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第94回選抜高校野球、スポーツ紙ABC評価と優勝候補ランキング!2022春の甲子園出場校の評価は?

2022年(令和4年)3月18日より阪神甲子園球場で第94回センバツ高校野球大会が開催されます。1月28日には選考委員会により一般枠、21世紀枠を含めた出場校32校が決定しました。

選抜甲子園の出場校が発表された翌日付で各スポーツ紙が恒例の選抜出場校のABC評価を掲載しています。各校のA、B、C評価を集計してランキング、最もA評価を集めたのはどこの高校か?各スポーツ紙の特徴とともに紹介します!

スポーツ6紙の優勝予想、評価は?

第94回センバツ高校野球大会の出場校決定後、スポーツ6紙が各校をABC評価しています。このABC評価は大会ごとに行われ恒例となっています。評価はどのようになっているでしょうか?

地区 学校 スポニチ ニッカン 報知 サンスポ デイリー 東中ス
北海道(1) クラーク B B B B B B
東北(2)
花巻東(岩手) A A B A A A
聖光学院(福島) B B C B B B
関東・東京(6)
明秀学園日立(茨城) A A A A B A
山梨学院(山梨) B A B B B B
木更津総合(千葉) B B B B B B
浦和学院(埼玉) C B B A B B
国学院久我山(東京) B A B B B B
二松学舎大付(東京) B B B B B B
東海(2)
日大三島(静岡) B B B B B B
大垣日大(岐阜) B C C B B B
北信越(2)
敦賀気比(福井) B B B A B A
星稜(石川) B B B B B B
近畿(7) 大阪桐蔭(大阪) A A A A A A
和歌山東(和歌山) B B B B B B
天理(奈良) B B B B B B
金光大阪(大阪) B C B B B B
京都国際(京都) A A A B A A
市立和歌山(和歌山) C C B B B B
東洋大姫路(兵庫) C B B B B C
中国(3) 広陵(広島) A A A A A A
広島商業(広島) B B B B B B
倉敷工業(岡山) C B C B B B
四国(2)
高知(高知) B B B A A B
鳴門(徳島) B B B B B B
九州(4) 九州国際大付(福岡) A A A A A A
大島(鹿児島) B B B B B B
有田工業(佐賀) B C C B B C
長崎日大(長崎) B C C B B C
21世紀枠(3)
只見(福島) C C C C C C
丹生(福井) C C C C C C
大分舞鶴(大分) C C C C C C

スポーツ紙各紙のABC評価数は?

スポーツ紙 A B C
スポーツニッポン 6 19 7
日刊スポーツ 8 16 8
スポーツ報知 5 19 8
サンケイスポーツ 8 21 3
デイリースポーツ 6 23 3

東京中日スポーツ

7 19 6

各紙の評価結果のうち、A評価を最も多くつけたのは日刊とサンケイの2紙で8つ、逆に最も少なかったのは報知の5つでした。一方でC評価は日刊、報知が8つで最多、サンケイ、デイリーは3つで最少、いずれも21世紀枠の3校でした。

報知は辛めの評価、サンケイは甘めの評価とも言えますが、B評価が23と最多のデイリーに次ぐ21のサンケイは無難な評価とも言えます。A、C評価ともに最多の日刊はメリハリを利かせた評価と言えるでしょう。

各紙での大きな差はありませんでしたが、唯一同一校にA評価とC評価が付いたのが浦和学院でスポニチがC、サンケイがAと分かれたのが特徴的でした。

それでは各紙の評価のランキングについて見ていきましょう。

スポーツ各紙の評価ランキングは?

6紙全てがA評価をつけたのは、大阪桐蔭、広陵、九州国際大付の3校となっています。各地区大会の優勝校、神宮大会の優勝校の大阪桐蔭、準優勝校の広陵、ベスト4の九州国際大付と順当な評価と言えるでしょう。

実際にこの3校は力があり、選抜でも優勝候補に挙げられるのは間違いありません。

花巻東、明秀学園日立、京都国際の3校がB評価1つとなりました。花巻東は報知、明秀学園日立はデイリー、京都国際はサンケイがそれぞれB評価。花巻東は注目のスラッガー佐々木麟太郎選手の活躍で神宮大会ベスト4、明秀学園日立も関東大会優勝の実力校です。

京都国際は近畿大会ベスト8ながら、昨夏の甲子園ではベスト4、当時2年生で主戦だったプロ注目左腕森下、本格派右腕平野の両投手を始め主力が多く残り、甲子園での経験値が評価されての高評価となりました。

上記の6校に次いでA評価が4つ、あるいは3つの高校はありませんでした。A評価が2紙の高校は敦賀気比高知で、敦賀気比はサンケイ、東京中日、高知はサンケイとデイリーがそれぞれA評価となりました。

いずれも地区大会の優勝校ですが、やや辛めの評価とはいえ十分力はあるのではないでしょうか?

A評価が1つの高校が山梨学院、浦和学院、国学院久我山の関東の3校でした。山梨学院、国学院久我山はニッカン、浦和学院はサンケイがA評価、浦和学院はスポニチがC評価と両極端の評価となったのは浦和学院だけでした。

国学院久我山は東京都大会で優勝でしたがA評価が一つでしたが、同じく北海道大会優勝のクラークはオールB評価とやや厳しめの評価となりました。

今回はオールA、あるいはA評価5つの高校は6校でしたが、その次がA評価2つの2校と上位6校との差がついた結果となりました。

この評価通りでいけばこの6校から優勝校がでても不思議はないでしょうが、果たしてどうなるのか?前評判通りにならないのが高校野球、どんな結果が待っているのか楽しみですね。

只見、丹生、大分舞鶴の21世紀枠3校のみがオールC評価というとなりました。21世紀枠は都道府県大会の上位進出、あるいは地区大会で敗退している高校が多いのでどうしても低評価になりがちです。

かつての戦績でも甲子園に出場しても初戦敗退するケースが多いこともありますが、ベスト4まで進出した高校も宜野座(2001年沖縄)、利府(2009年宮城)の2校あります。是非、躍進してほしいものです。

まとめ

2022年春の甲子園大会、第94回センバツ高校野球大会の出場校が決定、スポーツ6紙による恒例のABC評価のランキングと優勝予想をまとめました。

スポーツ6紙のランキングは

となりました。スポーツ紙の予想は強豪校や甲子園常連校、選抜の場合は秋季の地区大会優勝校に高めの評価がつく傾向が強いです。戦力を評価する公式戦が長い期間ないので仕方がないでしょう。

それがゆえに評価の対象となる秋季大会から一冬超えて期間も4か月ほど空くため、各校の戦力も変動します。秋季大会の結果が春の成績に直結しないことも多くあります。

一発勝負のトーナメント、初戦で優勝候補同士がつぶし合うことも珍しくありません。試合をするたびに成長していくチームが勝ち進んでいくこともあるので、高評価の高校も低評価の高校も是非全力を出し切ってほしいですね。

新型コロナの感染拡大がまた騒がれていますが、球児の夢を壊さないように大会だけは何が何でも開催してほしいものです。

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