まずは各評論家、解説者の予想を一覧にしてみました。ちなみに昨年の順位は、1位巨人、2位DeNA、3位阪神、4位広島、5位中日、6位ヤクルトでした。
解説者 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 |
岡田彰布 | 阪神 | DeNA | 巨人 | 広島 | ヤクルト | 中日 |
達川光男 | 広島 | 阪神 | DeNA | 巨人 | ヤクルト | 中日 |
江本孟紀 | 巨人 | 広島 | 阪神 | DeNA | ヤクルト | 中日 |
古田敦也 | 阪神 | 広島 | ヤクルト | 巨人 | DeNA | 中日 |
伊原春樹 | 広島 | 巨人 | 阪神 | 中日 | DeNA | ヤクルト |
真中満 | DeNA | 巨人 | ヤクルト | 阪神 | 広島 | 中日 |
高木豊 | DeNA | 巨人 | 中日 | 阪神 | 広島 | ヤクルト |
駒田徳広 | 広島 | 巨人 | DeNA | 阪神 | 中日 | ヤクルト |
井端弘和 | 阪神 | 巨人 | 中日 | 広島 | DeNA | ヤクルト |
赤星憲広 | 巨人 | 阪神 | 中日 | 広島 | DeNA | ヤクルト |
斉藤雅樹 | 巨人 | 広島 | DeNA | 阪神 | 中日 | ヤクルト |
里崎智也 | 中日 | 巨人 | 広島 | 阪神 | DeNA | ヤクルト |
評論家、解説者12人の順位予想は、1位は巨人、広島、阪神が3名ずつ、DeNAが2名、中日1名、ヤクルト0名でした。2位には巨人が6名と半数、広島3名、阪神2名、DeNA1名と巨人、広島、阪神が優勝争いに絡むという予想が大半を占めています。
逆に最下位の6位は、ヤクルトと中日しかなくヤクルト7名、中日5名と昨年最下位のヤクルト、5位の中日のみで占めました。5位、6位には巨人、阪神は入っていませんでした。
この予想から1位6点、2位5点、3位4点、4位3点、5位2点、6位1点で集計すると
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 |
巨人 | 阪神 | 広島 | DeNA | 中日 | ヤクルト |
58点 | 51点 | 50点 | 42点 | 30点 | 21点 |
全体的にありがちなのは解説者の出身球団にはそれぞれ甘めになる傾向がありますが、巨人、阪神、広島は上位評価が多い結果となりました。
昨年優勝した巨人は、やはりメジャー移籍した山口俊や引退した阿部慎之助の穴をどう埋めるのかという点で1位予想は3名と少なかったのですが、それでも総合力で抜けているという評価が主流でした。
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阪神は新外国人次第という意見もありますが、投手力が高く、近本、高山といった打線も状態が良いという評価から上位に推す声が多く、広島は戦力ダウンもなく勝ち方を知っている点、新人森下投手の上積みなどからこれら3球団が高ポイントを得ました。
DeNAは筒香選手、ヤクルトはバレンティン選手が抜けた点がマイナス評価、中日は昨年終盤の勝ち方を評価する声もありダークホース的な位置づけにしている解説者が多かったものの、昨年同様5位中日、6位ヤクルトの評価でした。
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続いてパリーグの順位予想一覧ですが、昨年の順位は、1位西武、2位ソフトバンク、3位楽天、4位ロッテ、5位日ハム、6位オリックスでした。
解説者 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 |
岡田彰布 | ソフトバンク | 西武 | 楽天 | ロッテ | オリックス | 日ハム |
達川光男 | 楽天 | ソフトバンク | ロッテ | 西武 | 日ハム | オリックス |
江本孟紀 | ソフトバンク | 西武 | 楽天 | 日ハム | ロッテ | オリックス |
