2019年の出場校は、北から八戸学院光星(青森)、仙台育英(宮城)、作新学院(栃木)、霞ケ浦(茨城)、関東第一(東京)、星稜(石川)、中京学院大中京(岐阜)、履正社(大阪)、明石商業(兵庫)、智辯和歌山(和歌山)、宇部鴻城(山口)、海星(長崎)の12校に、補欠校が高岡商業(富山)、鶴岡東(山形)の2校となります。
これらの出場校を見てもわかるように、直前の夏の甲子園のベスト8校が出場します。出場条件は、このベスト8校に開催県茨城県の代表である霞ケ浦と3回戦進出校のうち地域性を考慮した3校、今回でいえば智弁和歌山、宇部鴻城、海星の3校が選出されています。
しかし出場条件というのは明確なものがあるわけではありません。慣例ではベスト8校がすんなりと出場することが多いのですが、ここに地域性が考慮されることがあります。例えば2015年の場合は、早稲田実業、関東一の東京勢2校がベスト8(両校ともベスト4まで進出)になったにも関わらず関東一が選考されませんでした。
国体の選考では1県1校という地域性が優先されるようです。さらにベスト8以外では3回戦で敗退したチームのうち、好ゲームを演じたチームに地域性を加味して選考される傾向にあります。
今回で言えば、星稜とのタイブレークの末敗退した智辯和歌山やともに3回戦で接戦だった中国勢の宇部鴻城、九州勢の海星が選出されました。このあたりは上記の好ゲーム、地域性という点からすんなりと決まったのではないでしょうか?
国民大会という性質上、チームの成績、実力もさることながら、全国からなるべくバランスよく参加することも重視されるようです。夏の甲子園の戦績を考慮しながら各地区の代表的な高校を選出するというのが選考基準に優先されるのでしょう。
夏の甲子園が終わり甲子園ロスの状態に陥っている方には国体観戦がおススメです。2019年の国体出場校は
となりました。
夏の甲子園が終了して1か月後にその甲子園で活躍したチームの再戦を見られるのが国体の醍醐味です。少し頭髪の伸びた高校球児に再会してまだまだ終わらない夏を堪能してみてはいかがでしょうか?