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第103回全国高校野球選手権、スポーツ紙ABC評価と優勝候補ランキング!2021夏甲子園出場校の評価は?

2021年8月10日(台風接近のため当初9日から1日順延)に阪神甲子園球場で開催される第103回全国高校野球選手権大会の地方予選最後の大会、東西東京都大会が8月2日に終了、出場校全校が出そろいました。2020年の第102回大会は新型コロナウイルスの感染拡大により中止となりましたが、今年の夏の甲子園大会が間もなく開幕します。

甲子園出場校全校が出そろった翌日以降の日付で各スポーツ紙が恒例の選手権出場校ABC評価を掲載しました。各校のA、B、C評価を集計してランキング、最もA評価を集めたのはどこの高校か?紹介します!

スポーツ6紙の優勝予想、評価は?

第103回全国高校野球選手権大会の出場校が決定して以降、スポーツ6紙が各校をABC評価しています。このABC評価は大会ごとに行われ恒例となっています。評価はどのようになっているでしょうか?

都道府県 学校 スポニチ ニッカン 報知 サンスポ デイリー 東京中日
北北海道 帯広農業 B C C C B
南北海道 北海 A B B B B
青森 弘前学院聖愛 B B C B B
岩手 盛岡大附 B B B B B
秋田 ノースアジア大明桜 A B B B B
山形 日大山形 B C C B B
宮城 東北学院 C B C C C
福島 日大東北 C C C C C
茨城 鹿島学園 B B C B B
栃木 作新学院 B B C B B
群馬 前橋育英 A B B B B
埼玉 浦和学院 B A B B A
千葉 専大松戸 A B A B B
東東京 二松学舎大附 B B A B B
西東京 東海大菅生 B A A A A
神奈川 横浜 A B A B A
山梨 日本航空 C B B B B
新潟 日本文理 B C C B C
長野 松商学園 B B C B B
石川 小松大谷 B C C C C
福井 敦賀気比 B B B B B
富山 高岡商業 B B C B B
静岡 静岡 B B B B B
愛知 愛工大名電 A A A A A
岐阜 県岐阜商 B A B B A
三重 三重 B B C B B
滋賀 近江 B B B B C
京都 京都国際 B B B B B
大阪 大阪桐蔭 A A A A A
兵庫 神戸国際大附 B B B B B
奈良 智辯学園 A A A A A
和歌山 智辯和歌山 A A B A B
岡山 倉敷商業 B B C B B
広島 広島新庄 B B B B B
鳥取 米子東 C C C C C
島根 石見智翠館 B C C B C
山口 高川学園 C C C B C
香川 高松商業 B B C B B
徳島 阿南光 B C C C C
愛媛 新田 C C C C B
高知 明徳義塾 A B B A A
福岡 西日本短大附 B B B B B
佐賀 東明館 C C C C C
長崎 長崎商業 B B C B B
熊本 熊本工業 B C B B C
大分 明豊 A A A A A
宮崎 宮崎商業 B B C B B
鹿児島 樟南 B B B B C
沖縄 沖縄尚学 B B B B B

各紙の評価は以上のようになりました。東京中日は記載がなかったため現時点でスポーツ紙4紙ごとにそれぞれABC評価数はいくつあるか集計してみました。

スポーツ紙各紙のABC評価数は?

スポーツ紙 A B C
スポーツニッポン 11 31 7
日刊スポーツ 8 29 12
スポーツ報知 8 19 22
サンケイスポーツ 7 34 8
デイリースポーツ 9 28 12

東京中日スポーツ

各紙の評価結果のうち、B評価が最多のサンスポは34,最少の報知は19と実に15もの差がついています。A評価は最多のスポニチが11,最少のサンスポが7とその差は4つでしたが、C評価は最多の報知が22、最少のスポニチが7とB、C評価で各紙の特徴が出る結果となりました。

特にスポニチはA評価が11と最多、C評価が7と最少だったことからやや甘めの評価、全体的に無難な評価と言えそうです。一方サンスポはA評価が7つと辛い反面、C評価も8つと少なめ、B評価が最多の34ということでAとCは厳選したように見えます。

今回端的だったのは報知でC評価が最多の22でB評価19を上回り、他紙はB評価が最も多い中、唯一C評価の数がB評価の数を上回っています。

それでは各紙の評価のランキングについて見ていきましょう。

スポーツ各紙の評価ランキングは?

