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甲子園高校野球大阪代表過去の優勝回数と勝利数!大阪桐蔭、履正社、PL学園、浪商、つ、強すぎる!

大阪通天閣

2019年の夏の甲子園は大阪代表履正社高校が初優勝しました。2018年は大阪桐蔭が史上初2度目の春夏連覇を達成、PL学園もかつて春夏連覇を達成しており、同一都道府県で複数校が春夏連覇を達成しているのは大阪代表のみです。

2017年の春の選抜では大阪桐蔭と履正社の史上初の大阪勢同士による決勝戦が行われました。高校野球の長い歴史でも大阪勢は常に全国トップクラスに君臨していましたが、大阪勢が築いてきた甲子園の輝かしい実績、優勝回数や勝利数について紹介したいと思います!

甲子園大会の大阪代表の過去の優勝

都道府県別の甲子園の優勝回数は、大阪は春11回、夏14回の計25回と2位の愛知春11回、夏8回の計19回を引き離して断トツの1位です。まずは春と夏の甲子園の優勝校を見てみましょう。

大阪代表春の甲子園優勝校

学校
1937年(昭和12年) 第14回 浪華商業(現大体大浪商)
1949年(昭和24年) 第21回 北野
1955年(昭和30年) 第27回 浪華商業(現大体大浪商)
1981年(昭和56年) 第53回 PL学園
1982年(昭和57年) 第54回 PL学園
1987年(昭和62年) 第59回 PL学園
1990年(平成2年) 第62回 近大付
1993年(平成5年) 第65回 上宮
2012年(平成24年) 第84回 大阪桐蔭
2017年(平成29年) 第89回 大阪桐蔭
2018年(平成30年) 第90回 大阪桐蔭

春の選抜大会は、大阪代表は計6校、11回の優勝を達成しています。昭和前半は浪華商業、昭和後半はPL学園、平成後半は大阪桐蔭が複数回優勝しているようにこれらの時代はこの3校が全国の高校野球のトップに君臨していた時代です。

さらにすごいのはPL学園、大阪桐蔭ともに選抜の連覇を達成しています。選抜の連覇は戦前の1929年(昭和4年)、1930年(昭和5年)の兵庫代表第一神港商(現神港橘)しかありません。

なお学校別の選抜優勝ランキングは、PL学園、大阪桐蔭の3回は3位タイ、浪商の2回は9位タイとベスト10に同一都道府県から3校ランキングされているのは大阪のみです。

浪商、PL学園、大阪桐蔭の3校以外にも戦後間もないころには大阪府立の北野高校、近大付、上宮は平成前半は甲子園でも常連と各時代に全国トップクラスを輩出しているのがわかります。

大阪代表夏の甲子園優勝校

学校
1946年(昭和21年) 第28回 浪華商業(現大体大浪商)
1961年(昭和36年) 第43回 浪華商業(現大体大浪商)
1963年(昭和38年) 第45回 明星
1968年(昭和43年) 第50回 興国
1978年(昭和53年) 第60回 PL学園
1983年(昭和58年) 第65回 PL学園
1985年(昭和60年) 第67回 PL学園
1987年(昭和62年) 第69回 PL学園
1991年(平成3年) 第73回 大阪桐蔭
2008年(平成20年) 第90回 大阪桐蔭
2012年(平成24年) 第94回 大阪桐蔭
2014年(平成26年) 第96回 大阪桐蔭
2018年(平成30年) 第100回 大阪桐蔭
2019年(令和1年) 第101回 履正社

夏の選手権大会は、大阪代表は計6校、14回の優勝を達成しています。選抜大会と同様、浪商、PL学園、大阪桐蔭が複数回の優勝回数を記録しています。意外にも大阪勢の初優勝は戦後の1946年(昭和21年)の浪商が最初でした。

以降15年間優勝から遠ざかっていますが、浪商が2回目の優勝を果たしてから明星、興国と当時の新鋭校が優勝、さらに10年の時を経てPL学園が1978年(昭和53年)に初優勝を飾りました。

PL学園はこの初優勝以降、10年未満で計4回優勝しています。この頃は、逆転のPLとして西田、木戸のバッテリーで初優勝してから、桑田、清原のKKコンビ、そして立浪、野村、橋本の春夏連覇とPL学園の黄金期を築いていた時代です。

特筆すべきは1981年(昭和56年)以降1985年(昭和60年)までの5年間は毎年春か夏のどちらかの決勝戦にはPL学園が絡んでいた点です。1981年、82年の選抜はPL学園が連覇、83年、85年は選手権で優勝、84年は選手権で準優勝というメンバーが入れ替わっても必ず決勝に進出していました。

