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野球が東京五輪正式競技に!日本代表の歴代成績(公開競技時代を含む)まとめました!

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2020東京五輪で野球が追加種目として正式競技となりました。2008年の北京大会以来3大会ぶりの復活ですが、残念ながら2024年のパリ五輪では追加種目から落選してしまいました。全世界的には特にパリを含むヨーロッパではまだまだ認知度が低いので仕方ありません。

しかしWBCでは輝かしい戦績を誇る日本代表、2019年のプレミア12も優勝しました。東京五輪でも「野球王国」として金メダルを大いに期待できるのではないでしょうか?

さてそんな日本代表の五輪での歴代成績はどうだったのでしょうか?かつての公開競技の時代も含め日本代表の戦いぶりを知れば東京五輪もきっと楽しめるはず、早速見て行きましょう!

野球日本代表の五輪歴代成績

五輪で本格的にナショナルチーム同士の野球競技として開催されたのは、1984年のロサンゼルス五輪が最初になります。この時は主催国で根付いていたり多くの国で広まっているスポーツをオリンピック競技として実験的に実施する公開競技として開催され正式種目ではありませんでした。

88年のソウル五輪も公開競技でしたが、1992年のバルセロナ五輪から2008年の北京五輪までは正式種目となります。しかし2012年ロンドン五輪、2016年リオデジャネイロ五輪では野球競技は正式種目から外れ競技自体も実施されませんでした。

そして2020年東京五輪では日本に根付いている競技として正式競技となりました。なお1996年アトランタ五輪まではアマチュアの選手しか参加できませんでしたが、2000年シドニー五輪からプロ野球選手の参加が可能となり、2020年もプロ野球選手が参加します。

関連記事:プレミア12の大会方式と存在意義、WBCとの違いは?2019年の大会日程や出場国も決定!

それでは五輪大会での歴代成績と代表メンバーについて見ていきましょう!

1984年ロサンゼルス五輪大会の成績と代表メンバー

ロサンゼルス大会は実はアジア選手権での代表決定戦で日本代表は台湾に負けて一度は出場が絶たれました。しかし当時の東西冷戦の影響で出場予定だったキューバがボイコット、急遽五輪出場することになりました。

戦績

試合対戦相手結果スコア
予選リーグ韓国2-0
ニカラグア19-1
カナダ4-6
準決勝チャイニーズタイペイ2X-1(延長10回)
決勝アメリカ合衆国6-3

公開競技ながらオリンピック初代チャンピオンに輝きました。出場国は8か国、予選リーグは日本は韓国、ニカラグア、カナダの4か国、もう一方のリーグはアメリカ合衆国、チャイニーズタイペイ、イタリア、ドミニカ共和国でした。

日本は予選リーグを2勝1敗と1位通過、決勝トーナメントもチャイニーズタイペイ、アメリカ合衆国を破り優勝しました。

代表メンバー

ポジション氏名所属年齢プロ入り球団
投手米村明河合楽器24中日
吉田幸夫プリンスホテル26
伊東昭光本田技研21ヤクルト
伊藤敦規福井工業大学21阪急
宮本和知川崎製鉄水島20巨人
西川佳明法政大学21南海
捕手嶋田宗彦住友金属22阪神
吉田康夫三菱自動車川崎23阪神
秦真司法政大学22ヤクルト
内野手正田耕三新日本製鉄広畑22広島
浦東靖新日本製鉄堺22
森田芳彦鹿児島鉄道管理局22ロッテ
上田和明慶応義塾大学21巨人
和田豊日本大学21阪神
広沢克己明治大学22ヤクルト
福本勝幸東芝27
外野手荒井幸雄日本石油19ヤクルト
古川慎一亜細亜大学20ロッテ
熊野輝光日本楽器26阪急
森田昇日本生命20

この時の日本代表メンバーから16名がプロ入り、その後もプロ野球で活躍した選手も多くアマチュア球界でも最強のメンバーだったと言えます。社会人13名、大学生7名から構成されました。

1988年ソウル五輪大会の成績と代表メンバー

ソウル五輪でも引き続き公開競技として実施されました。

戦績

試合対戦相手結果スコア
予選リーグプエルトリコ7-1
チャイニーズタイペイ4X-3(延長13回)
オランダ6-1
準決勝韓国3-1
決勝アメリカ合衆国3-5

決勝ではアメリカ合衆国に敗れるものの準優勝の銀メダルを獲得しました。出場国は8か国、予選リーグは日本はプエルトリコ、チャイニーズタイペイ、オランダの4か国、もう一方のリーグはアメリカ合衆国、韓国、オーストラリア、カナダでした。

