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高校野球大阪vs神奈川対戦成績、甲子園過去の対決!永遠のライバル?!

新型コロナウイルの感染拡大の影響により中止となった第92回選抜高校野球大会。この選抜の代替大会が2020年夏甲子園交流試合として開催されます。1試合限りの対戦となる交流試合の大会第6日第1試合で大阪桐蔭対東海大相模の対決が実現しました。

高校野球界において東西の横綱校ともいえる大阪府と神奈川県の野球王国の対戦となりますが、かつては浪商対法政二、横浜対PL学園など数々のライバル対決を演じてきました。

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野球王国どうしである両府県の甲子園での過去の対戦結果をまとめました!早速見てみましょう!

大阪代表と神奈川代表の甲子園対戦成績

甲子園の過去の大会において野球王国として数々の実績を残してきた大阪代表と神奈川代表。甲子園での優勝回数、勝利数ともに都道府県別のトップクラスの実績を残しています。

都道府県別の優勝回数では大阪は春夏通算25回、2位の愛知19回を大きく引き離しての1位です。一方は神奈川は通算13回で兵庫とならぶ3位タイ。勝利数でも大阪は春夏通算381勝で2位の兵庫311勝、3位の東京306勝を大きく上回る断トツの1位、神奈川は4位愛知301勝、5位和歌山225勝、6位広島209勝に次ぐ7位203勝です。

神奈川代表の勝利数が意外に少ないのは、戦前の選手権は静岡県と代表枠を争っていたため戦前の出場回数が26大会中6回しかないことが影響しています。それでも優勝回数で3位タイという実績が野球王国神奈川のイメージに直結しているでしょう。

そして何より神奈川代表といえば多くの甲子園のスター、名選手も輩出しており、その都度大阪代表と対決して「名勝負」を演じてきました。2019年までの甲子園大会で大阪代表と神奈川代表の対戦は27試合あります。

この府県対決に絡んだ高校は大阪11校、神奈川6校で、最も多いのが横浜高校の11試合、次いでPL学園の8試合となっています。最も多い対戦カードはどことどこの高校か?対戦カード別にみていきたいと思います。

対戦カード3回

甲子園の大阪代表と神奈川代表で最も多い対戦カードは3回で、浪商(大阪)対法政二高(神奈川)、PL学園(大阪)対横浜高校(神奈川)の2カードあります。(赤太字は最終的に優勝した高校)

浪商(大体大浪商)対法政二高

勝利 スコア 敗戦
1960(S35)年 第42回選手権2回戦 法政二高 4-0 浪商
1961(S36)年 第33回選抜準々決勝 法政二高 3-1 浪商
1961(S36)年 第43回選手権準決勝 浪商 4-2 法政二高

この両校の対決は1960年の夏から3季連続で実現したのみですが、法政二高のエース柴田勲投手と浪商のエース尾崎行雄投手の超高校級投手による伝説のカードとして今でも語り継がれます。

第42回選手権では2回戦で2年生エース柴田投手と1年生エース尾崎行雄投手の投げ合いにより7回まで両校0行進、8回に一挙4点をあげた法政二高が勝ちました。法政二高は柴田選手の投打にわたる活躍でこの大会で初優勝を達成します。

翌年1961年の第33回選抜では3年生柴田投手、2年生尾崎投手が準々決勝で対決。浪商は1点先制しますが、法政二高が5回に逆転、7回にも追加点をあげ法政二高が3-1で浪商を返り討ちにし、そのまま準決勝、決勝を勝ち上がって夏春連覇を達成します。

甲子園で2敗を喫した尾崎投手は打倒法政二高、打倒柴田に燃え、同年の夏の選手権に出場します。史上初の夏春夏3連覇の期待がかかる法政二高も無事に甲子園出場を果たしました。

そして3度目の対決は準決勝で実現します。この試合も法政二高が先制、8回まで2-0と法政二高がリードしますが、浪商が9回土壇場で同点に追いつき3回目の因縁対決は延長に突入します。

延長11回浪商は2点を勝ち越し、そのまま逃げ切って勝利をおさめます。法政二高の3連覇を阻んだ浪商は決勝戦も和歌山桐蔭を1-0で下し、選手権2回目の優勝を果たしました。

