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広島鈴木誠也出身校、血液型、通算成績は?高校通算本塁打もすごかった!

広島カープの4番打者鈴木誠也選手は、広島が25年ぶりの優勝を達成した2016年には「神ってる」と流行語大賞にもなるほどの活躍で一躍ブレークしました。その後もクリーンアップとして定着し今や不動の4番打者です。

第2回WBSCプレミア12の日本代表でも4番打者を務め、カープのみならず日本を代表する打者にまで成長しました。鈴木誠也選手とはどんな選手なのか?出身校や血液型から通算成績などの経歴、はたまた高校通算本塁打も43本と高校時代の活躍など紹介します!

鈴木誠也選手のプロフィール

鈴木誠也選手は、2012年にドラフト2位で広島カープに内野手として入団しました。プロフィールについて見ていきましょう。

名前 鈴木 誠也(すずき せいや)
誕生日 1994年(平成6年)8月18日
投打・ポジション 右投右打外野手
出身 東京都荒川区
出身校 二松学舎大付属高校(東京)
身長・体重 181㎝、96㎏
血液型 A型
ドラフト年、順位 2012年2位

鈴木誠也選手は小学校2年生の時に荒川リトルで野球を始め、中学は荒川シニアに所属していました。二松学舎大付属高校へ進学後は1年秋からエースとなります。しかし高校時代は2年、3年と夏の大会で東東京大会の準決勝で敗退しました。

春夏ともに甲子園へ出場することはできませんでしたが、投手として最速148㎞を記録、高校通算本塁打も43本と投打にわたり超高校級の活躍をしました。高校通算本塁打のランキングは清宮幸太郎選手の111本を筆頭に50本以上達成した選手は30人以上います。

しかし高校時代に投手を兼務してプロ入り後も活躍している選手では、中田翔選手(日ハム)87本、今宮健太(ソフトバンク)62本、大谷翔平56本(エンゼルス)、秋山拓巳48本(阪神)に次ぐ本数です。ちなみにこれらの選手は甲子園にも出場しており球速も150㎞前後の投手でした。

鈴木選手もこれらの選手に匹敵するほどの身体能力があることが想像できます。実際に広島カープのスカウトは鈴木選手の打力と走力を高く評価して野手としてドラフト2位指名しました。

鈴木誠也選手の通算成績

2012年に入団し2013年の1年目から1軍出場しています。2020年までの通算8年間の成績を見ていきましょう。

年度 試合 打席 打数 安打 打点 本塁打 打率
2013 11 14 12 1 1 0 .083
2014 36 68 64 22 7 1 .344
2015 97 238 211 58 25 5 .275
2016 129 528 466 156 95 29 .335
2017 115 512 437 131 90 26 .300
2018 124 520 422 135 94 30 .320
2019 140 612 499 167 87 28 .335
2020 118 514 430 129 75 25 .300
通算 770 3006 2541 799 474 144 .314

入団1年目の2013年は11試合に出場して1安打、2年目の2014年は36試合の出場ながらも打率.344と頭角を現し始めます。2015年には97試合に出場、レギュラー定着に向けて足固めのシーズンとなりました。

そして4年目の2016年にブレークを果たします。最も象徴的なのは、6月の交流戦オリックス戦で2試合連続サヨナラホームラン、プロ野球史上10人目の記録を達成しました。この時に緒方監督が「神ってる」とコメントしたことで世間からの注目を集めることになり、「神ってる」は流行語大賞に選ばれました。

この2試合連続サヨナラ弾の翌日では、サヨナラとはならないものの同点の場面で決勝ホームランを放ち3試合連続の決勝弾、連続サヨナラ弾を含む3試合連続決勝弾は史上初の記録となりました。この連勝をきっかけに勢いに乗ったカープは首位を独走、25年ぶりのリーグ制覇を決めました。

鈴木選手はこのシーズン29本塁打、95打点と大活躍します。ホームランを放った日にカープが負けた試合は2試合のみ、「鈴木が打てばチームが勝つ」という存在にまでなりました。

ただし鈴木選手はこの「神ってる」というフレーズに少し引っかかるものを感じていたようで、「まぐれと言われているような気がして少し嫌だった」という思いを抱いていました。

2017年からは鈴木選手は4番打者として定着します。2017年は第4回ワールドベースボールクラシックの日本代表にも選出、5試合に出場しましたが、打率は.214と好成績を残すことはできませんでしたが、カープでは2017年、2018年とチーム3連覇に貢献。

2019年には首位打者、最高出塁率の2冠を獲得、もはや神ってるという表現のされない「打って当たり前」の存在となっています。2020年はコロナ禍で試合数が縮小される中、タイトルこそ獲得なりませんでしたが、打率、本塁打、打点ともにリーグベスト10入りを果たしています。

ここまでの現役生活で、鈴木選手は2016年から5年連続のベストナイン、ゴールデングラブ賞は2016年、2017年、2019年、2020年の4回獲得しています。2019年のWBSCプレミア12の日本代表では全試合で4番を任され、打率.444、13打点の成績を残しWBSCベストナインにも選ばれました。

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このように鈴木選手はプロ入り7年26歳の若さにして日本を代表する大打者となりました。打率、本塁打ともにトプクラスの成績であとは盗塁をふやすことができればトリプルスリーも夢ではありません。

また1年程度の延期が決定された東京五輪でも日本代表としての活躍が期待されます。日本のメダルは鈴木選手にかかっていると言っても過言ではないでしょう。

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鈴木誠也選手の生涯年俸、年俸推移

鈴木選手は2012年に契約金6,000万円、年俸600万円で入団契約しました。2021年までの9年間の生涯年俸、年俸推移を見てみましょう。

年度 年俸(推定)
2013 600万円
2014 650万円
2015 900万円
2016 1,700万円
2017 6,000万円
2018 9,000万円
2019 1億6,000万円
2020 2億8,000万円
2021 3億1,000万円
通算 9億3,850万円

高校卒業後に入団して4年目に1,000万円を超えてからは、大きく昇給しながら右肩上がりで年俸が増えています。そして2021年の年俸は、広島の野手で歴代最高額となる3億1,000万円となりました。

ここまでの通算の年俸は9億3,850万円と10億円まであと一歩のところまで到達、将来的にはメジャー挑戦も十分考えられます。早ければ2022年にはFA権の取得もありますが、その前にポスティングによるメジャー移籍が実現するかもしれません。

本人もメジャー志向はあるようですので、メジャー移籍で年俸がいくらになるのかも今後の注目ですね。

まとめ

広島カープの4番打者鈴木誠也選手は、第2回WBSCプレミア12の日本代表でも4番打者を務め好成績を残しました。今やカープのみならず日本を代表する打者の出身校や血液型、通算成績、さらに高校通算本塁打や年俸推移などを紹介しました。

流行語大賞にも選ばれた「神ってる」というフレーズで2016年に一躍大ブレーク、チーム3連覇にも貢献しました。高校時代は甲子園出場はなかったものの投手兼で高校通算本塁打43本は大器の片りんを表しています。

ベストナイン5回、ゴールデングラブ4回に2019年には首位打者、最高出塁率の2冠も獲得、大打者としてのすごみを増してきましたが、近い将来にもメジャー移籍が十分考えられます。

延期が決まった東京五輪の代表選出も間違いないと思われます、ここで一気に活躍してポスティングによるメジャー移籍もあるかもしれません。今後の活躍にも期待したいですね。

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