞チャンスを後押しするというノルウェー国際研究所長でノルウェーノーベル委員会の選考委員も務めたスヴェレ・ロドゴール氏の意見もありました。

そもそもノーベルの遺志である国家間の連帯、平和会議の開催や推進とは少しかけ離れてはいるものの、21世紀の課題でもある気候変動、環境保護への訴えが平和賞の選考基準に合致するかは賛否両論あるところです。

このような賛否の意見があるなか2019年10月11日のノーベル平和賞の発表ではグレタさんは受賞とならず、エチオピアのアビー・アハメド首相に授与されました。グレタさんの最年少での受賞はなくなりましたが、2020年もノーベル平和賞の候補者に再びあがったようです。

まとめ

2019年10月11日にノーベル平和賞が発表されました。

  • ノーベル賞とはノーベルの遺志である「国家間の連帯、軍備の削減・廃止、及び平和会議の開催や推進のため最善の働きをした人物」に授与される。
  • この遺志とは直接的関連性がないグレタ・トゥンベリさんの環境保護活動が平和賞受賞にふさわしいかは賛否両論ある。

こういった状況の中でグレタさんは結局ノーベル平和賞には選考されませんでした。受賞したのはエチオピアのアビーアハメド首相、国家間の紛争を終結させるために最善の働きをしたことが評価されました。

17歳の環境活動家グレタさんは史上最年少での受賞にはなりませんでしたが、2020年のノーベル平和賞の候補にも再び候補に推薦されました。今回受賞しても最年少とはなりませんが、2020年のノーベル平和賞の受賞はどうなるのでしょうか?

10月の発表が待ち遠しいですね。

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