日本は予選リーグを3勝と1位通過、決勝トーナメントは開催国の韓国を準決勝で破ったものの決勝でアメリカ合衆国に敗退しました。

代表メンバー

ポジション氏名所属年齢プロ入り球団

投手

潮崎哲也松下電器19西武
渡辺智男NTT四国21西武
鈴木哲熊谷組24西武
菊池総東芝28
吉田修司北海道拓殖銀行21巨人
石井丈裕プリンスホテル23西武
野茂英雄新日本製鉄堺20近鉄
捕手古田敦也トヨタ自動車23ヤクルト
應武篤良新日本製鉄広畑30
内野手西正文大阪ガス27
葛城弘樹東芝24
米崎篤臣日本生命20近鉄
野村謙二郎駒澤大学21広島
小川博文プリンスホテル21オリックス
筒井大介住友金属30
大森剛慶應義塾大学21巨人
外野手中島輝士プリンスホテル26日本ハム
前田誠東芝27
松本安司三菱重工名古屋28
笘篠賢治中央大学21ヤクルト

この時の日本代表メンバーからは13名がプロ入りしました。1984年のロス五輪より3名少なかったもののメジャーで活躍した野茂投手、プロ野球でも監督を務めた古田捕手や野村内野手をはじめ日本球界を代表するメンバーを輩出しています。

1992年バルセロナ五輪大会の成績と代表メンバー

バルセロナ五輪より野球が正式競技となりました。

戦績

試合対戦相手結果スコア
予選リーグプエルトリコ9-0
スペイン12-1
キューバ2-8
ドミニカ共和国17-0
イタリア13-3
チャイニーズタイペイ0-2
アメリカ合衆国7-1
準決勝チャイニーズタイペイ2-5
3位決定戦アメリカ合衆国8-3

出場国は8か国、この大会から予選リーグは8か国の総当たりとなりました。出場国はスペイン、日本、キューバ、チャイニーズタイペイ、アメリカ合衆国、プエルトリコ、ドミニカ共和国、イタリアでした。

予選リーグは5勝2敗の2位通過、準決勝ではチャイニーズタイペイに敗北、3位決定戦でアメリカ合衆国を破り何とか銅メダルを獲得し、3大会連続のメダルを確保しました。

代表メンバー

ポジション氏名所属年齢プロ入り球団
投手佐藤康弘プリンスホテル25
杉山賢人東芝23西武
渡部勝美大昭和製紙北海道30
西山一宇NTT四国21巨人
小桧山雅仁日本石油23横浜
伊藤智仁三菱自動車京都21ヤクルト
杉浦正則日本生命24
捕手高見泰範東芝28
三輪隆神戸製鋼22オリックス
内野手大島公一日本生命25近鉄
若林重喜日本石油25
西正文大阪ガス31
徳永耕治日本石油23
十河章浩日本生命25
小島啓民三菱重工長崎28
小久保裕紀青山学院大学20ダイエー
外野手坂口裕之日本石油26
佐藤真一たくぎん26ダイエー
中本浩松下電器25
川畑伸一郎住友金属25

この時の日本代表からは8名がプロ入りしました。また大学生は小久保内野手1名のみとなっています。前回、前々回からプロ入り選手、大学生選手が減っています。

1996年アトランタ五輪大会の成績と代表メンバー

アトランタ五輪も引き続き正式競技として開催されました。

戦績

試合対戦相手結果スコア
予選リーグオランダ12-2
キューバ7-8X
オーストラリア6-9
アメリカ合衆国5-15
ニカラグア13-6
韓国14-4
イタリア12-1
準決勝アメリカ合衆国11-2
決勝戦キューバ9-13

出場国は8か国、前回に引き続き予選リーグは8か国の総当たりでした。出場国は日本、キューバ、アメリカ合衆国、オーストラリア、韓国、オランダ、ニカラグア、イタリアでした。