柴田対尾崎という超高校級対決は夏春夏の3季連続で甲子園を沸かせ、神奈川代表の2勝1敗となりましたが、勝った方が全国を制したこの対戦は大阪代表対神奈川代表というライバル対決の幕開けと言えるかもしれません。

PL学園対横浜

勝利 スコア 敗戦
1998(H10)年 第70回選抜準決勝 横浜 3-2 PL学園
1998(H10)年 第80回選手権準々決勝 横浜 9-7 PL学園
1999(H11)年 第71回選抜1回戦 PL学園 6-5 横浜

法政二高と浪商の対決と並んで大阪対神奈川のライバル対決の代名詞ともいえるカードがこのPL学園対横浜高校です。この両校の対決も3季連続で実現しました。

大阪対神奈川のライバル対決を象徴したのが、1998年の第70回選抜大会です。なんとベスト4をPL学園、関大一の大阪勢2校と横浜、日大藤沢の神奈川勢2校で独占してしまいます。

さらに横浜高校のエースは平成の怪物松坂大輔投手、大会前から注目の投手で優勝候補の筆頭に挙げられていました。この優勝候補に高校野球の超名門PL学園が挑む形となったこの準決勝は、6回にPL学園が2点を先制するも8回に横浜が追いつき9回に1点を勝ち越して勝利をおさめます。

横浜高校は、準決勝でもう一方の大阪神奈川対決を制した関大一高との決勝戦を3-0で下し優勝を決めます。大阪勢からすれば準決勝、決勝と神奈川勢に立ちはだかれる結果となりました。

同年の夏は、第80回の記念大会として大阪、神奈川ともに2枠が与えられ、横浜は東神奈川代表、PL学園は南大阪代表として甲子園に戻ってきます。そしてこの両校は準々決勝で対決しますが、球史に残る激闘を繰り広げます。

この試合もPL学園が2回に3点を先制します。しかし横浜も4回に2点を返し5回に追いつくと7回裏にPL学園は1点勝ち越しますが、すかさず8回表に横浜も追いつくと5-5で延長戦にもつれこみます。

延長11回に横浜が1点を勝ち越しますが、粘るPL学園も裏に同点に追いつきます。0行進が続いた後、16回表に横浜が1点もぎ取るもその裏に再びPL学園が追いつきました。

延長18回再試合も見えてきた17回の表、横浜は2ランホームランでPL学園を突き放します。さすがのPL学園も裏の攻撃で追いつけず、結局延長17回9-7で横浜高校がPL学園を春に続いて下しました。

松坂投手は延長17回を一人で投げ抜きますが、怪物松坂投手から7得点したPL学園の打力もさすがの一言です。追いつき追われる展開で、延長戦も一歩も譲らない両校の熱戦にスタンドもテレビ観戦したファンも感動した名試合でした。

横浜高校は準決勝も劇的な逆転勝ちで明徳義塾を下すと決勝の京都成章戦では松坂投手がノーヒットノーランを達成、史上5校目の春夏連覇を決めました。

春夏ともに接戦を演じた両校は、3年生が引退した翌年の第71回選抜大会にも出場しなんと1回戦で対決します。この試合は新チームになったPL学園が横浜に6-5で雪辱し、大阪勢はまたもや神奈川勢の3連覇(春夏春)を阻みますが、まさかの巡りあわせに大阪対神奈川の因縁を感じずにはいられませんでした。

大阪対神奈川のライバル対決を象徴する浪商対法政二高、PL学園対横浜はともに3季連続の激闘、接戦、さらに超高校級投手の出現によりよりドラマ性が強いものとなりました。

対戦カード2回

対戦カードが2回あるのは、横浜商(神奈川)対PL学園(大阪)、横浜商(神奈川)対上宮(大阪)、横浜(神奈川)対大阪桐蔭(大阪)、横浜(神奈川)対履正社(大阪)、東海大相模(神奈川)対PL学園(大阪)の5カードです。

横浜商対PL学園

勝利 スコア 敗戦
1982(S57)年 第54回選抜準決勝 PL学園 3-2 横浜商
1983(S58)年 第65回選手権決勝 PL学園 3-0 横浜商

横浜商とPL学園の対決は2回ありますが、いずれもPL学園が勝利しています。この両校の対決も選抜の準決勝、選手権の決勝というそれぞれ勝ち進んでの対決となりました。

1982年、83年の横浜商は長身右腕三浦将明投手がエース、82年の選抜ではベスト4、3年生の83年には選抜、選手権ともに準優勝を達成する甲子園のスターでした。83年の選抜では池田高校に敗れますが、82年選抜、83年選手権といずれも優勝するPL学園に阻まれました。

