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社会人野球全国大会の種類、都市対抗と日本選手権が2大大会!全国大会の魅力とは?

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アマチュア野球の最高峰である社会人野球、かつてはノンプロとまで言われていた時代もありました。社会人野球とは一般的に企業に属するチームとクラブチームとして運営するチームに分かれます。

プロ野球と違い野球選手として報酬をもらっていない選手で構成されていることが最も大きな特徴です。それゆえかつてはプロでないという意味でノンプロと呼ばれていたわけですが、高校、大学といった学生野球とは異なるプロに準ずるハイレベルなチームが大半です。

関連記事:社会人野球の企業チーム、クラブチームの違いは?強豪、名門チームにはどんなチームがあるの?

このハイレベルなチームが日本一を競う全国大会の種類には、大きなもので都市対抗野球大会と社会人野球日本選手権大会の2大会があります。この両大会は社会人野球の2大大会と呼ばれるほどで毎年開催されています。社会人野球のチームはこの大会での優勝を目指し日々活動しています。

それではこの2大大会とはどんな大会でしょうか?見ていきましょう!

都市対抗野球大会

「都市対抗野球」という言葉は野球ファンなら誰もが耳にしたことがあるのではないでしょうか?実は日本国内にプロ野球が誕生する前の1927年(昭和2年)に第1回が開催された歴史のあるトーナメント大会です。

毎日新聞社が第1回に主催したのが始まりですが、開催の経緯に毎日新聞社の前身である当時の東京日日新聞の新聞記者橋戸信氏が、日本の各都市を代表するチームを競わせる大会を提案したのがきっかけです。

現在は日本野球連盟が主催、毎日新聞社が共催となっていますが、2013年の第84回大会からは地域振興がはかられているという理由で総務省が後援に名を連ねています。

全国大会は毎年7月に東京ドームで開催されており、予選は1次予選が4~5月、2次予選が5~6月に各地区で行われます。全国大会は7月中旬から下旬にかけて1日3試合ほどを消化し、決勝戦まで12日間前後毎日開催されます。

予選の形式は?

トーナメント方式による全国大会ですので、当然地区予選があります。地区予選の地区割と代表チーム数、2次予選出場チーム数は以下の通りです。

地区代表数都道府県出場数予選形式
北海道1 4トーナメント2勝チームと敗者復活戦の勝者で代表決定戦
東北2青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島12敗者復活併用トーナメント
北信越1新潟、富山、石川、福井、長野8トーナメント
北関東2茨城、栃木、群馬8初戦勝者4チームによるリーグ戦の上位2チーム
南関東3埼玉、千葉6敗者復活併用トーナメント
東京4 81次予選2チームと予選免除6チームによる敗者復活併用トーナメント
西関東2神奈川、山梨81次予選6チームと予選免除2チームによる敗者復活併用トーナメント
東海6静岡、岐阜、愛知、三重161次予選2チームと予選免除14チームによる敗者復活併用トーナメント
近畿5滋賀、京都、奈良、和歌山、大阪、兵庫121次予選4チームと予選免除8チームによる敗者復活併用トーナメント
中国2岡山、広島、鳥取、島根、山口81次予選8チームの2グループによるリーグ戦上位4チームの敗者復活併用トーナメント
四国1香川、愛媛、徳島、高知41次予選4チームによるトーナメント
九州2福岡、長崎、佐賀、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄121次予選12チームによる敗者復活併用トーナメント
主催者推薦1前年優勝チーム

1次予選は原則的に各県ないし複数の県で行われ1次予選の上位数チームが上記の2次予選に進出します。各地区の2次予選は地区によっては複雑となっておりますが、多くの地区で敗者復活が併用されています。

都市対抗野球大会の特徴

都市対抗野球の特徴として

  • 都市対抗なのでチーム名の前に都市名が表記される
  • 補強選手制度により予選敗退したチームから補強選手として選手をレンタルすることができる
  • 1,3塁側の客席最前列に応援団用の特設ステージが設けられ、華やかな応援合戦が名物となっており応援団コンクールがある。
  • 最優秀選手賞の橋戸賞、敢闘賞の久慈賞、新人賞の若獅子賞、特別賞の小野賞という独特の名称の賞がある

