雨天順延により3月19日に開幕する第94回選抜高校野球大会の出場校は32校、順調に日程を消化すれば3月31日の決勝戦で幕を閉じます。今大会も球児が一堂に会しての開会式は行われず、大会第1日に出場する6校のみが参加。この6校の主将による抽選の結果、選手宣誓は倉敷工業高校の福島寛太主将に決まりました。
決勝戦までのトーナメントを8校ずつの4つのブロックの組み合わせごとに、日程と勝敗予想をしました。見てみましょう!
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校名 | 1回戦 | 2回戦 | 準々決勝 | |
浦和学院 | 埼玉 | 3月19日①10:30 | 3月24日②11:30 | 3月27日①8:30 |
大分舞鶴 | 大分 | |||
和歌山東 | 和歌山 | 3月19日②13:00 | ||
倉敷工業 | 岡山 | |||
クラーク国際 | 北海道 | 3月19日③15:30 | 3月24日③14:00 | |
九州国際大付 | 福岡 | |||
広陵 | 広島 | 3月20日①9:00 | ||
敦賀気比 | 福井 |
このブロックの注目校は昨秋の神宮大会の準優勝校、中国大会優勝の広陵高校です。そして対戦校は同じく昨秋の北陸大会の覇者敦賀気比高校と選抜優勝経験校、地区大会優勝校同士の対戦となりました。
またクラーク国際と九州国際大付もそれぞれ北海道、九州大会の優勝校同士の対戦の好カード、勝ち進めば広陵、敦賀気比との勝者と2回戦で激突です。地区大会優勝校4校が2回戦までのブロックに集中しました。
開幕カードでは常連校浦和学院と21世紀枠で初出場校の大分舞鶴が対戦、近畿大会準優勝の和歌山東と名門倉敷工業の対戦も好勝負が期待できそうです。
このブロックは地区大会優勝校4校のブロックを勝ち抜いたチームがベスト4まで進むのではないでしょうか?なかでも広陵と敦賀気比の勝者に力がありそうですが、打線に力のある広陵が勝ち抜くと予想します。ですが反対のブロックの浦和学院にも力があり、広陵が勝ち進むには激戦が続くでしょう。
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校名 | 1回戦 | 2回戦 | 準々決勝 | |
長崎日大 | 長崎 | 3月20日②11:30 | 3月25日①9:00 | 3月27日②11:00 |
近江 | 滋賀 | |||
二松学舎大付 | 東京 | 3月21日③14:00 | ||
聖光学院 | 福島 | |||
山梨学院 | 山梨 | 3月21日①9:00 | 3月25日②11:30 | |
木更津総合 | 千葉 | |||
日大三島 | 静岡 | 3月21日②11:30 | ||
金光大阪 | 大阪 |
このブロックの地区大会優勝校は東海大会を制した日大三島高校のみですが、関東大会準優勝の山梨学院、東北大会準優勝の聖光学院に昨夏の選手権大会でベスト4入りしたメンバーが残る京都国際、東京都大会準優勝の二松学舎大付、近畿大会ベスト4の金光大阪と有力校が名を連ねます。
しかし京都国際は部員に新型コロナ陽性者が出たため出場を辞退、補欠校の滋賀県近江高校が代替出場、京都国際高校は気の毒ですが、夏に向けて頑張ってほしいところです。
さて、このブロックはどこが勝ち抜いてもおかしくないくらい拮抗しているように思いますが、経験豊富な京都国際、地力のある山梨学院がやや抜けているのではないでしょうか?このブロックは難しいですが、わずかに力が抜けている京都国際が勝ち抜くと予想しましたが、京都国際が出場辞退。
これによりこのブロックはより混沌となりましたが、関東準優勝の山梨学院と同ベスト4の木更津総合の勝者が勝ち抜けると予想します。ともに県1位校と力はありますが、投手力に勝る木更津総合に分があるのではないでしょうか?
