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プロ野球、2軍戦観戦の楽しみ方。1軍戦よりも面白い4つの理由!

2軍戦の試合風景

プロ野球といえば普通は1軍戦、すなわち東京ドームをはじめとした日本各地のドーム球場や主要都市にある専用球場など収容人数の大きい球場で開催されるものが俗にいうプロ野球です。

こういった1軍戦は、観客数からメディアの数、知名度は日本で一番メジャーなゲームで、プロ野球観戦と言えばこれら1軍戦がメインです。

プロ野球の観戦チケットは座席によってはそれなりに高価になりますし、チケットが取れないこともあります。またゲームがいつも本拠地で開催されるわけではありません。年間試合数の半数が本拠地ですので、残りの半数はビジターで遠征に出ています。

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一方で2軍戦、ファームともいわれるいわば1軍昇格を目指す選手たちの試合も日本各地で開催されています。2軍戦の場合は、本拠地のエリアを日本の東西でイースタン、ウェスタンの2リーグに分かれます。

東京、横浜より東、北のチームの7チーム(巨人、横浜、ヤクルト、西武、千葉、楽天、日ハム)がイースタンリーグ、名古屋より西の5チーム(中日、阪神、オリックス、広島、ソフトバンク)がウェスタンリーグとなります。

これは1軍と違って遠征の時間とコストを優先して区分けされています。ウェスタンは1軍の本拠地と同じ地区で試合をしますが、イースタンは北海道日本ハムは千葉の鎌ケ谷に2軍の本拠地があるため、仙台に本拠地を置く楽天を除いてほとんどの試合が関東圏内で開催されます。

ウェスタンはチーム数が少ない分、本拠地での開催数が多くあります。イースタン、ウェスタンともに1軍戦のゲームがないときも2軍戦のゲームが地元で開催されていることも多く、プロ野球ファンにとっては1軍戦の試合がない期間は2軍戦で楽しむという位置づけにもなっています。そんな2軍戦ですが、1軍戦にはない独特の野球観戦の楽しみ方があります。是非見ていきましょう!

とにかくお手軽、チケットも安い、入手しやすい!

あたりまえですが、1軍戦とは違い有名選手も少なければペナントレースの行方にも影響がない分ファンの思い入れも小さいです。もちろん選手のプレイのレベルも1軍と2軍とは違ってきますので2軍戦はあくまでも育成という側面も否めません。

その分、球団側も2軍戦で収益を上げるというよりは1軍ではなく2軍を応援するようなコアなファンに少しだけ観戦料をいただいて育成に活用するという考えがあります。すなわちチケットが安いのが最大のメリットです。

球団としても育成目的で2軍戦を組んではいますが、運営上コストはかかるのでここでは収益を上げるのではなくファンの方に身近に感じてもらいたいという思いで価格設定をしています。

そのためチケット価格はかなり抑え気味で、球団のファンクラブ会員ならば招待券や割引券が普通にありますし、当日気が向けばチケットを球場の売り場で購入してそのまま観戦できるという手軽さがあります。

当日券は普通に入手できますし、入手した後でもたいてい球場の良い席で観戦できることの方が多いです。折角ですから一度球場に足を運んでみてはいかがでしょうか?

とにかくプロ野球観戦したいという方には2軍戦はかなりお手軽です!

とにかく選手との距離が近い!

1軍の試合があるような大きな球場では、応援団の声援も大きいのでベンチからの掛け声やスタンドからのヤジでさえ聞こえないことが多いです。

しかし2軍戦が開催される球場は収容人員も少なく応援団もいないのでとにかく現場、グラウンドの声が生々しく聞こえてきます。

デッドボールなんかがあれば「どこ投げてんだ~」といったベンチの声や自軍の選手に対して守備位置を指示する声などプロがどんな場面でどんな声掛けをするのかがよくわかります。

2軍戦の投球練習

さらに1軍のような球場と異なりブルペンがファウルグラウンドにあったり、スタンドとグラウンドが近かったりするので間近に選手を見ることができます。このため選手間の日常の会話も聞こえてきますし、普段のやり取りが見えるので身近に感じることもあります。

