野球が100倍楽しくなるブログ

2020早稲田大学野球部新入生メンバーカルテット!阪神ドラフト並みの顔触れの新入部員とは?

早稲田大学大隈講堂

2020年の早稲田大学野球部の合格者が発表されました。今回の早大野球部新入生メンバーのうち豪華な4人が名を連ねており、2019年阪神のドラフト会議なみの顔触れとなっています。

2019年の高校野球、春夏の甲子園大会は春が東邦の優勝、準優勝は習志野高校、夏が履正社の優勝となりましたが、この春夏の優勝、準優勝校の主力3人と強打者として注目され3回の甲子園出場を誇る野手が入学します。

主力の3人とは、東邦の4番熊田任洋遊撃手、習志野のエース飯塚脩人投手、履正社のエース清水大成投手でU18侍ジャパンの代表にも選ばれました。もう一人の野手は山梨学院の野村健太選手で侍ジャパンにこそ選出されませんでしたが、高校通算53本塁打の強打者としてプロも注目の打者でした。

この新入部員4選手がどんな経歴なのか是非紹介したいと思います。見ていきましょう!

2020年早稲田大学野球部新入生カルテットの経歴

東邦高校熊田任洋遊撃手の経歴

名前 熊田 任洋(くまだ とうよう)
投打 右投げ左打ち
ポジション 遊撃手
出身地 岐阜県
生年月日

2001年4月15日

身長 174cm
体重 76Kg
経歴 愛知一宮ボーイズ(岐阜市立長森東小学校)
岐阜青山ボーイズ(岐阜市立長森中学校)
東邦高校

熊田選手は岐阜県出身で、中学時代は硬式リーグの岐阜青山ボーイズで遊撃手、東邦高校に入学後も1年夏からベンチ入り、2年の春には選抜甲子園大会に出場するも初戦の2回戦で敗退します。

3年春にはドラフト1位で中日に入団した石川昴弥選手が投手兼3番、熊田選手は4番遊撃手で出場、同校5回目の歴代最多回数となる選抜優勝を飾りました。3年の夏は愛知県予選2回戦でまさかの敗戦を喫しますが、U18侍ジャパンの高校代表メンバーに選出されました。

侍ジャパンでは、石川選手と揃って活躍しますが、後半は指名打者として起用されました。高校通算22本塁打とパンチ力もありますが、守備範囲の広さと高いミート力が持ち味です。

チームメイトの石川選手と比較してまだプロのレベルには達していないと判断、早慶戦にあこがれ東京六大学の早稲田大学に入学します。大学でさらなるレベルアップをはかりプロ入りを目指します。

関連記事:中日ドラフト1位指名!石川昴弥(東邦)の身長、体重、プロフィールは?

習志野高校飯塚脩人投手の経歴

名前 飯塚 脩人(いいづか しゅうと)
投打 右投げ左打ち
ポジション 投手
出身地 千葉県
生年月日

2002年3月20日

身長 178cm
体重 84Kg
経歴 大久保フロッグス(習志野市立大久保小学校)
習志野市立習志野第二中学校軟式野球部
習志野高校

飯塚投手は、小学校から中学まで軟式野球でプレーしました。中学では控えの投手でしたが、名門習志野高校に入学後、1学年先輩の千葉ロッテマリーンズの古谷拓郎と出会います。

古谷投手からいろんなアドバイスを受けて投球フォームを改善、入学当初120㎞前後の球速が2年時には145㎞をマークするなど急速に成長します。2年の秋には関東大会ベスト4の立役者となり、翌年の選抜甲子園に出場、決勝戦で東邦高校に敗戦するも準優勝までチームを引っ張りました。

3年の夏にも千葉県予選を勝ち抜いて甲子園出場、2回戦で敗退するも甲子園で存在感を発揮しU18侍ジャパンにも選出されました。最速151㎞の直球にフォーク、チェンジアップを交え、侍ジャパンでも4試合を無失点と好投しました。

飯塚投手自身も高校日本代表のチームメイトだった佐々木、奥川投手と比較し、まだプロに行くレベルにないと判断し早稲田大学に入学しました。大学では自身も課題としている体力不足を克服し、4年後にはプロ野球の世界に飛び込むことを目標としています。

高校時代は継投で試合の後半を投げていましたが、あの力強い投球で1試合を投げ切ることができればプロ入りも決して夢ではないのではないでしょうか?

履正社高校清水大成投手の経歴

名前 清水 大成(しみず たいせい)
投打 左投げ左打ち
ポジション 投手
出身地 兵庫県
生年月日

2001年6月5日

身長 176cm
体重 76Kg
経歴 東レッドソックス(丹波市立東小学校)
ヤングベースボールネットワーク(丹波市立氷上中学校)
履正社高校

清水投手は小学生時代は東レッドソックスで軟式野球を始め、中学からはヤングベースボールネットワークで硬式野球でプレーします。履正社高校では1年の夏からベンチ入りを果たし、2年秋からエース、翌年の選抜甲子園大会に出場しますが、初戦で奥川投手擁する星稜高校に敗戦します。

3年夏にも大阪府予選を勝ち抜き甲子園に出場、決勝戦では星稜高校に選抜のリベンジを果たし見事同校初の全国制覇を成し遂げました。直球の球速は145㎞を計測、スライダー、カットボール、カーブ、チェンジアップなど多彩な球種を操ります。

関連記事:2019夏の甲子園決勝戦の勝敗予想!履正社の大阪勢連覇か石川勢初優勝の星稜か?

