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2024年夏の高校野球神奈川県予選、代表校は?優勝予想!【第106回甲子園選手権大会】

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保土谷球場

2024年(令和6年)第106回全国高校野球選手権大会が8月7日に開幕、休養日を含む17日間。阪神甲子園球場で熱い戦いが繰り広げられます。各都道府県の地区予選は6月下旬から7月上旬にかけて続々と開幕する予定です。

23年夏の第105回夏の甲子園では神奈川県の慶応高校が107年ぶり2回目の夏の全国制覇を果たしました。全国屈指の強豪県、参加校数全国2位の激戦区の神奈川県は全国の注目度も高いでしょう。

激戦区神奈川県の地区予選の行方は?優勝候補はどこなのか?春季県大会や関東大会の戦いぶりから代表校、予選優勝校の予想をします!

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第106回全国高校野球選手権大会神奈川大会はいつ開幕?

第106回全国高等学校野球選手権大会神奈川県大会、神奈川の県予選は7月5日(金)に開会式、7月7日(日)から1回戦が開幕。県予選の抽選会は開会式の約1か月前となる6月8日(土)に行われました。

神奈川大会は平日に日程を消化していきますので、順調に進めば7月24日(水)の決勝戦まで3週間近く、熱い闘いが繰り広げられます。

2024年春季神奈川県大会の結果は?

春季神奈川大会は3月下旬に地区大会が開催、地区大会を勝ち上がった高校による県大会が4月6日から5月4日決勝戦まで行われました。

神奈川県の春季大会はその直後に開催される夏の県予選のシードを獲得するために重要な大会となります。

さらに県大会の上位2校(開催県は3校)は関東大会に進んで他都県の強豪校と公式戦という形で試合をすることになります。このため控えの投手や野手に経験させる場にもなり、チーム力を挙げる絶好の機会となります。

一方で選抜出場校は夏に向けてエースの休養期間にあてたり、県内や他都県のライバル校にはエースを温存して対策を立てづらくするという戦略をとるチームもあります。

このため春季大会の結果がそのままチームの実力に直結しないとも言えますが、いずれにしても各校とも実力を測るには貴重な大会です。

少なくとも夏の県予選だけで約170校の高校が参加する神奈川県大会でシードが獲得できないと、最大8試合を勝ち抜く必要がありさらに他のシード校といきなり初戦で当たるリスクもあります。

予選の代表校を占う上でもこのシードを獲得できたか否かで準々決勝以降の予想も変わってきます。まずは24年の春季県大会の結果を見てみましょう!

シード校16校は?

春季県大会の16強がそのまま夏の県予選のシード16校となります。県大会の上位4校、ベスト4のチームが第1に振り分けられ、ベスト8校の残り4校が第2シード、ベスト16の残り8校が第3シードに振り分けられます。

第1シードの上位4校は準決勝まで対戦しません。第2シード校は準々決勝まで第1シード校と対戦がなく、第3シード校は5回戦まで第1シード校、第2シード校との対戦をしないで勝ち進むことが可能となります。

シード校が予選の序盤で敗戦することもありますが、第1シード校になれば準々決勝、準決勝までは比較的勝ち上がりやすい組み合わせになります。このため第1シード校から優勝校が出やすい傾向にあるということが言えるでしょう。

それぞれのシード校は

  • 第1シード校

春季大会のベスト4の高校は、武相、東海大相模、向上、横浜の4校です。このベスト4の顔触れは甲子園常連校で全国的な知名度の高い東海大相模、横浜に選手権4回出場の武相、甲子園未出場ながら常に神奈川大会に上位進出する向上の顔ぶれとなりました。

  • 第2シード校

春季大会のベスト8校の残り4校は、日大藤沢、桐光学園、横浜清陵、慶応の4校です。慶応は昨夏の選手権優勝校、桐光学園は昨秋の神奈川王者と実力も十分、日大藤沢も全国区と神奈川県のレベルの高さがうかがえます。

  • 第3シード校

春季大会のベスト16の残り8校は、横浜商業、桐蔭学園、鎌倉学園、相模原、藤嶺藤沢、藤沢翔陵、三浦学苑、川崎総合科学の8校です。

Y校でおなじみの横浜商業、甲子園優勝経験もある桐蔭学園など相変わらず神奈川大会は強豪、名門がひしめく激戦区ですね。

春季県大会の試合結果は?

春季県大会は選抜優勝校の東海大相模がその実力をいかんなく発揮し優勝しました。春季大会のベスト16以降の試合結果を見てみましょう。

試合 勝利校 スコア 敗戦校 備考
決勝戦 武相 9-8 東海大相模
準決勝 武相 6-5 向上
東海大相模 5-1 横浜
準々決勝 武相 6-5 日大藤沢
東海大相模 8-5 桐光学園
向上 4-3 横浜清陵
横浜 9-4 慶応
4回戦 武相 5-3 横浜商業
東海大相模 1-0 桐蔭学園
向上 12-11 鎌倉学園 10回TB
横浜 13-0 相模原 5回Ⅽ
日大藤沢 6-1 藤嶺藤沢
桐光学園 6-1 藤沢翔陵
横浜清陵 2-0 三浦学苑
慶応 7-1 川崎総合科学

