第99回全国高等学校サッカー選手権大会は2020年12月31日(木)から2021年1月11日(月)の決勝戦まで開催、東京、埼玉などの首都圏を中心に準々決勝までの各試合を行い、準決勝、決勝は国立競技場ではなく埼玉スタジアム2002で行われます。
試合は準々決勝までは40分ハーフの前後半80分、同点の場合はPK、準決勝は45分ハーフの前後半90分、同点の場合はPKですが、決勝戦のみ45分ハーフの前後半90分に同点の場合はさらに10分ハーフの延長戦20分を行いそれでも同点の場合はPK戦を行います。
それでは第99回大会の出場校一覧を見てみましょう!
地区 | 学校 | 回数 |
北海道 | 札幌大谷 | 5年ぶり3回目 |
青森 | 青森山田 | 24年連続26回目 |
岩手 | 遠野 | 2年ぶり29回目 |
秋田 | 明桜 | 27年ぶり4回目 |
宮城 | 仙台育英 | 4年連続35回目 |
山形 | 日大山形 | 5年ぶり14回目 |
福島 | 学法石川 | 初出場 |
地区 | 学校 | 回数 |
茨城 | 鹿島学園 | 4年ぶり9回目 |
栃木 | 矢板中央 | 4年連続11回目 |
群馬 | 前橋商 | 16年ぶり12回目 |
埼玉第二 | 昌平 | 2年連続4回目 |
千葉 | 市立船橋 | 2年連続23回目 |
東京A | 関東第一 | 3年ぶり3回目 |
東京B | 堀越 | 29年ぶり3回目 |
神奈川 | 桐蔭学園 | 3年ぶり10回目 |
山梨 | 山梨学院 | 3年ぶり7回目 |
地区 | 学校 | 回数 |
新潟 | 帝京長岡 | 3年連続8回目 |
長野 | 松本国際 | 2年連続4回目 |
富山 | 富山第一 | 6年連続31回目 |
石川 | 星稜 | 2年ぶり29回目 |
福井 | 丸岡 | 3年連続31回目 |
地区 | 学校 | 回数 |
静岡 | 藤枝明誠 | 4年ぶり3回目 |
愛知 | 東海学園 | 7年ぶり4回目 |
岐阜 | 帝京大可児 | 2年連続7回目 |
三重 | 海星 | 4年ぶり2回目 |
地区 | 学校 | 回数 |
滋賀 | 近江 | 初出場 |
京都 | 京都橘 | 2年連続9回目 |
大阪 | 履正社 | 6年ぶり3回目 |
兵庫 | 神戸弘陵 | 2年連続11回目 |
奈良 | 山辺 | 初出場 |
和歌山 | 初芝橋本 | 3年ぶり16回目 |
地区 | 学校 | 回数 |
鳥取 | 米子北 | 11年連続16回目 |
島根 | 大社 | 5年ぶり10回目 |
岡山 | 作陽 | 3年ぶり24回目 |
広島 | 広島皆実 | 2年連続16回目 |
山口 | 高川学園 | 2年連続26回目 |
地区 | 学校 | 回数 |
徳島 | 徳島市立 | 3年連続18回目 |
香川 | 大手前高松 | 2年連続2回目 |
愛媛 | 新田 | 39年ぶり3回目 |
高知 | 明徳義塾 | 4年ぶり8回目 |
地区 | 学校 | 回数 |
福岡 | 東福岡 | 2年ぶり21回目 |
佐賀 | 佐賀東 | 3年ぶり11回目 |
長崎 | 創成館 | 初出場 |
熊本 | ルーテル学院 | 4年ぶり5回目 |
大分 | 日本文理大附 | 初出場 |
宮崎 | 宮崎日大 | 初出場 |