校名 | 1回戦 | 2回戦 | 準々決勝 | |
高知 | 高知 | 3月21日③14:00 | 3月25日③14:00 | 3月27日③13:30 |
東洋大姫路 | 兵庫 | |||
国学院久我山 | 東京 | 3月22日①12:00 | ||
有田工業 | 佐賀 | |||
星稜 | 石川 | 3月22日②14:30 | 3月26日①9:00 | |
天理 | 奈良 | |||
只見 | 福島 | 3月22日③17:00 | ||
大垣日大 | 岐阜 |
3月22日は天候不良により開始時間が遅くなりました(3月22日6時発表)
今大会でも注目の好カードといえるのが大会第4日の星稜対天理の強豪校対決でしょう。四国大会の王者高知と地元兵庫東洋大姫路の名門校対決も目が離せません。さらに東京都大会優勝の国学院久我山も有力です。
このブロックは初戦好カードの高知、東洋大姫路、星稜、天理のいずれかの高校が抜けてくるのではないかと思いますが、天理と高知が初戦を制し、そのまま勝ち上がると予想します。
中でも甲子園で力を発揮する近畿大会ベスト4の強豪天理が抜けるのではないでしょうか?
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校名 | 1回戦 | 2回戦 | 準々決勝 | |
花巻東 | 岩手 | 3月23日①9:00 | 3月26日②11:30 | 3月27日④16:00 |
市和歌山 | 和歌山 | |||
大島 | 鹿児島 | 3月23日②11:30 | ||
明秀日立 | 茨城 | |||
丹生 | 福井 | 3月23日③14:00 | 3月26日③14:00 | |
広島商業 | 広島 | |||
鳴門 | 徳島 | 3月24日①9:00 | ||
大阪桐蔭 | 大阪 |
このブロックは昨秋神宮大会の覇者大阪桐蔭、注目スラッガー佐々木麟太郎選手の花巻東の注目校が中心となります。関東大会優勝校明秀日立、古豪広島商業がこの2校に続くでしょう。
大阪桐蔭は大会最終日の登場、勝ち進んでも2日後に2回戦、翌日に準々決勝と試合間隔が短いので投手の球数制限を意識した継投が課題となります。前田、別所の左右両投手を中心に投手陣は豊富ですのでさほど厳しくはないとは思いますが、名将西谷監督の手腕にかかっているでしょう。
神宮大会を制した総合力が抜け出ている大阪桐蔭に死角はなさそうです。花巻東の打線も脅威ですが、大阪桐蔭が抜けると言わざるを得ないのではないでしょうか?
ブロック | 校名 | 準決勝 | 決勝 | |
Aの勝者予想 | 広陵 | 広島 | 3月29日①11:00 | 3月31日12:30 |
Bの勝者予想 | 木更津総合 | 千葉 | ||
Cの勝者予想 | 天理 | 奈良 | 3月29日②13:40 | |
Dの勝者予想 | 大阪桐蔭 | 大阪 |
今大会も準々決勝、準決勝の翌日に休養日が設けられました。また雨天により試合が中止となった場合に再試合は中止となったイニングから再開する継続試合の導入や飛距離の出ない新しい金属バットなど投手の疲労を考慮した新ルールも導入されます。
ベスト8予想は浦和学院、広陵、近江、木更津総合、高知、天理、花巻東、大阪桐蔭、ここから広陵、木更津総合、天理、大阪桐蔭がベスト4に進むと予想します。準決勝以降も厳しい戦いとなりそうですが、総合力の高い大阪桐蔭が優勝候補の最右翼で間違いないでしょう。
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昨年にづき上限2万人の有観客で開催となった春の甲子園、第94回選抜高校野球大会の組み合わせ日程が決まりました。夏の選手権大会と違ってセンバツ大会は決勝戦までのトーナメントが決定しています。
雨天順延により当初予定の18日の開会式、1回戦3試合は19日に順延となりました。
出場校32校をAからDの4つのブロックに分けて決勝戦までの日程とベスト4に進出する高校の勝敗予想をしてみました。
以上の8校がベスト8に進出すると予想。この中から優勝するのはずばり大阪桐蔭と予想します。大阪大会、近畿大会、神宮大会を制し秋季大会では唯一負けなしの王者といえるでしょう。この牙城を崩すのは容易ではないでしょう。
しかし高校野球に番狂わせはつきものです。特に選抜大会では初出場校が勢いに乗って勝ち進むことも多くあります。21世紀枠校や初出場校の大躍進も期待したいですが、何より無事に3月18日の開幕を迎えることを願いつつ楽しみに待ちましょう!