ベスト4の対決となった準決勝は、優勝した武相に向上が1点差、全国屈指の名門対決となった東海大相模と横浜の試合は東海大相模が勝利、昨秋の準決勝で敗戦した借りを返す形となりました。

決勝戦は乱打戦となりましたが、武相の5点差リードでむかえた8回裏に東海大相模が4点を取って1点差まで追い上げるも武相が東海大相模を振り切る結果となりました。

準々決勝は、武相、向上は1点差ゲーム、東海大相模は昨秋の王者桐光学園に3点差、横浜は昨夏の王者慶応に5点差勝ちと全国屈指の名門校が貫録勝ちしました。

4回戦では横浜のみがコールド勝ちでしたが、向上は乱打戦の末10回タイブレークで鎌倉学園に勝利、武相は2点差勝利、東海大相模はボークによる1得点を守り勝つという接戦でした。

第2シード校はコールド負けした相模原以外は拮抗した試合となりましたが、第3シード校は5点差、6点差ゲームが3試合と上位8校とやや実力差がありそうです。

関東大会の結果は?

春季関東大会には優勝校武相、準優勝校東海大相模が出場しました。関東大会は東京を含む1都7県から開催地の群馬県3校と各都県2校の計17校が参加しました。両校の戦績を見てみましょう。

高校 回戦 スコア 対戦相手
東海大相模 準々決勝 0-5 白鷗大足利(栃木1位)
2回戦 9-3 専大松戸(千葉1位)
武相 2回戦 0-8 昌平(埼玉2位)

神奈川1位の武相は初戦となる2回戦で埼玉2位の昌平に0-8と7回コールド負け、神奈川大会で準々決勝以降全て1点差で勝ち抜いた粘りが発揮できませんでした。。

東海大相模も初戦となる2回戦で千葉1位の専大松戸に6点差勝ちと底力を見せましたが、準々決勝では関東大会の優勝校、栃木1位の白鷗大足利に5点差の完封負けと精彩を欠きました。

東海大相模は神奈川大会の準々決勝以降は打線の調子も上向き、関東大会2回戦でも9得点と本来の打力を取り返したかのように見えましたが、神奈川大会の桐蔭戦のようにあっさり完封負けしてしまう点が夏への課題でしょう。

武相は打線はそこそこ点を取る打力はありそうですが、神奈川大会でもやや失点が多く投手力の整備が夏に向けて急務となりそうです。

夏の神奈川県大会優勝候補の本命は?

ここまで春季大会の県大会、関東大会の試合結果を見てきました。関東大会では武相、東海大相模とも完封負けを喫しましたが、打線はそこそこ機能しそうです。

春季神奈川大会で優勝した武相はやや失点が多いことから、一発勝負の夏の予選では取り返しのつかない失点は避けたいところです。

一方、春季大会ベスト4の横浜は昨秋も準優勝と安定した戦績を残しています。さらに昨秋の優勝校桐光学園も春季大会は準々決勝で東海大相模に敗退と巻き返す力は十分にありそうです。

そして何よりも不気味なのが慶応で、昨夏の甲子園Ⅴ投手の小宅投手が健在、神奈川大会は昨秋、今春ともにベスト8と神奈川連覇する可能性は大いにあります。

1997年の選抜以来、夏は1990年以来30年以上甲子園から遠ざかっているY校こと横浜商業の復活にも期待がかかります。昨秋はベスト8で横浜に敗退、今春は4回戦で武相に敗退と壁を一つ乗り越えると頂点が見えてきます。

今夏の神奈川大会は絶対的王者が不在、例年安定した実績を残す東海大相模、横浜に昨秋の覇者桐光学園、昨夏の全国制覇校の慶応を中心に大混戦となりそうです。

春季優勝の武相、ベスト4の向上をはじめ横浜商業、日大藤沢、桐蔭学園などの甲子園でおなじみの高校も優勝争いに絡んでくるでしょう。

優勝校予想は非常に困難ですが、昨秋準優勝、今春ベスト4の横浜が最後の最後で夏に優勝するのではないでしょうか。昨夏も慶応に接戦の末、準優勝に終わった悔しさをはらす意気込みは相当強いでしょう。

いずれにしてもほかの有力校も十分力があります。全国屈指の激戦区、神奈川県大会の覇者がどこになるのか?神奈川を制すれば全国の頂点も狙える高校の対戦に全国からも注目が集まるでしょう。

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まとめ

8月7日に開催予定の2024年(令和6年)第106回全国高校野球選手権大会の各都道府県地区予選が6月下旬から7月上旬にかけて開幕します。

昨夏も慶応が甲子園を制しましたが、全国屈指の激戦区、神奈川大会を制する高校はどこか?優勝候補予想をしてみました。

春季県大会や関東大会の戦いぶりから代表校予想をしましたが、

  • 本命は昨秋県大会準優勝、春季県大会ベスト4の横浜
  • 対抗は春季県大会準優勝の東海大相模、昨秋県大会優勝の桐光学園
  • これら3校に昨夏の甲子園優勝校慶応を加えた4校を中心とした大混戦
  • Y校こと古豪横浜商業日大藤沢桐蔭学園に春季県大会優勝の武相の4校が加わる

と予想しました。

全国でもおなじみの多くの高校が参加する神奈川県大会は今年も全国の注目を集めるでしょう!

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