予選リーグは4勝3敗の3位通過、準決勝ではアメリカ合衆国に大勝、決勝戦ではキューバに敗れ銀メダルとなったものの、4大会連続のメダルを獲得しました。

代表メンバー

ポジション氏名所属年齢プロ入り球団
投手三澤興一早稲田大学22巨人
森中聖雄東海大学22横浜
木村重太郎東芝28
川村丈夫日本石油24横浜
小野仁日本石油19巨人
森昌彦NTT東海30
杉浦正則日本生命28
捕手大久保秀昭日本石油27近鉄
黒須隆日産自動車27
内野手福留孝介日本生命19中日
野島正弘日本石油24
松中信彦新日本製鉄君津22ダイエー
今岡誠東洋大学21阪神
桑元孝雄三菱自動車川崎26
井口忠仁青山学院大学21ダイエー
西郷泰之三菱自動車川崎23
外野手中村大伸NTT東京30
高林孝行日本石油28
佐藤友昭プリンスホテル27
谷佳知三菱自動車岡崎23オリックス

この時の日本代表からは10名がプロ入りしました。また大学生は4名と前回より増えましたが、大学生選手は全てプロ入りしています。福留内野手、松中内野手、井口内野手などプロでも活躍した野手が多くいました。前回、前々回からプロ入り選手、大学生選手も増えました。

2000年シドニー五輪大会の成績と代表メンバー

この大会も正式競技として開催されます。さらにプロ野球選手の出場も解禁となりました。

戦績

試合対戦相手結果スコア
予選リーグアメリカ合衆国2-4X
オランダ10-2
オーストラリア7-3
イタリア6-1
南アフリカ共和国8-0
韓国6-7
キューバ2-6
準決勝キューバ0-3
3位決定戦韓国1-3

出場国は8か国、引き続き予選リーグは8か国の総当たりでした。出場国は日本、キューバ、アメリカ合衆国、オーストラリア、韓国、オランダ、南アフリカ共和国、イタリアでした。

予選リーグは4勝3敗の4位通過、準決勝ではキューバに敗退、3位決定戦では韓国に敗れ、五輪では初めてメダルを逃す結果となりました。

代表メンバー

ポジション氏名所属年齢プロ入り球団
投手土井善和日本生命30
河野昌人広島東洋カープ22
渡辺俊介新日本製鉄君津23千葉ロッテ
吉見祐治東北福祉大学22横浜
石川雅規青山学院大学20ヤクルト
山田秋親立命館大学21ダイエー
杉内俊哉三菱重工長崎19ダイエー
松坂大輔西武ライオンズ19
杉浦正則日本生命32
黒木知宏千葉ロッテマリーンズ26
捕手鈴木郁洋中日ドラゴンズ25
阿部慎之助中央大学21巨人
野田浩輔新日本製鉄君津23西武
内野手松中信彦福岡ダイエーホークス26
平馬淳東芝25
中村紀洋大阪近鉄バッファローズ27
田中幸雄日本ハムファイターズ32
沖原佳典NTT東日本28阪神
野上修日本生命26
外野手田口壮オリックスブルーウェーブ31
梶山義彦三菱自動車川崎30
飯塚智弘NTT東日本24
廣瀬純法政大学21広島
赤星憲広JR東日本24阪神

プロ野球からは8名、社会人11名、大学生5名が選ばれています。プロ野球はパリーグ各球団から1名、セリーグは広島、中日からの各1名でした。大学生5名は全てプロ入り、社会人は5名がプロ入りしました。なお杉浦投手は3大会連続の出場、ミスターアマ野球と呼ばれるようになりました。

2004年アテネ五輪大会の成績と代表メンバー

引き続き正式種目として開催されましたが、前回シドニー大会にメダルを逃したことから全選手をプロ野球選手で構成しました。

戦績

試合対戦相手結果スコア
予選リーグイタリア12-0
オランダ8-3
キューバ6-3
オーストラリア4-9
カナダ9-1
チャイニーズタイペイ4X-3
ギリシャ6-1
準決勝オーストラリア0-1
3位決定戦カナダ11-2

出場国は8か国、引き続き予選リーグは8か国の総当たりでした。出場国は日本、キューバ、オーストラリア、チャイニーズタイペイ、カナダ、オランダ、ギリシャ、イタリアでした。

予選リーグは6勝1敗の1位通過したものの、準決勝ではオーストラリアに敗退、3位決定戦ではカナダを下し、何とか銅メダルを獲得しました。結局オーストラリアだけに2敗するという結果に終わりました。