古田敦也 | ソフトバンク | ロッテ | 楽天 | 西武 | 日ハム | オリックス |
伊原春樹 | ソフトバンク | 西武 | ロッテ | 楽天 | オリックス | 日ハム |
真中満 | 楽天 | ソフトバンク | 西武 | ロッテ | オリックス | 日ハム |
高木豊 | 楽天 | ソフトバンク | 西武 | ロッテ | オリックス | 日ハム |
駒田徳広 | ソフトバンク | 西武 | ロッテ | 楽天 | 日ハム | オリックス |
井端弘和 | ソフトバンク | 楽天 | 西武 | オリックス | ロッテ | 日ハム |
赤星憲広 | ソフトバンク | 楽天 | オリックス | 西武 | ロッテ | 日ハム |
斉藤雅樹 | ソフトバンク | 西武 | 楽天 | ロッテ | 日ハム | オリックス |
里崎智也 | 楽天 | ソフトバンク | 西武 | ロッテ | オリックス | 日ハム |
1位予想はやはり断トツでソフトバンクが8名でしたが、意外だったのは昨年優勝の西武を差し置いて楽天を1位予想する人が4名いました。ソフトバンクは全解説者が2位以上に予想するという「鉄板」予想となっています。
2位の予想は、西武が5名、ソフトバンクが4名、楽天2名、ロッテ1名となりました。楽天を1位予想した解説者は2位は全てソフトバンクと予想、言い換えればソフトバンクを唯一上回る球団は楽天と予想しているのが興味深いです。
一方で、最下位の6位予想は、セリーグと同じように昨年の5位、6位チームの日ハム、オリックスで占めました。しかし6位は日ハムが7名、オリックスが5名と予想順位の多さでは昨年の順位と入れ替わっています。
この予想からセリーグ同様に1位6点、2位5点、3位4点、4位3点、5位2点、6位1点で集計すると
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 |
ソフトバンク | 楽天 | 西武 | ロッテ | オリックス | 日ハム |
68点 | 56点 | 50点 | 38点 | 22点 | 18点 |
リーグ優勝を逃しながらも昨年日本シリーズで巨人に4タテで日本一となったソフトバンクは圧倒的なポイント数となりました。ここ数年の安定したチーム力の高さにバレンティンが加わって盤石な布陣となったと言えるでしょう。
昨年覇者の西武を押しのけて2位にランキングされたのは楽天、昨年3位の実力に加え涌井、鈴木大と大型補強にも成功、出遅れた則本、岸が復調すればソフトバンクを上回ることもありうるとの予想です。
3位の西武はやはり秋山選手の抜けた穴を埋めきれないというのが理由が最も多く、強力打線で勝ち上がった昨年から得点力ダウンを不安視す声がありました。
一方5位オリックスの22点、6位日ハムの18点はセリーグの中日、ヤクルトに比べてもポイントが低く目立った戦力の上積みがない点もマイナスに響き、大方の予想で5位、6位を独占する形となりました。
パリーグはAクラスとBクラスの予想がはっきり分かれる結果となりました。優勝争い、クライマックスシリーズ出場はソフトバンク、楽天、西武に絞り込まれたかのような予想で、セリーグの上位4チームの混戦予想と比べてもはっきりわかれそうです。
2020年のプロ野球シーズンの開幕は3月20日から4月10日以降への延期が決定、開幕の状況も見通せません。それでもシーズン開幕を待ち望んで多くのファンが楽しみにしていることと思います。
シーズン開幕前には、評論家、解説者による順位予想が恒例で行われますが、今回もいろんな評論家の方々が順位予想をしています。それぞれの順位予想一覧からポイントで集計した結果、セリーグ、パリーグの順位予想は
という結果になりました。セリーグは上位4チームの混戦が見込まれるのに対してパリーグはソフトバンクを推す声が圧倒的に多く、次いで楽天、西武がAクラスを占めるという予想になりました。
新型コロナウィルスの影響で今後もまだまだ予断を許さない状況ですが、終息を祈りつつプロ野球の開幕を楽しみにしたいものです。