平成に入ると大阪桐蔭は初出場初優勝しますが、何と以降17年間も大阪勢が優勝から遠ざかります。しかし2008年に大阪桐蔭が2度目の優勝を飾ると10年間で計4回の優勝を達成、そして2019年に履正社が初優勝、大阪勢による選手権の連覇を果たしました。

学校別の優勝回数ランキングは、大阪桐蔭の5回は3位タイ、PL学園の4回は5位となんとベスト5に大阪勢が2校もランキング、さらに浪商の2回は7位タイとベスト10にド同一都道府県から3校がランキングされているのは、大阪以外では智辯和歌山、桐蔭、向陽の各2回7位タイの和歌山のみです。

甲子園大会の大阪代表の過去の勝利数

都道府県別の甲子園の勝利数は、大阪は春203勝、夏178勝の計381勝と2位兵庫の春171勝、夏140勝の計311勝、3位東京の春125勝、夏181勝の計306勝を断トツに引き離しています。

春の203勝は2位タイ兵庫、愛知の171勝を大きく上回りますが、夏の178勝は東京の181勝にわずか3勝及ばない2位です。しかし夏の東京は長らく東東京、西東京2校が出場しての結果で、東京は出場回数146回、大阪は102回での勝利数です。44回も出場回数が少ないにもかかわらずわずか3勝しか下回っていないのは驚異的です。

甲子園大会大阪代表学校別の勝利数

それでは大阪代表の学校別の甲子園での勝利数はどうなっているのでしょうか?通算勝利数のベスト5を見てみましょう。

順位 学校名 通算(出場数) 春(出場数) 夏(出場数)
1 PL学園 96(37) 48(20) 48(17)
2 大阪桐蔭 63(20) 26(10) 37(10)
3 大体大浪商 49(32) 32(19) 17(13)
4 上宮 22(11) 19(8) 3(3)
4 履正社 22(12) 13(8) 9(4)

1位はPL学園の96勝と春夏の出場回数も37回と最多ですが、1回出場すれば2勝以上するという成績をおさめています。PL学園は何と言っても桑田真澄投手、清原和博選手のKKコンビが、1年生から3年生までの5季連続出場で稼いだ勝利数が23勝と通算勝利数の4分の1近くになります。

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2位は大阪桐蔭ですが、こちらは出場回数は20回にもかかわらず63勝をあげており、1回出場すれば3勝以上するという驚異的な勝率をあげています。2度の春夏連覇、春の連覇など甲子園に出れば勝つという安定さが勝率にそのまま表れています。

4位タイの上宮、履正社も夏の甲子園出場回数は少ないですが、これはPL学園や大阪桐蔭に阻まれる機会も多かったと想像できます。大阪府から複数校の出場可能性のある春の選抜ではともに8回出場していますが、両校とも1回出場すれば1勝以上をあげる勝率となっています。

この結果をみただけでも、大阪府以外の都道府県からすれば甲子園では大阪代表との初戦での対戦は避けたくなりますね。

関連記事:都道府県を代表する高校野球強豪校とは?甲子園歴代出場回数や勝利数で選んでみました!

まとめ

2019年夏の選手権は履正社高校が初優勝、2018年は大阪桐蔭が史上初の2度目の春夏連覇を達成、2018年、2019年と夏の選手権は大阪勢が連覇しました。大阪桐蔭は2017年、2018年と春の選抜を連覇しましたが、2017年は大阪桐蔭と履正社の大阪勢同士の決勝戦でした。

高校野球の大阪代表が、特にここ数年甲子園での無類の強さを発揮しています。甲子園大会の長い歴史でも、浪華商業、PL学園、大阪桐蔭が昭和から平成の各時代で一時代を築いてきました。

大阪代表の甲子園での過去の戦績は一体どんなものなのか調べてみましたが、想像以上の戦績でした。

という結果でした。さらに近年は大阪桐蔭、履正社の大阪2強がそのまま全国の2強かのような戦績をおさめています。中止にはなりましたが2020年の選抜大会には両校とも出場が決定していました。

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この2校が勝ち進んで都道府県別の優勝回数の更新なるのか?勝利数でもどれだけ上積みするのか?に期待しましたが、あえなく大会は中止。選抜の勝利数でベスト10にランキングされる中京大中京、県岐商、智辯和歌山、天理も出場予定だっただけに次回以降の甲子園大会にも注目です。

大阪桐蔭は選抜の勝利数で10位タイの智辯和歌山、天理に1勝差で迫ります。2021年以降の選抜で一気にベスト10に躍り出るのか?あるいは4回目の優勝を果たして優勝回数4回で2位の中京大中京に並ぶのか?大阪桐蔭が勝ち進めば話題になるのではないでしょうか?

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