未掲載の東京中日以外の5紙全てがA評価をつけたのは、愛工大名電、智辯学園、大阪桐蔭、明豊の4校となっています。智辯学園、大阪桐蔭は今春の選抜のスポーツ紙評価でも6紙がオールAでした。

智辯学園は選抜ベスト8で明豊に敗退、大阪桐蔭はその智辯学園に選抜初戦で敗退と戦力も拮抗、投打の軸が安定していることや昨秋からの試合ぶりも評価されてのオールAと言えるでしょう。

明豊は今春の選抜のスポーツ紙評価ではオールBでしたが、その評価を覆して選抜では準優勝、今夏ではオールAへと各紙とも評価を上げました。愛工大名電は今春の選抜で評価がオールA、ベスト4となった中京大中京を県予選で破ったこともあり今春の選抜不出場組で唯一オールAとなっています。

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東海大菅生はスポニチのみB評価、他の4紙がA評価、東海大菅生は選抜ベスト8、昨秋の東京大会も優勝なのでオールAに近い評価となりました。

智辯和歌山は報知、デイリー、横浜は日刊、サンスポ、明徳義塾は日刊、報知がそれぞれB評価、残り3紙がA評価となりました。智辯和歌山は選抜不出場ながらも県予選で小園投手の市立和歌山を破ったことと常連校であることが高評価につながったのでしょう。

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横浜は同じ神奈川の選抜王者東海大相模が県予選で辞退しながらも激戦区神奈川を勝ち上がったチーム力、明徳義塾は選抜出場に続いての選手権、さらに高校生投手注目度ナンバー1の高知森木投手を攻略しての優勝も高評価につながったと言えます。

A評価が2つ、B評価が3つの高校が浦和学院、専大松戸、県岐阜商でした。選抜の初戦でともに接戦で優勝候補の中京大中京に敗退した専大松戸、同じく優勝候補市立和歌山に敗退した県岐阜商を高く評価したのが2紙、森士監督が退任を表明している浦和学院は春季埼玉県大会の優勝も評価されてのA評価でしょう。

A評価が1つだったのは北海、ノースアジア大明桜、前橋育英にスポニチ、二松学舎大附に報知がA評価とスポニチ、報知が独自のA評価を付けています。A評価が1つでも付いた高校でC評価が付いた高校は1校もありませんでした。

東明館、米子東、日大東北の3校のみがオールC評価という厳しい結果となりました。しかし東明館は昨秋、今春の佐賀県大会で優勝、米子東も鳥取県大会で昨秋は優勝、今春は準優勝と安定しています。日大東北も長らく聖光学院が連覇した夏の福島県予選を勝ち上がりました。

注目選手の有無、都道府県や予選でのスコアや甲子園での実績などを中心に評価されがちですが、ふたを開けたらこれらの高校が大躍進することもあるのが甲子園です。番狂わせに期待したいですね!

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まとめ

2021年夏の甲子園大会、第103回全国高校野球選手権大会の全出場校が決定、スポーツ6紙による恒例のABC評価のランキングと優勝予想をまとめました。東京中日は未掲載だったため現時点ではスポーツ5紙のABC評価でまとめています。

スポーツ5紙のランキングは

となりました。スポーツ紙の予想は軒並み強豪校、甲子園常連校に高めの評価がつく傾向もあり、特に選抜で準優勝した明豊は今春のオールBからオールAに各紙評価を上げる結果となりました。

スポーツ紙の評価と異なる高校が勝ち進み、オールAの評価の高校でも敗退してしまうのが高校野球の面白さでもあり、一発勝負のトーナメントの怖さでもあります。2020年の第102回大会は中止となってしまいましたが、第103回大会は無事に開催までこぎつけられそうです。

8月3日の組み合わせ抽選ではオールAの大阪桐蔭とAが3つの東海大菅生が初戦で当たることも決まりました。いきなり東京大阪の大都市決戦でもあり今大会も目の離せない好ゲームが目白押しとなりそうです。無事大会が進むことを願いつつ熱い夏を楽しみたいですね!


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