といった伝統的な制度があります。こういった点も権威ある大会として注目されている要素となっています。

社会人野球日本選手権

都市対抗野球大会と並んで2大大会のもう一つの全国大会の種類として社会人野球日本選手権大会があります。第1回大会は1974年(昭和49年)と都市対抗野球に比べると歴史は比較的浅いですが、それでも40年以上の歴史があります。

主催は毎日新聞社と日本野球連盟となり、大阪市が共催となっています。全国大会はトーナメント方式で32チームで優勝をかけて競います。毎年10月下旬から11月上旬に京セラドーム大阪で開催されます。選手権大会としてその年の社会人野球日本一を決める大会と位置付けられています。

なお2020年は東京オリンピックの開催に伴い都市対抗野球大会と開催時期を入れ替え、京セラドーム大阪、ほっともっとフィールド神戸の2球場で7月に開催される予定です。

予選の形式は?

都市対抗野球とは予選の形式が異なり、まさしく社会人野球日本一を決めるための予選となっています。出場資格のある各大会の優勝チームと地区予選から参加32チームが出場権を得るシステムとなっています。

対象大会条件出場数
都市対抗野球大会優勝1
全日本クラブ選手権大会優勝1
主要地区連盟主催大会JABA東京スポニチ大会優勝1
JABA静岡大会優勝1
JABA四国大会優勝1
JABA岡山大会優勝1
JABA長野県知事旗争奪野球大会優勝1
JABA京都大会優勝1
JABA九州大会優勝1
JABA東北大会優勝1
JABA北海道大会優勝1
JABA日立市長杯選抜野球大会優勝1
JABAベースボール杯争奪大会優勝1
地区最終予選北海道優勝1
東北優勝1
関東ブロック優勝4
北信越優勝1
東海ブロック優勝3
近畿ブロック優勝4
中国ブロック優勝2
四国優勝1
九州ブロック優勝2

JABAとは日本野球連盟のことを指し日本野球連盟の各地区連盟が主催する社会人野球大会です。地区最終予選は複数出場チームは、地区の出場チームを割り当てられている全国大会への出場チーム数分のブロックに分けてそのブロックの優勝チームが全国大会への出場権を得ます。

社会人野球日本選手権の特徴

社会人野球日本選手権の特徴として

  • 都市対抗野球大会と異なり選手補強制度がないため純粋な単独チームとしての日本一決定戦
  • 都市対抗野球大会と同様に応援団用の特設ステージはあるものの応援団コンクールはない
  • 閉会式の入場曲は同年度の選抜高校野球のものと同じものが使用される
  • 開催時期がプロ野球ドラフト会議の後に行われるためドラフト指名選手が出場する
  • 優勝旗は巨大なダイヤモンドをモチーフにしたもので「ダイヤモンド旗」と呼ばれ、優勝チームは翌シーズンの1年間ユニフォームの袖に優勝旗と同じデザインのエンブレムを付けることができる

といった点が挙げられます。歴史の長い都市対抗野球大会は応援団コンクールもあり東京ドームで開催されることから華やかなイメージがありますが、日本選手権大会は、都市対抗野球大会の優勝チームが参加することからもその年の真の日本一を決定するという意味合いがあります。

まとめ

社会人野球の全国大会の種類には大きく2大会があり、夏に開催される都市対抗野球大会と秋に開催される社会人野球日本選手権がこれにあたります。

それぞれの特徴による違いは

  • 都市対抗野球大会は開催回数が90回以上と歴史のある大会であるのに対して日本選手権はまだ50回未満と歴史は浅め
  • 都市対抗野球大会は夏に東京ドームで開催、日本選手権は秋に京セラドーム大阪で開催される
  • 都市対抗野球大会には選手補強制度があるが日本選手権はない、このため日本選手権は純粋な単独チーム日本一決定戦
  • 日本選手権は予選となる対象大会が複数あり、都市対抗野球大会の優勝チームも出場するのでその年の真の日本一を決める大会となっている
  • 都市対抗野球大会には応援団コンクールがあり各チームの応援も注目される

などが大きな違いです。いずれも全国大会として注目される大会ですが、応援も楽しめる都市対抗野球、ドラフト指名選手が観られる社会人日本野球選手権といった楽しみ方もできます。是非全国大会に足を運んでみたくなりますね!


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