83年はあの伝説の1年生桑田清原KKコンビのPL学園との対決ですが、この時のPL学園は準決勝で池田高校の夏春夏連覇を阻みます。選抜で敗れた池田高校への雪辱に燃える横浜商業は、肩透かしを食らったかもしれませんが、結局準優勝に終わりました。

この対戦カードも甲子園の準決勝、決勝で戦ったということと勝ったPL学園が優勝したこともあり大阪対神奈川のライバル対決として象徴的なカードと言えるのではないでしょうか?

横浜商対上宮

勝利 スコア 敗戦
1989(H元)年 第61回選抜準決勝 上宮 9-0 横浜商
1997(H9)年 第69回選抜1回戦 上宮 7-4 横浜商

以外にも横浜商と上宮の対戦カードも2回ありました。1989年の選抜では元木大介、種田仁の超強力打線の上宮と横浜商が決勝進出をかけて戦いましたが、上宮が9-0と圧勝しています。1997年の選抜では1回戦で対決、この時の上宮もベスト4まで進出しました。

横浜商はPL学園、上宮に4敗しています。ちなみに横浜商は第1回の選抜大会から出場もしている古豪でしたが、この時も1回戦で大阪の市岡中学に敗退、第15回の選抜大会でも浪商に敗退しており、実は横浜商は大阪勢に0勝6敗と相性は最悪です。

横浜対大阪桐蔭

勝利 スコア 敗戦
2006(H18)年 第88回選手権1回戦 大阪桐蔭 11-6 横浜
2008(H20)年 第90回選手権準決勝 大阪桐蔭 9-4 横浜

ともに春夏連覇を経験している東西の横綱といえる両校の対決は2回しかありません。いずれも選手権ですが、2回とも大阪桐蔭が勝利しています。2006年は選抜大会で横浜高校が優勝、2回目の春夏連覇を目標に夏の甲子園へ乗り込んできましたが、初戦で大阪桐蔭に敗退しました。

2回目の対決は2008年選手権の準決勝です。この年は第90回の記念大会で大阪桐蔭は北大阪代表、横浜は南神奈川代表として出場、大阪桐蔭は浅村栄斗選手、横浜は2年生筒香嘉智選手を中心とした強力打線同士の対決となりましたが、大阪桐蔭が快勝、決勝でも大勝して2回目の選手権制覇を達成しています。

横浜対履正社

勝利 スコア 敗戦
2006(H18)年 第78回選抜1回戦 横浜 1-0 履正社
2016(H28)年 第98回選手権2回戦 履正社 5-1 横浜

履正社高校は1997年の選手権に甲子園初出場しますが、春の選抜は2006年の第78回大会が初出場です。この初出場でいきなり東の横綱横浜高校と対戦します。しかし試合結果は、負けはしたものの選抜を制する横浜相手に0-1と善戦、大阪のレベルの高さがうかがい知れる結果となりました。

そして2016年の対決は選手権2回戦となりました。この時は横浜は大会ナンバー1右腕藤平尚真投手、履正社は大会ナンバー1左腕寺島成輝投手という超高校級投手対決ということでも注目を浴びました。

結果は履正社高校が10年前の雪辱をはらすことになりましたが、ともに同年のドラフト1位指名される投手対決という大阪、神奈川のレベルの高さを表した対決となりました。

東海大相模対PL学園

勝利 スコア 敗戦
1970(S45)年 第52回選手権決勝 東海大相模 10-6 PL学園
1992(H4)年 第64回選抜準々決勝 東海大相模 2-0 PL学園

東海大相模とPL学園の対決も2回あります。1970年選手権で東海大相模が初優勝した時の決勝の相手がPL学園、ともに初優勝をかけて戦いましたが東海大相模が10-6と下しました。

さらに22年後の選抜大会準々決勝で両校は再戦しますが、東海大相模が2-0とPL学園を下します。この大会では東海大相模は決勝まで進出、帝京高校に敗れますが、準優勝となりました。

東海大相模は第83回の選抜大会でも準決勝で履正社と対戦し、16-2で下しています。この大会は優勝を成し遂げましたが、東海大相模は大阪勢に3戦全勝、大阪勢に勝った大会は優勝2回、準優勝1回という縁起の良い相手となりました。