鹿児島 | 神村学園 | 4年連続8回目 |
沖縄 | 那覇西 | 2年ぶり17回目 |
11月16日に第99回大会の組み合わせ抽選が行われました。シードは前年度の選手権大会のベスト4以上の都道府県に割り当てられ、準決勝まで対戦しないように振り分けられます。
前年は優勝が静岡学園(静岡)、準優勝が青森山田(青森)、ベスト4が矢板中央(栃木)、帝京長岡(新潟)だったので、99回大会は静岡代表藤枝明誠、青森代表青森山田、栃木代表矢板中央、新潟代表帝京長岡と静岡以外は前年の代表校がそのままシードとなります。
では組み合わせとベスト8予想を各ブロックごとに見てみましょう。
校名 | 1回戦(12月31日) | 2回戦(1月2日) | 3回戦(1月3日) |
藤枝明誠 | 14:10浦和駒場 | 14:10浦和駒場 | |
新田 | |||
山梨学院 | 12:05浦和駒場 | 14:10NACK5大宮 | |
米子北 | |||
鹿島学園 | 14:10浦和駒場 | ||
海星 |
このブロックは静岡代表の藤枝明誠が勝ち抜くのではないでしょうか?静岡予選でも昨年の優勝校静岡学園を準決勝で3-0で破った実力はかなりのものだと思います。三重県予選で四日市中央工を破った三重海星も不気味な存在ですが、藤枝明誠の力は抜けていると思います。
校名 | 1回戦(12月31日) | 2回戦(1月2日) | 3回戦(1月3日) |
松本国際 | 14:10NACK5大宮 | 12:05浦和駒場 | 12:05浦和駒場 |
京都橘 | |||
昌平 | 12:05NACK5大宮 | ||
高川学園 | |||
学法石川 | 12:05NACK5大宮 | ||
創成館 |
このブロックではJリーグ内定者4選手を抱える埼玉の昌平が大本命でしょう。初戦の相手は選手権の常連校高川学園、2回戦も順当ならば京都橘と有力校との対戦が続くかもしれませんが、無難に勝ち上がってきそうです。
校名 | 1回戦(12月31日) | 2回戦(1月2日) | 3回戦(1月3日) |
仙台育英 | 14:10フクダ電子アリーナ | 12:05フクダ電子アリーナ | |
宮崎日大 | |||
市立船橋 | 14:10フクダ電子アリーナ | 12:05フクダ電子アリーナ | |
佐賀東 | |||
明桜 | 12:05フクダ電子アリーナ | ||
那覇西 |
このブロックも全国屈指の強豪市立船橋が優位ではないでしょうか。選手権の常連校昨年のベスト8校仙台育英も力がありそうですが、ここは順当に市船が勝ち上がると見ます。
校名 | 1回戦(12月31日) | 2回戦(1月2日) | 3回戦(1月3日) |
関東第一 | 12:05ゼットエーオリプリ | 12:05ゼットエーオリプリ | 14:10フクダ電子アリーナ |
山辺 | |||
遠野 | 14:10ゼットエーオリプリ | ||
神戸弘陵 | |||
履正社 | 14:10ゼットエーオリプリ | ||
帝京長岡 |
シード校帝京長岡は昨年ベスト4の実力が発揮されるならば勝ち抜く可能性が最も高そうです。兵庫の神戸弘陵も実力はありそうですが、昨年の3回戦で帝京長岡が5-0と圧勝しています。今年になってこの点差を埋められるのかにも注目ですが、シード校帝京長岡が優勢ではないでしょうか?
