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2021夏第103回全国高校野球選手権大会組合せ日程、ベスト8勝敗予想!

2021年の第103回全国高校野球選手権大会の3回戦までの組み合わせが8月3日に決まりました。新型コロナにより中止となった昨年の第102回大会をはさんで2年ぶりに夏の甲子園大会が戻ってきました。

残念ながら無観客での開催となる今大会ですが、学校関係者のみ入場しての開催となります。今大会の優勝候補校、注目校の登場日程やベスト8の勝敗予想をしてみました。テレビ観戦が中心となりますが、久々の夏の甲子園を是非楽しみましょう!

第103回全国高校野球選手権大会の組み合わせ、日程と勝敗予想

第103回全国高校野球選手権大会の出場校は例年通り49校、8月9日に開幕予定でしたが、台風接近により10日に延期、順調に日程を消化すれば3日の休養日をはさんで8月26日の決勝戦で閉幕の予定でした。

しかし8月14日時点でさらに雨天による3日間の順延により休養日は1日に短縮、準々決勝は24日(火)、1日の休養日を挟んで26日(木)準決勝、27日(金)決勝へと日程変更されました。

組合せは3回戦までのトーナメントが決定、準々決勝からは再抽選、ブロックは主に2回戦からのブロックと1回戦からのブロックごとの組み合わせの計8つとなり、それぞれ勝ち上がればベスト8となります。

それでは順延後の各ブロックの日程とベスト8勝敗予想を早速見てみましょう!

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ブロックA

校名 2回戦 3回戦
西日本短大附 福岡

第5日③

8月17日13:00

第10日①

8月22日8:00

二松学舎大附 東東京
京都国際 京都

第5日④

8月17日15:30

前橋育英 群馬

このブロックはいずれも2回戦からの登場となりますが、強豪校4校が集中しました。西日本短大附、前橋育英は夏の甲子園の優勝経験校、二松学舎大附は激戦区東東京を勝ち上がり、京都国際は今春の選抜に続いての出場です。

どこの高校が勝ち進んでも不思議ではない拮抗ぶりですが、東東京予選で帝京、関東一高を破った二松学舎大附と選抜で東海大菅生に惜敗した京都国際が勝ち進み、二松学舎大附がわずかに京都国際を上回ると予想します。

ブロックB

校名 2回戦 3回戦
智辯和歌山 和歌山

第6日①

8月18日8:00

第10日②

8月22日10:30

宮崎商業 宮崎
作新学院 栃木

第6日②

8月18日10:30

高松商業 香川

このブロックは優勝経験校の智辯和歌山、作新学院、高松商業の強豪に春夏連続出場校の宮崎商業とハイレベルなブロックとなりました。宮崎商業、高松商業ともに公立の商業校ですが、力はあると思います。両校が勝ち進んでも不思議ではないでしょう。

作新学院も10大会連続出場の力強さがありますが、高松商業もここ数年は安定したチーム力があります。しかし和歌山県予選で小園投手擁する市立和歌山を決勝戦で破った智辯和歌山の勝負強さがやや勝るのではないでしょうか?

ブロックC

校名 2回戦 3回戦
樟南 鹿児島

第6日③

8月18日13:00

第10日③

8月22日13:00

三重 三重
日本文理 新潟

第6日④

8月18日15:30

敦賀気比 福井

このブロックは春夏の甲子園での優勝、準優勝経験校でもある常連校が集中しました。ここ数年の甲子園での実績では三重、敦賀気比に勢いはあります。

どこの高校も勝ち進む力はありそうですが、昨秋、今春の北信越大会で優勝した敦賀気比が抜けてくるのではないかと予想します。

ブロックD

校名 1回戦 2回戦 3回戦
弘前学院聖愛 青森

第7日①

8月19日8:00

第10日④

8月22日15:30

石見智翠館 島根
浦和学院 埼玉

第7日②

8月19日10:30

日大山形 山形

第1日①

8月10日10:30

米子東 鳥取

このブロックは山陰、東北の各2校に埼玉の名門浦和学院という顔触れとなりました。近年では東北、山陰の高校も力をつけており侮れない存在ではありますが、森士監督が退任を発表している浦和学院が2回戦から登場、変な力みさえなければこのブロックを勝ち上がるのではないでしょうか。

