予選会は10月17日に東京都立川市の陸上自衛隊立川駐屯地内の周回コースをハーフマラソン(21.0975㎞)で実施、9:35にスタート、無観客で開催されました。予選会の結果を見てみましょう!
順位 | 大学名 | 成績 | 本選出場 |
1 | 順天堂大学 | 10:23:34 | 10年連続62回目 |
2 | 中央大学 | 10:26:13 | 4年連続94回目 |
3 | 城西大学 | 10:29:37 | 2年ぶり16回目 |
4 | 神奈川大学 | 10:29:59 | 11年連続52回目 |
5 | 国士館大学 | 10:30:38 | 5年連続49回目 |
6 | 日本体育大学 | 10:30:49 | 73年連続73回目 |
7 | 山梨学院大学 | 10:30:50 | 2年ぶり34回目 |
8 | 法政大学 | 10:33:31 | 6年連続81回目 |
9 | 拓殖大学 | 10:33:46 | 8年連続42回目 |
10 | 専修大学 | 10:33:59 | 7年ぶり69回目 |
雨天の中、新型コロナ感染防止のため立川市街や国営昭和記念公園のコースではなく今予選会は立川駐屯地内の1周約2.6㎞を周回するコースでスタートしました。参加チームは46校、予選通過の上位10枠を目指します。
出場人数は各校10名から12名、留学生は1名までで各校上位10人の合計タイムが少ない順から順位が決まります。
トップは順天堂大学で、ルーキー三浦龍司選手が日本人トップとなる5位の1時間1分41秒でチームをけん引しました。2位には大会最多記録の持つ中央大学は2位で最多回数を94回に更新、2年ぶり本選出場を目指す山梨学院大学も7位で予選通過、34回目の出場を決めています。
専修大学が7年ぶりの本選出場を決めた一方で、前回96回大会で26年ぶりの出場だった筑波大学は11位、前回96回大会で11位だった中央学院大学は12位と本選出場を逃しました。
また本予選会を通過できなかった出場校の記録上位者を中心に関東学生連合チームとして編成され本選に出場しますので、予選通過10校、シード10校と関東学生連合チームの21校が本選に出場することになります。
2020年に開催された箱根駅伝2020第96回大会の1位から10位校がシード10校として箱根駅伝2021第97回大会の出場が決まっています。シード10校は以下の通りです。
前回96回大会順位 | 前回タイム | 大学名 |
1 | 10:45:23 | 青山学院大学 |
2 | 10:48:25 | 東海大学 |
3 | 10:54:20 | 國學院大學 |
4 | 10:54:23 | 帝京大学 |
5 | 10:54:27 | 東京国際大学 |
6 | 10:54:46 | 明治大学 |
7 | 10:57:43 | 早稲田大学 |
8 | 10:57:44 | 駒澤大学 |
9 | 10:58:17 | 創価大学 |
10 | 10:59:11 | 東洋大学 |
青山学院は2015年の第91回大会に初出場して以来4連覇、2019年第97回大会は東海大学が初優勝、青山学院大学は2位となりますが、前回の2020年に見事返り咲きしています。歴代最多優勝14回の中央大学は予選通過、優勝回数13回で2位の早稲田大学はシード校として本選出場が決まっています。
青山学院の連覇、東海大学が返り咲くのか?11月1日に行われた「秩父宮賜杯第52回全日本大学駅伝対校選手権大会」では、駒澤大学が優勝、東海大学は2位、青山学院は4位となりました。この3校以外では明治大学が3位、早稲田大学5位、東洋大学が6位の成績をおさめています。
創価大学を除く9校が全日本大学駅伝で10位以内に入っており、箱根駅伝2021予選会1位校の順天堂大学が8位となっています。箱根駅伝2021でも全日本大学駅伝で10位以内の10校を中心に優勝が争われるのではないでしょうか?
さて例年沿道での応援を楽しみにしている方も多いとは思いますが、2021年の第97回大会箱根駅伝では無観客での開催となりました。2020年9月20日に関東学生陸上競技連盟が新型コロナウイルス感染防止のため今年度の同連盟が主催する大会の全てを無観客で開催すると発表しています。
駅伝についてはさらに沿道での応援も自粛するよう呼び掛けており、出場校の応援団による集団応援や会場周辺での小旗の配布物も禁止としています。
大学三大駅伝として10月11日に開催予定だった「第32回出雲全日本大学選抜駅伝競走」も中止、11月1日開催の「秩父宮賜杯第52回全日本大学駅伝対校選手権」では出場チームや関係者による沿道での応援自粛で開催されました。
箱根駅伝でも予選会は通常と異なる開催とし立川駐屯地内の周回コースで行われましたが、開閉会式も縮小ないし場合によっては実施しないこととしています。今大会はテレビ放送での応援を推奨するなど感染拡大の防止に向けて最大限の注意を払ってる様子がうかがえます。
なおテレビ中継は共催である読売新聞社の系列局日本テレビ(特別後援)で例年1月2日、3日の7時50分から中継されます。午前8時に東京都内の読売新聞社前でスタートしますが、このスタートに先立ち早朝5時50分からは事前番組、7時からはスタート直前の第1部番組も放送されます。
またテレビ以外でもNHKと文化放送がラジオ中継しています。2021年はテレビ、ラジオで箱根駅伝を楽しむファンも多いのではないでしょうか?
箱根駅伝2021(正式名称「第97回東京箱根間往復大学駅伝競争」)が2021年1月2日(土)、3日(日)の2日間開催されます。しかし箱根駅伝2021は例年のスケジュール通り開催されるものの、無観客開催や沿道での応援、観戦も自粛が求められることとなりました。
10月17日に開催された箱根駅伝の予選会では上位10校が本選出場権を獲得しました。また前回第96回箱根駅伝の上位10校はシード校として箱根駅伝2021の本選出場が決定しており、ここまで紹介してきました。
大学三大駅伝も出雲駅伝は中止、全日本大学駅伝は無観客、沿道応援自粛と新型コロナ感染拡大防止のための措置が取られました。毎年恒例の箱根駅伝も感染拡大防止の措置が取られテレビ観戦も推奨されています。
テレビ中継は例年通り1月2日、3日に中継されるものの沿道の応援がないのは少し寂しいですが、選手が感染することなく無事に開催されるよう願いたいですね。