校名 | 1回戦(12月31日) | 2回戦(1月2日) | 3回戦(1月3日) |
矢板中央 | 14:10ニッパツ三ツ沢 | 14:10等々力競技場 | |
徳島市立 | |||
星稜 | 14:10等々力競技場 | 14:10等々力競技場 | |
作陽 | |||
桐蔭学園 | 12:05等々力競技場 | ||
東福岡 |
このブロックは、シード校の矢板中央、昨年のベスト8校徳島市立、さらに東福岡、桐蔭学園、星稜といった強豪校が集中する激戦ブロックとなりました。1回戦の好カード桐蔭学園対東福岡は高校ラグビーでも激熱なカードですが、シード校で昨年ベスト4の矢板中央と昨年ベスト8徳島市立の初戦も目が離せません。
どこが勝ち上がってもおかしくない激戦区で予想は非常に難しいですが、近年の活躍が目覚ましいシード校矢板中央が勝ち抜けると予想します。
校名 | 1回戦(12月31日) | 2回戦(1月2日) | 3回戦(1月3日) |
日大山形 | 14:10ニッパツ三ツ沢 | 12:05ニッパツ三ツ沢 | 12:05等々力競技場 |
近江 | |||
前橋商 | 12:05ニッパツ三ツ沢 | ||
神村学園 | |||
富山第一 | 12:05等々力競技場 | ||
日本文理大附 |
このブロックでは選手権の常連で優勝経験のある6年連続出場の富山第一に鹿児島の4年連続出場神村学園が続く構図となりそうです。富山第一は県予選も圧倒的な強さで勝ち上がってきました。
この両校は昨年の2回戦で富山第一が1-0で神村学園を下しています。お互いに勝ち上がれば昨年の再戦もありえますが、ここは富山第一が勝ち上がると予想します。
校名 | 1回戦(12月31日) | 2回戦(1月2日) | 3回戦(1月3日) |
堀越 | 12:05駒沢競技場 | 12:05駒沢競技場 | |
大社 | |||
丸岡 | 14:10味の素西が丘 | 12:05味の素西が丘 | |
ルーテル学院 | |||
札幌大谷 | 12:05味の素西が丘 | ||
大手前高松 |
このブロックは昨年に続いての出場は福井の丸岡、香川の大手前高松のみでともに2回戦敗退。この両校以外は堀越の29年ぶりを始め、4~5年ぶりの出場とブランクのある高校が集まりました。
抜けた高校がなくどこの高校にもチャンスがあり最も混戦になりそうです。昨年ベスト4の矢板中央に1-2で惜敗した大手前高松が初戦を乗り切れば勝ち上がってくのではないかと思いますが、ちょっと予想が難しいです。
校名 | 1回戦(12月31日) | 2回戦(1月2日) | 3回戦(1月3日) |
帝京大可児 | 12:05駒沢競技場 | 14:10味の素西が丘 | 14:10駒沢競技場 |
初芝橋本 | |||
東海学園 | 14:10駒沢競技場 | ||
明徳義塾 | |||
広島皆実 | 14:10駒沢競技場 | ||
青森山田 |
このブロックではシード校、昨年の準優勝校青森山田が頭一つ抜けています。初戦の広島皆実も優勝経験のある有力校ですが、ここを難なく乗り越えれば青森山田がそのまま勝ち抜いていくでしょう。
ベスト8予想は
と予想しました。結局シード校4校とも入れるというオーソドックスな予想となってしまった感は否めません。市立船橋、矢板中央、大手前高松のブロックは特に予想困難ですが、予想通りにならないのが高校サッカーの面白さでもあります。
さてこのベスト8予想校からずばり優勝候補を予想するならば
の3校で近年の活躍やJリーガー内定選手を擁する昌平を本命としました。昨年準優勝の青森山田も実力はあると思いますが、ここは昌平の初優勝があるのでは?と期待込みでの予想となりました。
2020年世代はコロナ禍により全国大会がなかったため、実力を測る場面がありませんでした。さらに練習不足がどんな影響を与えるのかも不明ですので、全く予想通りの展開とならないことも十分あり得ますが、とにかく無事に開催されることを祈るばかりです。
第99回全国高校サッカー選手権大会が12月31日から開催され、46都道府県の各代表校と東京都の代表2校の計48校が熱戦を繰り広げます。ここまで第99回大会の日程や出場校一覧を紹介しました。
さらに優勝候補の予想をしましたが、組み合わせが決まった8つのブロックからベスト8を予想、最終的な優勝候補を予想しました。
ベスト8は
の8校と予想、優勝候補は
とあまり面白みのない予想となってしまいました。予想とは全く違う結果になることも多いにあり得ますが、いずれにしてもまずは無事に開催されることを願うばかりです。大会開幕が待ちきれないですね!