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ドラフト候補大分商業川瀬堅斗の身長、体重、経歴は?2020選抜の注目選手!

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2020年第92回春の選抜高校野球大会に大分県の大分商業が選抜されました。同校は昨秋の九州大会で準優勝、選抜出場を当確としましたが、その立役者川瀬堅斗投手は最速147㎞を誇る右腕です。

選抜大会は中止となりましたが、その代替大会である甲子園交流試合の開幕戦に登板、主将として対戦相手の花咲徳栄の主将井上朋也選手と二人で選手宣誓もしました。

大分商業は、2019年ドラフト1位で広島に入団した明治大学森下暢仁投手の母校でもあります。さらに川瀬投手のお兄さん晃氏は森下投手と同級生、2016年のドラフト6位でソフトバンクに入団しています。

そんな偉大なる2人の先輩を持つ川瀬投手も、早くもドラフト候補の呼び声が高く主将としてもチームを引っ張ります。まさしくチームの大黒柱である川瀬投手のプロフィール、経歴や身長、体重など紹介します。早速見ていきましょう!

川瀬堅斗投手のプロフィールと経歴

名前川瀬 堅斗(かわせ けんと)
投打右投げ右打ち
ポジション投手
出身地大分県
生年月日

2002年6月18日

身長182cm
体重81Kg
経歴賀来ヤンキース(大分市立賀来小学校)
湯布院ボーイズ(大分市立賀来中学校)
大分商業高校

小学生時代は、賀来ヤンキースで野球を始め5年生の時には捕手で全国大会に出場し、6年生の時に投手に転向します。中学生時代は湯布院ボーイズでプレーし、全国出場こそありませんでしたが、速球派投手として当時から知られていました。

小学生の頃から兄のいる大分商業のグラウンドに足を運んでいた川瀬投手は、当時から渡辺同校監督に「大商に来て一緒に甲子園に行こう」と勧誘されていたそうです。

そして偉大なる兄と森下投手が3年生最後の夏に大分県予選決勝で明豊高校に敗退すると、二人の無念をはらすために川瀬投手は県内の強豪校からの勧誘を断り大分商業に入学します。

2018年に入学して1年夏にはベンチ入り、秋からエースとなりますが、この秋に腰を疲労骨折してしまいます。約7か月間走ることもできませんでしたが、この間体幹トレーニング、肩のインナーマッスルの強化に取り組みました。

さらに食事トレーニングにより体重も5キロ増の81キロとスケールアップして2年夏には復帰を果たします。しかし夏の県予選決勝では藤蔭高校に敗退、2年秋からは志願して主将になります。

2年秋の県大会では腰の状態と夏の疲労を考慮して登板回数は減らし、1学年下の左腕渡辺投手を軸に戦いましたが、ここ一番での試合では川瀬投手が登板して力を発揮、県2位で九州大会に出場しました。

九州大会までの約3週間で川瀬投手は覚醒し、九州大会の1回戦大崎高校戦は3失点完投、翌日の2回戦福岡第一高校戦でも連投、2失点完投しました。ベスト4進出で選抜への切符もほぼ手中におさめますが、次の準決勝も勝って選抜を確実にするため翌日の準決勝も登板、3連投ながら鹿児島城西高校を3失点完投でおさえました。

大分県対決となった明豊戦はさすがに登板を回避、決勝戦は敗退し準優勝に終わりますが、見事選抜切符を獲得、エース兼主将の大黒柱としてチームの甲子園出場の立役者となりました。

2020年8月に開催された甲子園交流試合では、埼玉県の強豪花咲徳栄高校と対戦、強力打線を相手に3失点(自責点2)と好投しましたが、被安打8本を浴びるなど1-3で敗退しました。今週のドラフト指名はあるのでしょうか?

川瀬投手の特徴

セットポジションから最速147㎞をほこる速球派投手ですが、変化球もカーブ、スライダー、チェンジアップ、カットボールなど球種も多彩です。特に大学時代の森下投手直伝のチェンジアップは球の抜き方を教わり、緩急自在に操ります。

さらに直球と同じ軌道のカットボールはウイニングショットとなっています。またカーブはタイミングをずらすうえにカウントを稼ぐ球として効果的に織り交ぜ、その後の直球にも活かしています。

春までには直球の球速150㎞を超えることを目標としており、最速151㎞右腕の明石商中森投手をライバル視します。

関連記事:明石商業2020選抜甲子園優勝候補!中森、来田両選手のプロフィールと経歴とは?

2020年の選抜大会で150㎞オーバーの球速を記録するようになれば、明石商中森投手、中京大中京高橋投手をおさえて会ナンバー1右腕の評価も夢ではありません。150㎞超の速球に多彩な変化球を織り交ぜられたらバッターもなかなか攻略できないのではないでしょうか?

さらにその先はプロ野球を志望、早くもドラフト候補として高い評価を受けています。そんな川瀬投手は、広島に入団した森下投手を尊敬する人物として掲げており、大学生時の森下投手がから直球を投げた時のフィニッシュと体幹を鍛える重要性などのアドバイスをもらったこともあり師匠として慕っています。

主将に志願したのも森下投手の影響が大きく、明治大学で主将として2019年春の六大学リーグ戦で優勝、全日本大学選手権でも38年ぶりの日本一へと導いた森下投手の背中でチームを引っ張ることを決めました。

選抜大会では大分商業過去最高の戦績ベスト8を一気に追い越して優勝を目指します。まさしく川瀬投手の右腕にかかっているといえるでしょう。

まとめ

2020年第92回春の選抜高校野球大会に選抜された大分商業は昨秋の九州大会で準優勝、3連投で準優勝に貢献、選抜出場の立役者となった川瀬堅斗投手のプロフィールや身長、体重などの経歴を紹介してきました。

そんな川瀬投手の特徴は

  • 直球は147㎞、選抜までには150㎞超を目指し、明石商中森投手をライバル視
  • 変化球もカーブ、スライダー、チェンジアップ、カットボールと球種も多彩
  • 大分商業で兄と一緒にプレーした広島ドラフト1位入団の明治大学森下投手にも直接アドバイスをもらい森下投手を尊敬、師と仰ぐ

春夏通算20回の甲子園出場を誇る古豪大分商業は春1回、夏3回のベスト8が過去の最高成績です。一冬越して球速が増した川瀬投手がチームをけん引することができれば、過去最高成績を塗り替えるのことも期待されていましたが選抜大会は中止となってしまいました。

代替大会の交流試合では選手宣誓も努め、開幕戦で投げては強力打線の花咲徳栄に3失点の好投。試合に敗れはしましたが、自ら志願して主将となった川瀬投手はチームをけん引しました。

今秋のドラフトでは上位指名はあるのか?非常に楽しみな投手です。

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