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プロ野球日本シリーズのジンクス。優勝条件に当てはまるチームはあるのか?

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広島の本拠地マツダスタジアム

プロ野球もレギュラーシーズンが終わりに近づき70回目を迎える日本シリーズが間もなく今年も開幕します。過去69回もの歴史を誇る日本シリーズにはかつてはいろんなジンクスがあり、今も継続しているものもあります。

メジャーリーグでも長い間ワールドチャンピオンから遠ざかっていたレッドソックスにまつわる「バンビーノの呪い」やカブスの「ヤギの呪い」といったジンクスが話題になったことがあります。

こういったジンクスはある一定の条件や法則にあてはまる球団が優勝できないといったもので明確な根拠がないものも多いのですが、一方でジンクス通りになると思わず信じてしまうような何とも不思議なものです。

こういったジンクスに照らし合わせて今年の日本シリーズはこの球団が優勝する!なんて予想もあったりします。どんなジンクスがあるのか?また今年の日本シリーズに進出しそうなチームに当てはまるものはあるのでしょうか?見ていきましょう!

日本シリーズにまつわるジンクス

プロ野球の日本シリーズにまつわるジンクスはいろいろあります。ジンクスを破って優勝したチームやいまだにそのジンクスが継続しているものなど様々です。それではどんなジンクスがあるのでしょうか?このジンクスから優勝条件にあてはまるチームはあるのでしょうか?

アニメサザエさんが放送休止になった年はパリーグが優勝する

これは昨年の日本シリーズ時に話題となったものですが、なんと毎週日曜日18時30分にフジテレビ系列で放送されるアニメの「サザエさん」が休止した年は9割近くの確率でパリーグが優勝するというものでした。

フジテレビが日本シリーズを放送するため、人気番組「サザエさん」を休止せざるを得なかった年がこの20年間で8回ありました。この8回のうち7回がパリーグが優勝しているというものです。

これはかつてデーゲームだった日本シリーズがナイトゲームで開催されるようになった1995年以降のものですが、1999年以降2018年までのパリーグの優勝は14回、セリーグの優勝は6回です。

サザエさんが休止となった年は、

  • 1999年福岡ダイエー対中日ドラゴンズで福岡ダイエーが優勝
  • 2004年西武ライオンズ対中日ドラゴンズで西武が優勝、休止回数は2回
  • 2006年北海道日本ハムファイターズ対中日ドラゴンズで日ハムが優勝
  • 2009年読売ジャイアンツ対北海道日本ハムファイターズでジャイアンツが優勝
  • 2010年千葉ロッテマリーンズ対中日ドラゴンズで千葉ロッテが優勝
  • 2016年北海道日本ハムファイターズ対広島カープで日ハムが優勝
  • 2017年福岡ソフトバンクホークス対横浜DeNAでソフトバンクが優勝
  • 2018年福岡ソフトバンクホークス対広島カープでソフトバンクが優勝

2009年にジャイアンツが優勝した以外、全てパリーグが優勝しています。ここ20年間でのパリーグの優勝確率が7割ですので、偶然とはいえこのジンクスによるパリーグの優勝確率が約9割というのはジンクスにあてはまると言えなくはないというレベルでしょうか。

2019年のテレビ中継は未定ですが、フジテレビ系での日曜日の放映はあるのでしょうか?セリーグのファンにとっては気になるジンクスですね~。

CS導入以降セリーグが日本一になった相手はいずれも日本ハム

CS制度が導入された2004年以降、セリーグが日本一になったのは、2007年中日、2009年巨人、2012年巨人の3回しかありませんが、いずれもパリーグの相手は日本ハムでした。

なお日本ハム自体は2006年(対中日)、2016年(対広島)に日本一にもなっていますが、日本ハムは巨人とは1981年も含めて過去3回対決して1回も優勝できていません。

ただし今年は日ハムはクライマックスシリーズにも出場できませんので日本シリーズ出場できません。もしこのジンクス通りだとするとセリーグは今年も優勝できない?!

CS導入以降ソフトバンクは巨人以外の全てのセリーグ球団に勝っている?!