ブロックE

校名 1回戦 2回戦 3回戦
新田 愛媛

第1日②

8月10日13:00

第7日③

8月19日13:00

第11日①

8月23日8:00

静岡 静岡
東明館 佐賀

第1日③

8月10日15:30

日本航空 山梨
智辯学園 奈良

第2日①

8月11日8:00

第8日①

8月20日8:00

倉敷商業 岡山
広島新庄 広島

第2日②

8月11日10:30

横浜 神奈川

このブロックは、上のやぐらの4校に比べ下のやぐらの4校に実力校が偏ったと言っても良いのではないでしょうか?何と言っても1回戦の中でも好カードである広島新庄と横浜高校は競った展開になると思います。

東海大相模が辞退した神奈川を危なげなく勝ち上がった名門横浜高校と春夏連続出場の広島新庄はプロ野球チームの本拠地でもあり野球が盛んな高校同士の対決、レベルの高い試合が予想されます。

しかしここを勝ち上がった先には智辯学園が待ち受けます。倉敷商業も実力校ですが、昨秋の近畿王者、今春も近畿準優勝の智辯学園は好投手左腕西村投手に前川選手と投打の柱が健在、優勝候補の最右翼に挙げられます。

智辯学園が初戦を勝ち上がる可能性は大きく、2回戦での広島新庄と横浜との勝者との対決は注目のカードとなるでしょう。ここは智辯学園が勝ち抜けると予想します。

ブロックF

校名 1回戦 2回戦 3回戦
高岡商業 富山

第2日③

8月11日13:00

第8日②

8月20日10:30

第11日②

8月23日10:30

松商学園 長野
東北学院 宮城

第2日④

8月11日15:30

愛工大名電 愛知
明桜 秋田

第3日①

8月15日8:00

第8日③

8月20日13:00

帯広農業 北北海道
県岐阜商 岐阜

第3日②

8月15日10:30

明徳義塾 高知

このブロックは1回戦注目の好カード県岐阜商と明徳義塾の強豪、そして鍛治舎監督と馬淵監督の名将対決も話題となるでしょう。鍛治舎監督は高校野球の監督経験はまだ浅いですが、高校野球解説者時代に培った理論で熊本県の秀岳館高校を3季連続で甲子園ベスト4に導いた手腕が光ります。

馬淵監督は言わずと知れた甲子園の名将、歴代4位の甲子園通算51勝と甲子園を知り尽くした監督です。ともに春夏連続の甲子園で春はともに初戦敗退、雪辱を誓う両監督率いるチームは昨秋の四国王者と東海準優勝と力も兼ね備えます。

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そして今大会注目度ナンバー1といっても過言ではない快速球右腕風間球打投手を擁するノースアジア大明桜高校に、上のやぐらには選抜ベスト4の中京大中京を筆頭に、東邦、享栄、至学館といった強豪を次々と撃破した愛工大名電といった注目校も組み込まれました。

愛工大名電のエース左腕田村俊介投手は明徳義塾中学出身ということもあり、3回戦での明徳義塾との対戦となればさらに注目を浴びるでしょう。夏に弱いと言われた愛工大名電ですが、3回戦まで進む力は十分にあると言えます。

下のやぐらは明桜の風間投手が一人でどこまで投げ抜けられるかがポイントになりそうですが、総合力で明徳義塾が上回るのではないでしょうか?3回戦は田村、寺嶋の左右の2枚看板エースを擁する愛工大名電は初戦がカギとなりそうですが、投打がかみ合えば一気に抜けると見ます。

