高校野球の地方大会と一口に言っても夏の予選、春季大会、秋季大会などの県予選から各地区(東北、関東、東海、近畿など)の県代表が戦う地区大会があります。基本的にどの大会でも試合情報の確認やチケットの入手方法は同じですので、まずはどうやって試合情報を確認し、チケット購入はどうすればよいかご紹介します。
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休日か平日か、球場へのアクセス、駐車場の広さや有無、対戦カード、有名選手がいるかによって入場できなかったり、近隣の駐車場が空いていないなど予定通り観戦できないことも起きます。特に初心者の方にとっては、地方大会で人気が出る試合のポイントを押さえ対策をすることで確実に観戦をすることができます。
ここでは地方大会の観戦におけるポイントを押さえて、初心者の方でも安心して気軽に球場に足を運ぶことができるように解説したいと思います。
地方大会を観戦したいという場合、母校、強豪校、有名選手がいる高校など特定の高校の試合を目的とすることが多いと思います。あるいはとにかくどんなカードでも良いから近くの球場に行くということもあると思います。
いずれにしてもどこの球場で何日に何時からどことどこの試合があるのかという情報を確認する必要があります。
地方大会の序盤なら10~20試合を1日で開催することもありますから県内のたいていの市営球場などで試合があることもありますが、それでも夏休み前か夏休み期間中かで平日に試合があるかないかも変わってきます。
多くの都道府県では夏休み前は土日祝日にしか開催しないケースが多いです。また夏休み中でも試合のある日とない日もあります。
こういった試合の開催情報はたいていの新聞の地方版には当日掲載されますが、事前に確認するならば各都道府県の高校野球連盟のホームページで確認することができます。また主催者の新聞社のホームページにも地方別に掲載されています。
ここで気を付けなければいけないのが、雨天順延による開催日の情報です。晴天続きで当初の予定通り開催されれば問題ないですが、梅雨にもかかる時期ですので全てが予定通りに開催されることの方が稀です。
この場合、日にち、時間も変更になりますが、場合にっては球場が変更になることもあります。また開催予定の前日なんかに雨が降った場合は当日ぎりぎりまで決行か延期かわからないこともあります。
この時は上記のホームページでも更新が間に合わないことが多いのでかなり厄介です。まして人気カードであれば、早めにいかないとチケットや良い座席が確保できないため早めに行く必要がありますが、試合があるのかどうかわからないのに球場に向かうということも起こります。
こんな時に僕が一番あてにしているのは、SNSと天気予報です。SNSの中でも5chの各地方大会板は、特に大会期間中は非常に盛り上がっており、すでに現地入りして天気情報、人の入り、開催の有無を実況してくれる人もいます。
この情報を頼りにしながら、あとは天気予報を参考に球場に向かうか様子を見るかを決めます。予想に反することもありますが、現地で雨が降っていない、天気予報も何とか持ちそうだというときは球場に向かいます。
逆に雨量が多い、天気予報も雨天というときは様子を見るといいますか、割り切って球場に行かないこともあります。これは仮に開催されても雨天で観戦するリスクと試合途中に中止になるリスクを勘案しての判断ですが、それでも行きたい場合はとりあえず球場付近まで行って待機するということもあります。
待機した結果、延期ということもありますが、その場合はあきらめて帰るしかありません…。試合情報の確認は予定通りであれば何も問題はありませんが、雨天の時は情報収集に少し苦労するので注意が必要です。
地方大会でも地元の強豪同士の対戦や全国区の有名な選手が登場する場合は、想像以上の観客が押し寄せます。この場合の注意点を以下に挙げます。
よほどでない限りチケットが売り切れ、球場に入れないというケースはないと思いますが、球場入りに時間がかかり外野席しか空いていないというケースはよくあります。
折角の人気カードですし、プロ野球と異なり座席に価格差はないので少しでもグラウンドに近い座席で観たほうが良いです。また試合開始直後に試合が動くこともありますので、できるだけ試合開始には間に合わせたいところです。
こういった状況を避けるためには、やはり時間に相当余裕をもって球場に向かうことと公共交通機関を利用するほうが無難です。公共交通機関の場合は最寄り駅からシャトルバスが出るケースもありますので駐車場探しに奔走したり、球場から離れた駐車場に留めるリスクは軽減されます。
究極的には前の晩に球場入りすることもありますが、寝られなくて肝心の試合中に居眠りしないことだけはないようにしたいですね。
人気カードかどうかの判断はなかなか難しいですが、やっぱり地元の伝統校や全国的に話題にされている高校は観客は多くなりますし、県外からくるケースもあります。
また準決勝、決勝に初の進出という高校などがあると一気に観客が増えます。ここ数年の高校野球人気はすさまじいものがあります、思った以上に観客が多いことは良くありますので余裕をもって球場入りしたいものです。
地方大会のチケットは基本的に当日売りしかありません。値段は500~700円くらいが相場のようです。また座席指定もないのが通常です。またチケット販売サイトでの取り扱いもありませんので当日チケット売り場で入手するしかありません。
ただしチケットが売り切れとなるケースはまれですので行列に並びさえすれば入手はできると思います。
なお地方大会の場合、同一の日の開催日に限り複数球場への入場は1枚のチケットで入場できます。たとえば第1試合で観戦した後、別の球場に移動して第2試合を観戦、その後さらに別の球場に移動して第3試合を観戦ということも可能です。
よほどの組み合わせでない限りここまでする人も多くはないと思いますが、地方大会のチケットは再入場を認めているケースが多いためこういった楽しみ方も地方大会の醍醐味ではないでしょうか。
高校野球の観戦初心者の方にとって、観戦するためにはどうしたらよいのかという点について解説してきました。観戦自体は全く難しいことではありませんが、地方大会ならではの注意点、ポイントは
を押さえておけばいつでも気軽に観戦できます。試合がいつどこで行われるのか、実際に開催されるのかを確認することと、さらに確実に観戦するために必要なことは押さえておきましょう!