セリーグ、パリーグともにクライマックスシリーズが終了し、巨人、ソフトバンクどちらが日本一となるのか予想をしたいと思います。
クライマックスシリーズの日程は、10月5日(土)から横浜スタジアムでファーストステージ、10月9日(水)から東京ドームでファイナルステージが開催されました。
1位巨人、2位DeNA、3位阪神に決まり、特に阪神はシーズン残り6試合を6連勝で広島をぎりぎり上回り見事クライマックスシリーズ出場を勝ち取りました。
2位DeNAと3位阪神のファーストステージは、DeNAが8勝16敗1分けと阪神に負け越したシーズンの対戦成績通り阪神が勝ち抜きました。リーグ優勝した巨人と阪神のファイナルステージも対阪神のシーズン対戦成績15勝10敗と同様、巨人がアドバンテージ1勝を含む4勝1敗で勝ち抜き、見事日本シリーズ出場権を勝ち取りました。
巨人は試合間隔が空きとシーズン終了から勢いを維持している阪神を迎え撃つ形となりましたが、きっちり返り討ちにしました。
パリーグは1位西武、2位ソフトバンク、3位楽天となりました。日程はセリーグと同じで、10月5日(土)からヤフオクドーム(福岡ドーム)でファーストステージ、10月9日(水)からメットライフドーム(西武ドーム)でファイナルステージが開催されました。
ファーストステージはソフトバンクと楽天の対戦でしたが、ソフトバンクが初戦を落とすも2戦、3戦に連勝してファーストステージを突破。
ファイナルステージは西武とソフトバンクとペナントレースも最後までもつれた両チームの対戦となりました。西武にはアドバンテージの1勝があったものの、ソフトバンクが敵地メットライフドームで初戦から4連勝でファイナルステージを勝ち抜きました。
ソフトバンクは4試合で32得点と打線が爆発、レギュラーシーズンの悔しさを無敗で晴らしました。西武は昨年に続きレギュラーシーズンで優勝しながら、ソフトバンクに日本シリーズ出場権をさらわれる結果となりました。
2019年の日本シリーズは、10月19日(土)からソフトバンクの本拠地ヤフオクドームで2連戦、10月22日(火)から巨人の本拠地東京ドームで3連戦、10月26日(土)からヤフオクドームへ戻って2連戦の計7試合が予定されています。
クライマックスシリーズの勝ち抜きチームはセリーグが巨人、パリーグはソフトバンクとなりました。
この両チームによる日本シリーズは、南海、ダイエー時代を含めて過去10回あります。対戦成績は巨人が9回(うち南海時代が8回、ダイエー時代が1回)、ソフトバンク(南海時代)が1回の日本一と直接対決では巨人が圧倒的に勝ち越しています。直近の対戦は2000年ですが、この時も巨人が4勝2敗でソフトバンク(ダイエー時代)を破っています。
単純な相性だけでみれば巨人が有利となりますが、うち8回はソフトバンクが南海だった時代で日本シリーズが始まった直後やV9時代、残り1回は2000年の巨人長嶋監督、ダイエー王監督のON対決で長嶋巨人が制しました。両チームの対決は19年ぶりとなりますので、相性だけでの予想はできません。
さらに今期の交流戦での両チームの対戦成績は、巨人の本拠地東京ドームでの3試合でしたが、1勝2敗と巨人が負け越しています。特に巨人の対ソフトバンク戦防御率が4.33に対してソフトバンクは対巨人戦防御率3.81とややソフトバンクが上回っています。
直接対戦の打率は、巨人が2.42、ソフトバンクは2.35とこちらもほぼ互角、本塁打がソフトバンク5本、巨人が2本と差があります。たった3試合の対戦成績ですので防御率、打率を見る限りではほぼ互角と言っていいでしょう。
シーズンの両チームの成績は巨人、ソフトバンクともに本塁打数はリーグ1位、巨人は得点が663得点とリーグ1位に対してソフトバンクは防御率が3.63とリーグ1位という特色があります。
投手力では巨人は最多勝山口投手が軸となりますが、菅野投手、櫻井投手はフェニックスリーグで調整中です。日本シリーズ3戦目以降に登板できれば日本シリーズは安定した戦いができそうです。
一方ソフトバンクは千賀、高橋礼、バンデンハークがクライマックスシリーズで先発、勝ち星は千賀投手の1勝のみですが、こちらも先発投手が確立されていますのでシーズン同様安定した戦いができそうです。
打線は、巨人は坂本、丸を軸に岡本、阿部がいかに打点を稼ぐことができるかがカギとなりそうです。ソフトバンクは好調今宮から柳田、デスパイネ、松田、内川といった中軸、下位まで息が抜けない打線です、点の取り合いとなればソフトバンクに分があるでしょう。
防御率の高いソフトバンクに対して得点力の高い巨人が大技小技を交えていかに得点できるかが日本シリーズのポイントとなるでしょう。ファイナルシリーズの両チームの戦い方では、ソフトバンクは打線が活発で打ち勝ち、巨人は効果的に得点を重ねてきました。
以上より、ずばり予想してみますが、山口投手が第1戦、6戦に登板、菅野投手が第3戦に登板できるとするならば、第2戦で登板が予想されるメルセデスの出来次第です。一方、ソフトバンクは千賀、バンデンハーク、高橋で試合を作ることができれば巨人打線と言えどなかなか点をとるのに苦労するのではないかと見ます。
そんな中第1戦の先発が予告されました。巨人は山口投手、ソフトバンクは今回で3年連続日本シリーズ開幕投手となる千賀投手です。第1戦から小細工なしのガチンコ勝負です。
第1戦がソフトバンクの本拠地からスタートするので4試合がヤフオクドーム、3試合が東京ドームということも勘案しますと、ソフトバンクはヤフオクドームで3勝1敗、東京ドームで1勝2敗の4勝3敗でソフトバンク、1戦、2戦で巨人が連勝すれば4勝2敗で巨人となるのではないでしょうか?
これを言っては身もふたもないですが、短期決戦ですのでちょっとしたきっかけで4勝0敗、4勝1敗のワンサイドもあれば、あるいは3連敗から4連勝ということもありえますので予想は本当にわかりません。しかし今季の両チームの戦いぶりからしてワンサイドはないのではないかと思います。
ちなみにソフトバンクは2011年の中日との日本シリーズを制して以降、2014年阪神、2015年ヤクルト、2017年DeNA、2018年広島と巨人以外のセリーグの5球団を日本シリーズで下しています。球界の盟主巨人がセリーグの威信をかけてソフトバンクに立ちはだかるのか非常に見ものです。
いずれにしても日本シリーズまであと少しとなりました。日本シリーズではどんなドラマがあるのか楽しみたいと思います!
2019年プロ野球のセパ両リーグの優勝チームは巨人、西武に決まりましたが、クライマックスシリーズでは巨人、ソフトバンクが勝ち抜き日本シリーズで対決することになりました。今回の2019年日本シリーズではどちらが勝つのか優勝予想をしてみました。
2019年の日本シリーズの出場チームは巨人、ソフトバンク。日本一は、ずばりソフトバンクの4勝3敗と予想。
巨人、ソフトバンクの強力打線同士の対決は見ごたえのあるものになると思います。ソフトバンクが2011年以降出場した日本シリーズでセリーグ全球団を下すのか、巨人が7年ぶりの日本一を勝ち取るのかまだまだプロ野球から目が離せない日が続きそうです!