また2軍戦は勝敗よりもお気に入りの選手を応援するという傾向も強いのでヤジも何となく優しい?というかかなり球場でも笑いが起きる(選手を決してけなさない)ヤジが多く、選手にも聞こえているかもしれませんが励みになるようなヤジが多いように感じます。

地方に行けば行くほどヤジは楽しいと思います。例えばその地方の出身高校の選手がほかのエリアのプロ野球球団に入団し、2軍戦で故郷に戻ってきたりした日なんかは「早よ戻って来いよ~」という温かいのか温かくないのかわからないようなヤジが狭い球場一体を盛り上げることなんかもあったりします。

野球好きの人からすればむしろ2軍戦の方が選手との距離が近くて楽しめるのではないでしょうか?

関連記事:プロ野球育成選手の年俸、給料は?制度や待遇の違い、活躍した選手は?

実は有名選手が結構いる!

2軍戦とはいうものの実は1軍で活躍している選手が調整のために2軍にいたり、もっと面白いのは昨年、一昨年は高校野球なら甲子園、大学野球なら神宮球場を湧かせた選手が普通に出場していることです。

あたりまえかもしれませんが、アマチュアで活躍した選手が即1軍で活躍できないのがプロの世界です。そのため結構、アマチュアで活躍していた選手を間近に見ることができるのが2軍戦の醍醐味ではないでしょうか?

2軍から1軍で活躍していくまでをファンとして応援するのですが、あの全国で有名な選手がこの地元にいるというだけで楽しいですし、高校野球ファン、大学野球ファンからすれば有名な選手が応援する球団の2軍にいるだけで楽しいと思います。

僕自身も2軍戦にはたまにしか行かないのですが、いざ球場に足を運んでみると結構甲子園を湧かせた選手がいたりしてテンションが上がったりしますし、甲子園球場よりも逆に身近にみられるという点で2軍戦は非常に面白いと感じます。

世代を超えて甲子園で活躍した選手を同時に見られることは1軍戦でも珍しいわけではないですが、間近に見られるのは2軍戦ならではです。

もちろん1軍でしのぎを削るのがプロの世界なんだと思いますが、2軍にいるのはもったいないけれどそれぞれの時代を湧かせた選手に会えるのは2軍戦の楽しみだと思います。彼らには頑張って1軍に上がって活躍してほしいですが、こういう観方はかなり楽しいのではないかと思います。

青空球場の良さ!

屋根のない青空球場と屋根のあるドーム球場のそれぞれの良さに関してはいろいろな意見があると思いますが、プロ野球の本拠地の半分がドーム球場となっている現在、青空球場の良さも見直されています。ドーム球場では当たり前の人工芝とは異なる青空球場の天然芝の青さや季節を感じながら野球観戦できるのは青空球場ならではです。

ドーム球場が多いのは梅雨のある日本では仕方がないと思いますが、ドーム球場であるがゆえに青空の下で観る野球の本来の楽しさが損なわれている面もあるのではないかと感じてしまいます。

そういう点では、2軍戦はドーム球場で試合をするケースは少なくほとんど青空球場で試合をします。ドーム球場の使用料が高いこともありますが、1軍の試合がメインで使われることとコンサートなどに使用されることも多いのでドーム球場は使用しません。

青空球場で活動することがメインなので2軍選手は日に焼け、その中で早く1軍に上がろうと頑張ります。真夏ならば熱中症の心配もありますが、青空球場に詰めかける人々の熱意を感じるとともに青空球場である2軍戦も夏を感じられるのではないでしょうか?

まとめ

プロ野球の2軍戦の観戦の楽しみ方を紹介してきました。プロ野球、高校野球とは違う楽しみ方が2軍戦にあるということを解説してきましたが、2軍戦の醍醐味は手軽さという点とチケット入手方法という点でも優れていると思います。

  • チケットの入手やすさと手軽さ
  • 選手との距離の近さ
  • 有名選手に出会える
  • 青空球場の良さ

以上、プロ野球の2軍戦の観戦の楽しみ方はいろいろありますが、1軍の試合にはない魅力が詰まっています。是非2軍戦を楽しんでいただきたいと思います。

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