対戦カード1回

対戦カードが1回のカードは11対戦あります。

勝利 スコア 敗戦
1915(T4)年 第1回選手権1回戦 市岡中 21-13 横浜商
1938(S13)年 第15回選抜1回戦 浪商 4-3 横浜商
1963(S38)年 第45回選手権準決勝 明星 5-0 横浜
1982(S57)年 第64回選手権2回戦 法政二 6-2 春日丘
1993(H5)年 第65回選抜2回戦 上宮 4-3 横浜
1994(H6)年 第66回選抜1回戦 北陽(関大北陽) 3-0 桐蔭学園
1995(H7)年 第77回選手権3回戦 PL学園 10-5 日大藤沢
1996(H8)年 第68回選抜1回戦 大阪学院大 2-1 横浜
1998(H10)年 第70回選抜準決勝 関大一 5-3 日大藤沢
第70回選抜決勝 横浜 3-0 関大一
2011(H23)年 第83回選抜準決勝 東海大相模 16-2 履正社

11対戦の勝敗は大阪勢が9勝2敗と神奈川勢を圧倒しています。一方、神奈川勢が大阪勢に勝利した年は優勝しています。また1993年からは4年連続で対戦がありますが、1992年には東海大相模とPL学園、1997年には上宮と横浜商、1998年春夏と1999年春に横浜とPL学園が対戦しています。

すなわち1992年から1999年までは8年連続で大阪代表対神奈川代表の対戦があり、その間11試合の対戦結果は大阪勢7勝、神奈川勢4勝と大阪勢が得意にしていました。通算でも大阪勢17勝、神奈川勢10勝と大きく勝ち越しています。

なお2020年の交流試合で対戦が決まっている東海大相模と大阪桐蔭は過去の対決はありません、勝率10割どうしの対戦はどちらに軍配があがるのでしょうか?

関連記事:2020選抜甲子園注目選手!東海大相模野手カルテットは驚異の打線!

学校別の勝敗

ここまで対戦カード別に大阪勢と神奈川勢の勝敗を見てきましたが、学校別の勝敗はどうなっているでしょうか?

学校 勝率 勝ち 負け
上宮 1.00 3 0
東海大相模 1.00 3 0
大阪桐蔭 1.00 2 0
市岡 1.00 1 0
明星 1.00 1 0
北陽 1.00 1 0
大阪学院大 1.00 1 0
法政二 0.75 3 1
PL学園 0.50 4 4
浪商 0.50 2 2
関大一 0.50 1 1
横浜 0.363 4 7
履正社 0.333 1 2
春日丘 0.00 0 1
桐蔭学園 0.00 0 1
横浜商 0.00 0 6

2回以上対戦がある高校で対戦勝率10割は、大阪は上宮3勝、大阪桐蔭2勝、神奈川は東海大相模3勝となりました。神奈川勢で勝ち越しているのは東海大相模と法政二の2校のみです。また1試合だけの対戦でも大阪4勝、神奈川1勝と大阪勢が勝ち越しています。

横浜は4勝7敗と負け越し、横浜商は0勝6敗と1勝もできませんでした。甲子園で輝かしい実績を残している両校が大阪勢との相性が悪いのは意外でした。

まとめ

高校野球の甲子園大会で大阪勢と神奈川勢はいくつもの名勝負を繰り広げてきました。果たして大阪勢と神奈川勢の対戦成績はどうなっているのか?まとめてみましたが、

といった結果となりました。浪商に2勝1敗の法政二、98年春夏連覇した横浜の印象が強かったので大阪勢が大きく勝ち越しているのは意外でしたが、27試合のうち勝った方がその大会で優勝している試合が14試合あるのもレベルの高い高校同士が上位で対戦するケースが多いからでしょう。

準々決勝以上で対戦したケースも14試合と全27試合の半分を超えました。それ故に大阪勢対神奈川勢がライバル関係にあるという印象も強くなったと言えます。

2020年の甲子園交流試合では大阪桐蔭対東海大相模の対戦が決まりました。両校の甲子園での対決は初、しかもお互いにそれぞれ神奈川勢、大阪勢に対して無敗という実績を残しています。交流試合では果たしてどちらが相手に土をつけるのか非常に興味深い対決となりました。非常に楽しみですね!

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