高校のチームメイトには阪神ドラフト2位の井上広大選手がいました。投手と野手で立場は違いますが、身近にプロ入り選手がいるということで大いに刺激を受けることでしょう。

プロか社会人かで迷った時期もありましたが、大学では全てにおいてランクアップをはかり4年後のプロ入りを目指します。高校時代には優勝の瞬間に経験できなかった胴上げ投手をまずは大学で達成することを目標にさらなる飛躍を誓います。

山梨学院高校野村健太左翼手の経歴

名前 野村 健太(のむら けんた)
投打 右投げ右打ち
ポジション 左翼手
出身地 愛知県
生年月日

2001年8月27日

身長 180cm
体重 97Kg
経歴 安城リトル(安城市立安城北部小学校)
衣浦シニア(安城市立東山中学校)
山梨学院高校

野村選手は、愛知県出身で安城リトル、衣浦シニアと小学生から硬式野球でプレーします。山梨学院に入学後は1年の秋からベンチ入りしました。2年の夏には甲子園出場するも1回戦で敗退。

しかし3年春にも選抜甲子園に出場すると初戦の札幌第一高校戦ではバックスクリーンへの本塁打を含む2本塁打をマーク、「山梨のデスパイネ」として一躍脚光を浴びました。結局春は2回戦敗退、夏にも甲子園出場を果たしますが1回戦敗退と甲子園ではふるいませんでした。

U18侍ジャパンメンバーには最終的にもれましたが、高校通算53本塁打の長打力はプロにも注目されました。高校卒業後は高校時代の恩師吉田洸二監督からの勧めもあり早稲田大学に入学します。

大学では慶応大学高橋由伸さん(元巨人)のもつ東京六大学リーグの通算本塁打記録23本を超える24本を目指します。当然、4年後のプロ入りを目標として、U18からプロ入りした選手にライバル心を燃やします。

同世代高校生の代表的スラッガーが大学入りを果たしてどんな成績を残してプロ入りするのかにも注目です。

阪神の2019年ドラフト指名選手は?

さて2020年の早稲田新入生カルテットの顔触れは、2019年の阪神ドラフト指名選手とそん色ないと冒頭でふれましたが、一体どんな選手が指名されたのでしょうか?

順位 氏名 ポジション 出身校
1位 西純矢 投手 創志学園高校
2位 井上広大 外野手 履正社高校
3位 及川雅貴 投手 横浜高校
4位 遠藤成 内野手 東海大相模高校
5位 藤田健斗 捕手 中京学院大中京高校
6位 小川一平 投手 東海大学九州キャンパス

阪神のドラフト5位までは全て高校生、しかも全員甲子園に出場しています。さらに西純也投手、遠藤成内野手はU18侍ジャパンの高校日本代表選手です。

関連記事:2019年の高校野球U18日本代表発表!選考基準や選出されなかった有名選手は?

井上広大選手は夏優勝校の4番打者、藤田健斗捕手は夏ベスト4、及川投手は2年時から甲子園のマウンドを踏む好投手左腕とどの選手も甲子園で注目された選手です。甲子園のスターが阪神タイガースの本拠地で再び甲子園のスタートして活躍する日が楽しみですね。

しかし経歴だけを見れば、早稲田の新入生カルテットもU18侍ジャパン代表選手3名、甲子園2回以上出場、優勝、準優勝経験の選手は3名と阪神のドラフト指名選手にまったく引けをとりません。

このカルテット選手がここの阪神のドラフト指名選手に名を連ねていても何らそん色ないです。このカルテットが1年生から活躍すれば、2015年秋以来の優勝をぐっと引き寄せることができるでしょう!

関連記事:大学野球リーグの仕組みや大会の種類は?全国大会っていくつあるの?

まとめ

2020年の早稲田大学野球部新入生メンバーには豪華な4人が名を連ねました。この新入部員4選手は、2019年阪神のドラフト会議なみの顔触れとなっています。その4選手とは、

  • 春の甲子園優勝、東邦の4番熊田任洋遊撃手
  • 春の甲子園準優勝、習志野のエース飯塚脩人投手
  • 夏の甲子園優勝、履正社のエース清水大成投手
  • 高校通算53本塁打の山梨学院野村健太選手

の4選手です。プロ注目の野村選手こそU18侍ジャパンの高校代表にはおれましたが、それ以外の3名はU18侍ジャパンでも活躍しました。

また阪神のドラフト5位までは甲子園を湧かせた高校生、U18侍ジャパンの高校代表選手で、

  • 1位西純也投手、創志館
  • 2位井上広大、履正社
  • 3位及川雅貴、横浜
  • 4位遠藤成、東海大相模
  • 5位藤田健斗、中京学院大中京

ですが、早稲田新入生カルテットはこの阪神ドラフト組と比較しても全く引けを取りません。

2015年の秋以来、東京六大学リーグ優勝から遠ざかっている早稲田大学に新戦力が加わって、六大学の勢力図が変わるのでしょうか?大学野球も目が離せないですね!

広告
モバイルバージョンを終了