ブロックG

校名 1回戦 2回戦 3回戦
神戸国際大附 兵庫

第3日③

8月15日13:00

第8日④

8月20日15:30

第11日③

8月23日13:00

北海 南北海道
小松大谷 石川

第3日④

8月15日15:30

高川学園 山口
長崎商業 長崎

第4日①

8月16日8:00

第9日①

8月21日8:00

熊本工業 熊本
専大松戸 千葉

第4日②

8月16日10:30

明豊 大分

神戸国際大附と北海のカードは今春の選抜大会の開幕カードの再現、神戸国際大附の147㎞右腕坂上投手と北海の150㎞左腕木村投手の注目投手を擁する選抜出場組同士の好カードとなりました。選抜では神戸国際大附属が3-2で北海を下しています。

さらに専大松戸と明豊も選抜出場組、専大松戸は選抜の初戦で中京大中京の畔柳投手の前に敗戦するも春季関東大会で優勝、一方の明豊高校はその中京大中京を準決勝で下し、選抜で準優勝を果たしています。ともに専大松戸深沢投手、明豊京本投手の好投手を擁します。

これらの対決も1回戦屈指の好カードでこの対戦を勝ち上がった高校がこのブロックを勝ち上がるのではないでしょうか?甲乙つけがたいチーム同士の対戦で予想も困難ですが、総合力の上回る明豊高校が勝ち抜けるのではないでしょうか?

ブロックH

校名 1回戦 2回戦 3回戦
阿南光 徳島

第4日③

8月16日13:00

第9日②

8月21日13:00

第11日④

8月23日15:30

沖縄尚学 沖縄
鹿島学園 茨城

第4日④

8月16日15:30

盛岡大附 岩手
大阪桐蔭 大阪

第5日①

8月17日8:00

第9日③

8月21日15:30

東海大菅生 西東京
近江 滋賀

第5日②

8月17日10:30

日大東北 福島

このブロックは今大会の最大の注目カード大阪桐蔭と東海大菅生の対戦が組み込まれました。ともに優勝候補同士で今春の選抜出場組、東京大阪の大都市対決となります。

大阪桐蔭は選抜も優勝候補に挙げられながら選抜の初戦ではベスト8の智辯学園に敗退しましたが、春季近畿大会では決勝で智辯学園にリベンジして優勝。左右のエース松浦投手、関戸投手に主将池田選手と投打の軸も安定、大阪府予選も準々決勝以降苦戦が続きながら優勝をもぎ取る負けない強さがあります。

対する東海大菅生も選抜ベスト8、昨秋の東京都大会も優勝と実績も十分でエース左腕本田投手を軸に投打に安定しています。この好カードを制したチームがこのブロックを勝ち上がると予想します。

投手陣の豊富な大阪桐蔭がやや有利ではないかと思います、破壊力ある打線が機能すれば大阪桐蔭が勝ち上がってくるのではないでしょうか?

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まとめ

2年ぶりの開催となった春の甲子園、第103回全国高校野球選手権大会の組み合わせ日程が決まりました。今大会も3回戦までのトーナメントが決定、それぞれのブロックを勝ち上がればベスト8に名乗りを上げます。

出場校49校をAからHの8つのブロックに分けて決勝戦までの日程と見どころ、ベスト8に進出する高校の勝敗予想をしてみました。

以上の8校がベスト8に進出すると予想。スポーツ紙4紙の予想では明豊、智辯学園、大阪桐蔭、愛工大名電がオールAの評価でしたが、これらの高校は各ブロックに分かれました。なおこの中から優勝する高校の予想はずばり「わかりません」

今春の選抜準優勝の明豊、同じくベスト8の智辯学園を筆頭に投打にバランスの取れた大阪桐蔭、愛工大名電が優勝候補の軸となりそうですが、各ブロックともに強豪校がひしめき、どこの高校が勝ち上がっても不思議ではありません。

勝敗予想が当たらないのは世の常ですが、昨秋の戦績、選抜、今春の地区大会、そして夏の予選の勝ち上がり方からベスト8進出校を予想しました。毎回のことですが、トーナメント一発勝負の高校野球はどこの高校が勝ち上がるのか全く分かりません。

波乱が起きるのも甲子園、高校野球の面白さです、コロナ禍で現地観戦もできませんが、決勝戦まで無事に開催されるのを願いつつ今大会も楽しみたいですね!


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