CS導入以降、ソフトバンクは5回日本シリーズに進出し、何と全て違う相手と対戦していますが、巨人とだけ対戦がありません。

2011年中日、2014年阪神、2015年ヤクルト、2017年DeNA、2018年広島と対戦しいずれも優勝しています。セリーグ5球団がソフトバンクに立ちはだかろうとしても毎回蹴散らされてしまいます。

今年は巨人がリーグ優勝し、ソフトバンクも2位だったため日本シリーズでの対決が実現する可能性があります。この2球団の対決は2000年以来でこの時は巨人が優勝しています。

もし今年この対決が実現するならば、ソフトバンクがセリーグ6球団目も返り討ちにするのか、球界の盟主ジャイアンツがセリーグの面目を保つのか興味深い対決となりそうです。

80年代以降20年以上リーグ優勝から遠ざかったチームは日本シリーズで優勝する!

これは1980年以降で20年以上リーグ優勝のなかったチームが20年以上ぶりに優勝したのが1985年阪神(21年ぶり)、1998年横浜(38年ぶり)、1999年ダイエー(26年ぶり)、2005年ロッテ(31年ぶり)、2006年日本ハム(25年ぶり)、2016年広島(25年ぶり)と6球団ありました。

このうち2016年以外の広島以外の5球団はいずれも日本シリーズに久々に進出したにも関わらず全て優勝しています。広島が負けたことで残念ながらこのジンクスは止まってしまいました。なお2003年の阪神は18年ぶりのリーグ優勝でしたが、日本シリーズでダイエーに敗退しています。

2019年時点で20年以上リーグ優勝から遠ざかっているのは、1996年が最後のオリックスバファローズ、1998年が最後の横浜DeNAの2球団のみです。オリックスは2001年に近鉄バファローズが優勝していますが、球団史上オリックスの前身はオリックスブルーウェーブのため1996年が最後の優勝となります。

横浜DeNAは2017年に日本シリーズに出場していますが、リーグ優勝はしていません。2019年も日本シリーズ出場の可能性はありますが、この法則にはあてはまりません。オリックスも今回リーグ優勝できなかったので2019年はこのジンクスに当てはまる球団はありませんが、次回このジンクスが復活することになるのでしょうか?

監督にまつわる日本シリーズのジンクス

日本シリーズといえば監督対決も一つの話題になります。かつての巨人長嶋監督対ダイエー王監督のON対決、西武森監督対ヤクルト野村監督の名捕手出身対決、2013年楽天星野監督対巨人原監督のNHK解説者師弟対決など何かと監督も注目されます。

そんな監督にまつわる日本シリーズのジンクスには過去のものも含め以下に紹介します。

  • 外野手出身監督の対決は史上1度だけ。

2016年に広島緒方監督と日ハム栗山監督の対決で史上初めて実現、それまでは外野手出身の監督対決は一度もないというジンクスがありました。

  • CS導入以降、捕手出身の監督は日本一になれない。

それまでは日本一の監督は捕手出身者が最も多かったのですが、CS導入以降は一度もなく現時点でも12球団で捕手出身監督は阪神の矢野監督のみです。

  • 過去20年以上同一監督による日本シリーズ連覇は一度もなし

こちらは2017年、2018年にソフトバンクの工藤監督が1991年、1992年の西武森監督以来25年ぶりに達成してジンクスは止まりましたが、この間毎年日本一監督が変わりました。

今回ソフトバンクが日本一になれば工藤監督は3年連続の日本一監督となりますが、1990~1992年、1986~1989年の西武森監督以来の日本シリーズ3連覇は投手出身として初の快挙です。

まとめ

プロ野球で約70年近く続いている日本シリーズにはいろんなジンクスがありました。こういったジンクスはすでに破られたものや現在も継続中のものもあります。日本シリーズの歴史が長くなればなるほどジンクスが破られることも起きます。

まあ単なる偶然と言ってしまえばそれまでですが、こういったジンクスにあてはまることで優勝条件を満たすような気持ちになれるのも一つの楽しみ方ではないでしょうか?

  • サザエさんの放送休止の時はパリーグの勝率が約9割
  • CS導入以降セリーグが日本一になったのは全て日ハムが相手
  • CS導入以降ソフトバンクは巨人以外のセリーグ5球団に勝利。巨人との対決は実現するのか?
  • 20年以上リーグ優勝から遠ざかっているチームは日本シリーズで優勝する。
  • 監督にまつわるジンクス

などを紹介しました。こじつけのようなものもありますが、このようなジンクスと照らし合わせて予想するだけでも日本シリーズを楽しめるのではないでしょうか?また新たなジンクスが生まれるかもしれません。

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