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楽天嶋捕手の去就、ヤクルトに決まり!生涯年俸や通算成績など経歴は?

次はどこでかぶる?

プロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスの嶋基宏捕手(34)の去就が注目されています。10月初旬、1億円以下は25%までと定められた減額制限を大幅に超える年俸の提示を球団から受けていましたが、嶋捕手はこの提示を受け入れずに自由契約を選択することにしました。

今季嶋捕手は最少となる57試合の出場にとどまり、CS(クライマックスシリーズ)にも1軍への声がかかりませんでした。嶋捕手は「大事なCSに呼ばれていないということは戦力として見られていないこと」と自信の立場を受け止めました。

さらに大幅減額についても「金額うんぬんよりも少しでも出場機会だったり、フラットな目で見て勝負させてもらえるところに行きたい」と純粋に競争できることを求め退団の意思を固めました。

球団の石井一久ゼネラルマネージャー(GM、46)は「将来的に指導者としてのオファーもした。本人は先発でプレーしたい気持ちが強かった。特別な存在なのでいつか帰ってきてほしい」とコメントしました。

楽天を退団することが決定的となった嶋捕手はヤクルトへの移籍が決定しました。名捕手として活躍してきた嶋捕手のここまでの通算成績、生涯年俸やプロフィールなどの経歴はどんなものでしょうか?見ていきましょう。

楽天嶋捕手のプロフィールと経歴

プロフィール

嶋捕手のプロフィールは以下の通りです。

名前 嶋基宏(しまもとひろ)
誕生日 1984年(昭和59年)12月13日
投打・ポジション 右投右打・捕手
出身 岐阜県
出身高校 中京大中京高校(愛知)
出身大学 國學院大學
身長・体重 179㎝、82㎏
ドラフト年、順位 2006年大学・社会人3巡目

嶋捕手は高校時代は2塁手として第74回センバツ甲子園に出場しています。國學院大學進学後に捕手にコンバートされ現在まで捕手として出場しています。また2011年の東日本大震災の復興支援として開催された慈善試合前のあいさつで「見せましょう、野球の底力を」という言葉は話題にもなりました。

学生時代からその人柄にも定評があった嶋捕手は2007年に東北楽天ゴールデンイーグルスに入団して以来、13年間楽天一筋でマスクをかぶり続けてきました。そんな嶋捕手の通算成績について見ていきましょう。

通算成績

2007年のルーキーイヤーから1軍出場し続けてきた嶋捕手の通算打撃成績は以下の通りです。

年度 試合 打席 打数 安打 打点 打率
2007 125 354 312 57 16 .183
2008 85 223 196 45 19 .230
2009 106 294 249 58 14 .233
2010 127 485 422 133 43 .315
2011 129 421 362 81 28 .224
2012 91 316 265 77 8 .291
2013 134 507 447 115 48 .257
2014 126 432 350 92 36 .263
2015 117 411 338 74 18 .219
2016 80 256 199 54 17 .271
2017 112 369 281 56 28 .199
2018 113 361 315 65 21 .206
2019 57 131 110 23 15 .209
2020 20 45 41 4 4 .098
通算 1422 4605 3887 934 315 .240

捕手ですので守備面、リード面が重視されるポジションということから、打撃成績は飛びぬけてよい数字というわけではありませんが、通算打率が.242とあるのは打つ方でもチームに貢献してきたといえるのではないでしょうか?

2007年は開幕1軍登録され盗塁阻止率リーグ2位を記録、オールスターにもファン投票で出場を果たします。以降は、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を各2回、日本代表や日本プロ野球選手会第8代目会長も務めています。

2020年からはヤクルトでプレーしますが、20試合に出場、45打席で打率.098にとどまりました。

年俸推移

2006年に契約金7,500万円で楽天に入団以降の年俸推移は以下の通りです。

年度 年俸(推定)
2007 1,200万円
2008 2,200万円
2009 2,300万円
2010 2,700万円
2011 5,800万円
2012 6,000万円
2013 6,000万円
2014 1億2,000万円
2015 1億2,000万円
2016 1億1,000万円
2017 1億円
2018 1億円
2019 1億円
2020 4,000万円
2021 4,000万円
通算 9億9,200万円

2013年に楽天は球団初のリーグ優勝、日本一に輝き、捕手として貢献した嶋捕手は年俸が大幅アップ、2014年から4年契約1億2,000万円+出来高払いの契約を結びました。

ヤクルトに移籍後の2020年、2021年は4,000万円と年俸を下げましたが、2021年は巻き返しなるのか期待したいところです。

注目の嶋捕手の去就、ヤクルトに決定!

さて楽天退団が決定した嶋捕手の去就にはプロ野球ファンも注目しました。ヤクルト、中日、ロッテが獲得に興味を示しているようでしたが、ここにきてヤクルトへの移籍が決定しました。

自由契約となった嶋捕手が他球団との契約交渉が可能となる11月12日以降に交渉が始まりましたが、嶋捕手も「選手会長として長年やってきたのでルールはきちんと守りたい。トライアウト後から話を進めていく。いろいろ考えて方向性は固まってきた」とコメントしました。

この方向性とはヤクルトを指しているという説が有力でした。ヤクルトは今季のチーム防御率4.78と12球団ワーストで捕手を含めたバッテリーの整備が喫緊の課題です。ドラフトでも星稜奥川投手を獲得、課題克服へ向けて次の一手を模索していたところです。

さらにヤクルトの正捕手の中村悠平捕手は10月に右ひじの手術を受け、松本直樹ら若手の控え保守も経験が少ないため、ベテランの嶋捕手を何としても獲得したいでしょう。高津新監督も「いい捕手であるのは間違いない」と発言、嶋捕手もこういったチーム事情に魅力を感じていました。

一方で高校までの地元、出身地岐阜県ということで中日も獲得に興味を示しているという報道もありました。中日は今季オフに武山、杉山の捕手を解雇、捕手の補強が課題というチーム事情もありましたが、加藤匠馬捕手など若手育成を重視しているという点から嶋捕手の思いと一致しないという見方があったようです。

子供のころから中日ファン、尊敬する捕手も谷繁元信捕手だったことから中日と相思相愛ではという見方もありましたが、結局中日とは縁がない結果となりました。

さらにヤクルトは2年契約を提示したようです。自由契約選手に複数年契約の提示という条件も嶋捕手の心を動かす可能性はあったでしょう。チーム事情と本人の意向が一致しているヤクルトへの入団が決定したのはこういった点も重要視したのでしょう。

まとめ

プロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスの嶋捕手が自由契約となり、現役続行を希望している嶋捕手には他球団も獲得に興味を示していました。そんな去就が注目される嶋捕手はどこの球団に行くのか?が注目されていました。

ここまで楽天の正捕手として13年間楽天一筋で活躍してきた嶋選手の通算成績、生涯年俸などの経歴を紹介してきました。

名捕手として活躍してきた嶋捕手が楽天を退団、ヤクルトへの移籍が確定しました。新天地ヤクルトでどんな活躍を見せるのか?来季の嶋捕手の活躍に期待したいですね!

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