代表メンバー

ポジション氏名所属
投手清水直行千葉ロッテマリーンズ
岩瀬仁紀中日ドラゴンズ
黒田博樹広島東洋カープ
安藤優也阪神タイガース
三浦大輔横浜ベイスターズ
松坂大輔西武ライオンズ
上原浩治読売ジャイアンツ
岩隈久志大阪近鉄バッファローズ
和田毅福岡ダイエーホークス
小林雅英千葉ロッテマリーンズ
石井弘寿ヤクルトスワローズ
捕手城島健司福岡ダイエーホークス
相川亮二横浜ベイスターズ
内野手小笠原道大北海道日本ハムファイターズ
中村紀洋大阪近鉄バッファローズ
宮本慎也ヤクルトスワローズ
金子誠北海道日本ハムファイターズ
藤本敦士阪神タイガース
外野手福留孝介中日ドラゴンズ
谷佳知オリックスブルーウェーブ
村松有人オリックスブルーウェーブ
高橋由伸読売ジャイアンツ
木村拓也広島東洋カープ
和田一浩西武ライオンズ

代表の監督は当初は長嶋茂雄巨人終身名誉監督が就任しましたが、アテネ五輪を前に入院したため本選は中畑清監督となりました。また五輪期間中もプロ野球の公式戦が行われるため、公平性から各球団2名ずつの選出となりました。

2008年北京五輪大会の成績と代表メンバー

この北京五輪が正式種目として最後の大会になりました。

戦績

試合対戦相手結果スコア
予選リーグキューバ2-4
チャイニーズタイペイ6-1
オランダ6-0
韓国3-5
カナダ1-0
中国10-0
アメリカ合衆国2-4
準決勝韓国2-6
3位決定戦アメリカ合衆国4-8

出場国は8か国、引き続き予選リーグは8か国の総当たりでした。出場国は日本、キューバ、アメリカ合衆国、中国、韓国、チャイニーズタイペイ、カナダ、オランダでした。

予選リーグは4勝3敗の4位通過、準決勝では韓国、3位決定戦ではアメリカ合衆国に敗退し、メダルを逃しました。大会通算も4勝5敗と負け越しシドニー五輪以来のメダルなしの結果となりました。

金メダルは韓国、銀がキューバ、銅はアメリカ合衆国でした。

代表メンバー

ポジション氏名所属
投手川上憲伸中日ドラゴンズ
岩瀬仁紀中日ドラゴンズ
田中将大東北楽天ゴールデンイーグルス
涌井秀章埼玉西武ライオンズ
成瀬喜久千葉ロッテマリーンズ
ダルビッシュ有北海道日本ハムファイターズ
上原浩治読売ジャイアンツ
和田毅福岡ソフトバンクホークス
藤川球児阪神タイガース
杉内俊哉福岡ソフトバンクホークス
捕手阿部慎之助読売ジャイアンツ
里崎智也千葉ロッテマリーンズ
矢野輝弘阪神タイガース
内野手荒木雅博中日ドラゴンズ
中島裕之埼玉西武ライオンズ
宮本慎也ヤクルトスワローズ
西岡剛千葉ロッテマリーンズ
新井貴浩阪神タイガース
川崎宗則福岡ソフトバンクホークス
村田修一横浜ベイスターズ
外野手青木宣親東京ヤクルトスワローズ
森野将彦中日ドラゴンズ
稲葉篤紀北海道日本ハムファイターズ
佐藤隆彦埼玉西武ライオンズ

代表の監督は当初は星野仙一監督。この大会は各球団2名ずつという制限が撤廃され中日から4名、ソフトバンク、阪神、千葉ロッテ、西武から各3名選ばれましたが、オリックス、広島からは1名も選出されませんでした。

まとめ

2020東京五輪で3大会ぶりに正式競技に復活した野球ですが、歴代の五輪での成績が気になる方は多いのではないでしょうか?公開競技とされていた時代も含め日本代表の歴代成績と代表メンバーの構成は、

  • 1984年ロサンゼルス大会の最初の公開競技として金メダルを獲得
  • 銀メダル2回、銅メダル2回、メダルを逃したのは2回(4位)
  • アトランタ五輪までは社会人、大学生のみのアマチュアチーム、シドニー五輪はプロ、アマ混合、アテネ、北京五輪はプロのみで構成

といった点で五輪で野球が実施された全大会に日本代表が出場し、2回メダルを逃したものの必ず4位以上に入賞しています。2024年パリ五輪は競技として外れるもののバルセロナ五輪から北京五輪までは正式種目、2020東京五輪は3大会ぶりに正式種目として復活しました。

WBCでも常に上位に入っている野球の日本代表は世界的に見ても強豪です。2020東京五輪でもメダル獲得、久しぶりの金メダルを期待したいところです!

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