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2020日本シリーズの球場、日程は?東京ドームが使えないのはなぜ?!

2020年のプロ野球は新型コロナ感染拡大の影響で、シーズン開幕が当初予定の3月20日から6月19日へ延期、このためシーズン終了の日程が11月11日までずれることとなりました。

延期の影響で例年10月中に開催されていた日本シリーズの日程が11月下旬に延期されるどころか、セリーグの覇者読売ジャイアンツの本拠地東京ドームが使用できなくなりました。

日本シリーズの使用球場や日程はどう変更されるのか?早速見てみましょう!

2020年日本シリーズの球場、日程は?

2020年の日本シリーズは例年開催されていた10月から11月下旬の開催となりました。このためクライマックスシリーズはセリーグは中止、パリーグは1位チームと2位チームのみの対決となっています。

セリーグはリーグ優勝したジャイアンツが日本シリーズ出場が決定していますが、パリーグは福岡ソフトバンクホークスと2位千葉ロッテのクライマックスシリーズの対戦。

パリーグクライマックスシリーズの開催球場はソフトバンクの本拠地PayPayドームで2試合開催され、ソフトバンクが2連勝、アドバンテージの1勝と合わせて3勝とし日本シリーズ出場を決めました。

関連記事:プロ野球クライマックスシリーズの出場条件は?マジックとクリンチナンバーはどう違うの?

昨年に続く巨人対ソフトバンクの日本シリーズとなりました。それでは日本シリーズの開催球場と日程を見てみましょう!

日程 試合 ホーム ビジター 球場
11月21日(土) 第1戦 読売ジャイアンツ 福岡ソフトバンクホークス 京セラドーム大阪
11月22日(日) 第2戦 読売ジャイアンツ 福岡ソフトバンクホークス 京セラドーム大阪
11月23日(月) 移動日
11月24日(火) 第3戦 福岡ソフトバンクホークス 読売ジャイアンツ 福岡PayPayドーム
11月25日(水) 第4戦 福岡ソフトバンクホークス 読売ジャイアンツ 福岡PayPayドーム
11月26日(木) 第5戦 福岡ソフトバンクホークス 読売ジャイアンツ 福岡PayPayドーム
11月27日(金) 移動日
11月28日(土) 第6戦 読売ジャイアンツ 福岡ソフトバンクホークス 京セラドーム大阪
11月29日(日) 第7戦 読売ジャイアンツ 福岡ソフトバンクホークス 京セラドーム大阪

日程は上記のように11月21日からジャイアンツのホームチーム(後攻)として開催されます。と冒頭で触れましたように、2020年はジャイアンツの本拠地東京ドームが使用できません。

これは当初の開幕予定が3か月延期されたため、東京ドームの日程調整ができなかったことが原因です。もともと新型コロナウイルスが感染拡大する以前の2019年の時点では、2020年7~8月に東京オリンピックが開催される予定でした。

関連記事:2020東京五輪野球メンバーとスタメン予想!日本戦の日程や大会方式、2021年延期でどうなる?

実際、東京オリンピックは2021年に延期されましたが、例年7月に東京ドームで開催される都市対抗野球大会は2020年11月22日から12月3日まで開催するよう変更されました。

関連記事:社会人野球全国大会の種類、都市対抗と日本選手権が2大大会!全国大会の魅力とは?

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このためこの時期を避けて日本シリーズの開催を調整する中で、11月末までに日本シリーズを終えなければいけないという事情もありました。野球協約上、12月1日から1月31日までは試合を行えないという決まりがあるからです。

ただしこの規約自体はコミッショナーの許可があれば変更は可能なんですが、選手との統一契約にも12月1日から1月31日までは試合を行わないという期間の定めがあるため、この期間に試合を行う場合は、個々の選手との契約を変更しなければいけなくなります。

事実上個々の統一契約を見直すということは現実的に困難が伴うため、日本シリーズを11月21日開幕にせざるを得ないという事情から東京ドームでの開催が見送られることとなりました。

そこで東京ドーム以外での球場で開催するにあたり、年に1回ジャイアンツの公式戦主催試合を開催していること、雨天の影響を受けないドーム球場であることから、10月5日のNPB臨時理事会、12球団代表者会議で京セラドーム大阪を使用することが正式決定されました。

日本シリーズで本拠地球場以外の球場で開催されるのは、1979年、1980年の近鉄バファローズ以来のことです。この時は近鉄の本拠地日生球場、藤井寺球場が日本シリーズの開催基準を満たしていないことが理由で、大阪球場で開催されています。なおこれら3球場とも現存していません。

新型コロナウイルスの感染拡大により世界中のあらゆるものが異例尽くしとなる中で日本シリーズの本拠地まで変更せざるを得なくなってしまいました。在京の巨人ファンにとっては残念でしょうが、関西の巨人ファンには思わぬ珍事となりました。

とはいえ2020年ペナントレースでは、11月6日時点で本拠地東京ドームで38勝17敗3分けと圧倒的な強さを誇ったジャイアンツはビジターでは27勝26敗と苦戦しています。

全国トップの人気球団、関西でも多くの巨人ファンが日本シリーズに駆け付けることになるとは思いますが、ホームチームとはいえ慣れない大阪ドームでの試合がどんな影響を及ぼすのかは未知数です。

2019年の日本シリーズでは福岡ソフトバンクホークスに4連敗という屈辱を味わったジャイアンツ。今年こそはとリベンジを期す日本シリーズでは予期せぬ球場変更が、日本一奪回への壁となるのか?例年と異なる日本シリーズが注目を浴びるのは間違いないでしょう。

関連記事:プロ野球日本シリーズの歴代優勝回数ランキング!過去の下克上チームは何チーム?

まとめ

2020年プロ野球のセパ両リーグの優勝チームは読売ジャイアンツ、福岡ソフトバンクホークスに決まりました。しかしシーズン開幕延期の影響で日本シリーズの開催も例年の10月開催から11月下旬の開催へと変更されました。

このためセリーグのクライマックスシリーズの開催は中止、優勝した巨人が日本シリーズに出場することになりました。一方でパリーグは1位チームのソフトバンクと2位チーム千葉ロッテとで日本シリーズ出場をかけてクライマックスシリーズを戦い、ソフトバンクが2連勝で勝ち抜きました。

さらに日程の延期のみならずジャイアンツの本拠地東京ドームが使用できないこととなりました。以上により日本シリーズの開催日程と使用球場は

以上のようになりました。パリーグの対戦チームはソフトバンクに決まりましたが、巨人が昨年の屈辱の4連敗に雪辱し、8年ぶりの日本一を勝ち取るのかまだまだプロ野球から目が離せない日が続きそうです!


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